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2022年 4回目のキャンプ in 朝霧高原・アサギリ高原パラグライダースクール&キャンプ場 (2022/3/19〜3/21)
3月も半ばを過ぎれば、桜の便りも聞こえたりしますよね。平地で気温が20℃近くになれば、少々標高が高くても寒さが緩んでいるんじゃないかなーって思ってました。
そんな折、新たにキャンプ場を始めた施設があると知って、すぐに予約ぶっこみました。ネット情報では一泊ひとり500円! 2泊2人で2,000円となってました。そりゃ安いわー。予約サイトから申し込んでみたけど、請求金額はやっぱり2,000円と出てる。マジかー。
朝霧と言えばふもとっぱら。ここは隣接とも言って良いほど場所も近く、目の前には富士花鳥園もある。500mと歩いて行ける距離に道の駅もある。なにかと便は良さそう。
そんなわけで3月のキャンプはアサギリ高原パラグライダースクール&キャンプ場となりました。ふもとっぱらに行く時によく見かける施設なので意外。知らなかったなぁ。
やっぱりなー
11時チェックインでチェックアウト11時。きっちり24時間利用できるじゃないか。良くあるパターンは午後チェックインで午前チェックアウトですが、これはなんとなく損した気になる。人間がちいちゃいから。だからってチェックイン8時、チェックアウト15時とかってのが良いかって言うと、昨年の田貫湖のように、少々不満があっても空いてる場所だからとテントを捻じ込んでみれば、もっといい場所が後になって撤収して行って、ゆっくり来た人がそこに設営して、「ギギギなんだか悔ちぃ」なんてこともあったりするから、まあほどほどに越したことは無いんですけどね。
一応は11時を目指して起床して準備もするわけなんですが、思った通りに出発できた試しがない。大抵は予定時刻を良くて30分、下手すりゃ1時間過ぎてしまったり。そうすると当然到着時刻も遅れるわけで、11時から11時、なんて事はもうどうでもいいのだけどね。
新東名の駿河湾沼津SAに立ち寄って、いつものわさび餃子を購入。このSAにはゆるキャン△のあおいちゃん看板があったはず……。って無い!? ゆるキャン△ではあおいちゃん推しだったので残念。てか、いい歳こいて不気味なこと言うな。
新富士ICからは一本道。天気予報アプリでは3日間晴れとなっていたけど、キッパリ曇ってる。まあこれからお天道様出てくれるんでしょ、天気予報じゃそうなってるもんね、と強く思うことにする。……でもね、たぶん、きっと、降るなぁ、この空模様。
迷うことなく現着。ああ、これは知らんはずだ。受付棟に隠れてサイト見えないし。特に離れたサイト②は500m程も距離がある。はなからキャンプ場と知っていれば気付くだろうけど、そうじゃなければ見過ごしてしまう。駐車場に車を停めて、受付します。……結論から言えば、2,000円はあくまでも人数料金。これに別途テント設営料金とタープ設営料金が加算されます。休前日料金が適用されて支払額は7,000円でした。やっぱ2,000円はないかー。でもまあ、安い方かな。
スタッフさんと会話したのはこの時点が最初で最後。チェックアウトの手続きも無いので、その後は全く会いませんでした。
寒風吹遊び、雨粒は横に飛ぶ
今回は管理棟裏のサイト①にしました。なぜならトイレと水場が1か所しか無く、しかもサイト②は車の乗り入れは出来ますが、何しろ距離が500mぐらい離れてる。夜中にトイレに行ったら途中で迷いそうな感じ。私は寒い時期は夜中のトイレを我慢してしまうたちで、朝になってから「あー、ちっこちっこ」と慌てることが多い。かみさんは我慢が効かないので夜中でもトイレに行く。いずれにしてもこれだけ離れていると、途中でダム決壊なんてことにもなりかねないから。
車はサイトの直近に停めましたが、それでも25mほどの距離。そこをカートを使って運搬しました。サイトは芝生。みっちりと隙間なく、厚みもあってふかふかとした柔らかさ。ところどころに黒土の塊りがあります。これはモグラかなと思いましたが、それにしては踏みしめた感じもある。後で気付きましたが、焚火で焼けた芝生の補修で、上から土をかけてる様です。
芝のダメージ回避と汚れを防ぐためと、万が一のモグラ対応で土の場所を避けてテントとタープを設営。サイトは多少の起伏や傾斜、凹凸はあるけど、おおむね平坦。その中でもなるべく平らで水平に近い場所を選びました。これは昨年の田貫湖の経験ですが、ワンポールテントは平坦かつ水平でないとテントがちゃんと展開出来ない。どこかに変なシワが寄っちゃう。
ペグは10〜15cmほどまではゆるっと刺さります。土がだいぶ柔らかい。その下には整地で敷いた砕石らしき、ザリザリっとした感触。そこにハンマーで叩き込むと、グッと効いてくる。したがって出来れば25cm長以上のソリッドペグが望ましいです。土が柔らかいのは、おそらくだけどパラグライダーの着地のためでしょう。割と近くにランディングしてるのを見てたけど、結構衝撃がありそうだったから。また、着地時の怪我を防ぐために、芝の上は入念に石拾いと点検をしていました。つまりはキャンプ利用者も気遣う必要があると言う事。折れたペグを刺しっぱなしなんて、もってのほかですね。
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テントとタープの設営が完了した頃に小雨が来ました。風は南からですが、だいたい風速4ぐらい。風避けになる物が無いので直撃です。タープなんて関係なく、雨が横から吹きつけます。寒い、寒いよ。
