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ワールドユース編一巻 その①
一個前の記事で書くかどうかはわからないと言いつつも書くつもりはあるので塩漬けになる前に書いてしまいましょう。
【ワールドユース編一巻】
ドーハの悲劇を経て、『俺達が日本をワールドカップに連れて行く!』その熱い想いを胸に抱いて一人の少年がイタリアの地に降り立つ所から物語は始まります。
葵新伍(15歳)
翼を期待してたら知らんヤツが出て来た。
早くも暗雲が立ち込めてますね。
このワールドユース編、実は中々ワールドユースが始まりません。
・序章『太陽王子』
・序章2『サッカーサイボーグサンターナ』
・ワールドユース特別編『最強の敵!オランダユース』
この様に文庫版一巻が丸々前置き。
そして詳しくは後述しますが二巻も前置きです。まさかと思って確認したらなんと三巻もほぼ前置きでした文庫版全12巻で前半3巻が前置き...なんだかクラクラしてきましたが前置きもちゃんと面白いです。
『ここで張られた伏線を陽一がどう料理するのか...』
それもキャプテン翼ワールドユース編の魅力ですから楽しみにしておいてください。6〜7割裏切られます。
話は戻ってこの葵新伍、『日本を俺たちがワールドカップに連れて行く!』と息巻く若干15歳、その意気やヨシ!ではあるんですが翼よりも上の世代に無意識に「お前らには期待してない」と喧嘩を売っている若干暴走気味なところが気になりますね。
そんな私の心配通り新伍はいきなりACミランの下部組織にアポ無し突撃して「サッカー後進国の一度もワールドカップに出た事がない日本に帰りな!」というヘイトスピーチで断られてしまいます。
その後も自称スカウトの男に騙されてインテルに突撃して全財産を失ったりと散々な目にあった新伍は自問自答します。
「おれはここになにしにきたんだろう」
私もそう思ってた。
帰ろう、もう日本に帰ろう。
ヘイトの国だよここは
でももちろん考え無しでイタリアに来たお前も悪いよ?実績もなんもないのにイタリアに来たらサッカーで暮らしていける様な選手になるとか甘いって、スラムダンクの矢沢みたいになる前に帰りなよ、ジャンプ的にはイタリアはセリエAの選手よりもギャングスターに憧れる地なのよ、当時はまだ杜王町が舞台だけどね、ジョジョは
そんな私の忠告を遮る様に男が声を掛けます。
「ヘイ少年!太陽の国イタリアではそんな陰気な顔は似合わないぜ!これでも食って元気だせよ!」
騙されるな新伍、ここはヘイトの国だ、そいつもきっと犯罪者だ!
差し出されたパンを受け取る新伍、初の現地の人とのまともな交流、どうやら心配が杞憂だった様でほっとする私、駆け寄る警察官、広場に響き渡る声
「まてぇ!指名手配犯のパウロ!」
犯罪者だったー!やっぱり犯罪者だった。
危ない、騙される所だった。
しかしなんやかんやで犯罪者のおっさんが置いていった道具で靴磨きをする事になった新伍、生活の糧を稼げる様になった事に胸を撫で下ろします。サッカーは?キャプテン翼靴磨き編?どうするんだこれ?
と思っていると転がってくるボール
拾い上げた新伍がリフティングを始めるといつの間にかそのテクニックに魅せられてたくさんの人が集まってくるではありませんか
ここまで辛い展開を見せて来たのはこの為だったんだね陽一、そうだな。サッカーに国境は無い。人種ではなくプレーやテクニックが称賛されるのは万国共通!これが陽一が見せたかった翼イズムなんだね。ここから新伍の快進撃が...
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へ、ヘイトスピーチ!!!
全然終わる気配が見えないので一巻その②へ続く!