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1から10まで説明してくれる人、まず居ない

スキルアップとして、
本人が今まで関わったことがないような
タイプの方と一緒に仕事をすることを
お願いしてみました。

一ヶ月位経ちましたかね。
今日、少し感情こもって、
聞いてくださいよ!!! と。

今まで仕事してきた人は、
1つ聞いたらその先まで教えてくれたのに、
今回の人は全然答えてくれないし 、
こちらから聞かない限りは教えてくれない。
会話が続かないし、
毎回毎回何言って良いか考えるのしんどい。

大体こんな感じの愚痴?を聴いてから、
褒めつつ現実を教える。
「いやあ!よく気づいた!
 実は1から10まで説明してくれる人、
 まず居ない!
 確かに1聞いたら10まで丁寧に答えてくれる
 ような人、世の中に居ます。
 でも1聞いたら1しか言わない人や、
 1聞いたら4,5くらいまでは教えてくれる、
 そんな人もいるんですよ。」
『えっ!?あ…でもそうか。
 自分が何度も聞かれなくても良いように、
 あれもこれもと教えてたけど…
 自分みたいな人もいれば、
 そうでない人も居るってことですか?』
「そうそう。たまたま今までは、
 一緒にやってきた人は、あなたのように
 先まで教えてくれる人だったんだんですね」
『自分も忙しいとうわーって言っちゃうから、
 何となく気持ちは分かるな。
 必要な時にまた聞いてって
 言っちゃう時、あるかも。』
「お!似たような経験ありましたか?」

実はこのやりとり、
以前も話題にした【経験を補う】。
支援者にとっては当たり前のことでも、
障害によって経験機会を失っていたら、
それは支援者が経験を補うべき。
というかこれを頭に入れて向き合えば、
意外と納得してもらう理由は見つかる。
本人も上手くいかない原因分かると
嬉しいですしね。

今日もまた、成長を実感です。

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