ひとまず設営が完了したので買い出しに行きました。500mほど北側の道の駅に。ちょっとお値段高めの富士山ビール。1,350円。同じ物が富士山の反対側、須走の道の駅だと1,100円程度なんですよね。しかも須走なら生ものと言う扱いで保冷剤もくれる。うーむ。
他には鹿肉ソーセージと、通常の辛口ソーセージの3倍唐辛子が入った激辛ソーセージ。3倍だが赤くない。普通のチョリソーと大佐、じゃなくて大差ない。そして薪。キャンプ場の1.5倍以上あって、質も悪くなくて600円。これは良かった。3束買っちゃった。
焚火が出来ない
雨は小降りと言った感じ。道の駅で買ったニジマスとヤマメを温めて、恒例のわさび餃子を焼いて遅めの昼食。
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しばらくは良かったけど、なんだか風が強い。おかしいなぁ。天気予報、最寄りの朝霧のゴルフ場で調べたら、「キッパリ晴れ!」ってあったのに。あらためて確認すると現在天気は雨になってる。おのれ、こっそり訂正しやがったな? それでも「1時間後から晴れるよー」となってる。わかった信じてやる。この雨はたまたま降ったにわか雨なんだな? 1時間すれば、あの富士宮市の方まで被ってる重ったるい雲も消えるんだな? と、焚火を消してしばらくテントに逃げ込むが、1時間後の現在天気も「やっぱ雨ですー。てへっ」となっているばかりか、「ついでになんですが、今日は雨って事でよろしく〜!」などと変更してやがりました。TCコットンタープなので雨はいいのよ。下で焚火できるから。でも風はダメだよね。火の粉が飛ぶじゃない。テントは濡れてるから穴が開くことも無いと思うけど、チェアやテーブルクロスは耐えられない。おかげで焚火は我慢して、テント内でストーブ点けてしょんもりしてました。
それでも夜の7時を過ぎたら雨風が治ったので、ランタン点けて焚火も興して、温かい鍋料理と暖かい焚火で、ようやくキャンプが始まったのでした。
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フクロウに会いに
キャンプ場の向かいには富士花鳥園があります。昨年秋の本栖湖キャンプの時にも来たのだけど、今回は真正面だからぽてぽて歩いて行きました。バードショーは1日2回。午前中の時間に合わせてぽてぽて歩いて行きます。受付で入場料を払ったら、園内の開催場所までまっしぐら。フクロウって可愛いなぁ。まるで猫みたいな顔で本当に可愛い。
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雨風ばかりのキャンプ
2日目も雨。しかも強風。
外で遊ぶほど若くないので、雨さえ避けられれば良いのだけど、やっぱり寒いしお酒もすすまない。出来ればタープの下で暖をとりたいけど、風が強くて焚火はできません。全部飛んでっちゃう。って事で基本的にテント内にお籠りキャンプとなります。これは楽しくないよね。富士山は見えないし、気温が低い上に雨と風。夕方にはほんの一時的だけど雪になったりみぞれになったり。その後、前日同様に夜7時過ぎて風が治まったので焚火したけど、やっぱり楽しめませんでした。なので早めにテントに戻って、ストーブにあたりながらお酒をちびちび。
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雨の撤収は切ない
最終日の朝も灰色の空。霧のような雨が降ってます。
撤収の順番としては、最初はアンダートランクに入れる燃料やシート類。次が車内でいちばん場所を取るコンテナ2個のまとめと積み込みから。ひとつは食器や調理器具、もうひとつは雑貨類です。そして同じくらいサイズのあるクーラーボックス、そして石油ストーブ。このコンテナからストーブまでで、積載スペースの半分ぐらいが埋まっちゃう。
運転席の後ろにテーブル2つを立て掛けます。助手席側には折り畳みカートとランタン。真ん中に丸めたカーペット。コンテナの横にはテントを入れたいけど、雨を避けるためにタープは残したい。でもね、テントのトップから小川張りしてるため、テントを畳んだらタープも維持できないんですよ。なのでテントは最後。つまりコンテナなど以外は畳むだけ畳んで、荷室の中に仮置き。天気が良ければこんな面倒も無いんですけどね。チェアを最後に残して、撤収の終わったサイトで景色を眺めてお茶なんかしたりも出来るのに。
小物類を片付け終わってから先にタープ。雨避けを雨の中畳むのだから、ホント悲しい。濡れてると枯芝も貼り付くし。そして最後に最大で最重量のテントを濡れながら畳む。濡れたテントはやたらに重くなってるし、後で干さなきゃいけないしで、ああ嫌になっちゃう。
すっかり車に積み込んで、チェックアウトしようかと思ったけど、特に手続きは無いとか。なんとも寒くて残念なキャンプでした。
データ
宿泊費:¥500×泊数×人数
テント設置費:平日¥1000/土日祝¥1500×泊数
タープ設置費:¥1000×泊数
薪:針葉樹(伐採木)1束¥500-(質、量とも微妙…?)
その代わり、道の駅、コンビニで良薪販売あり。1束¥600-
サイトは芝生で平坦。土柔らかめなので長ペグ推奨。
水洗トイレ。水場1ヶ所/蛇口2個。洗剤使用不可。
焚火可。ただし要焚火台、裸火禁止。
冬季は冬タイヤ、厳冬装備、強風対策が必要。
チェックイン 11:00〜16:00
チェックアウト 原則11:00、翌日の混雑状況により15:00程度までOKの場合あり。