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[ビビりの筆者でも読めた絵本その4] 漫画家・伊藤潤二が描く怪談えほん。[絵本レビュー]『怪談えほん』シリーズ「こっちをみてる。」 (連続投稿108日目)

怪談えほん『こっちをみてる。』(怪談えほん9) となりそうしち 伊藤潤二 東雅夫  筆者満足度 (3/5)★★★☆☆/★★★★★ 

絵本の表紙

画像引用元:amazon.co.jp

🔼 怪談えほん大賞受賞作を漫画家・伊藤潤二が描く『怪談えほん』シリ

ーズ最新作。大型本なので、サイズに注意。




こんな人におすすめ

  • 漫画家・伊藤潤二のファン

  • 大人でも読める

  • 「怪談えほん」シリーズのファン


梗概

 世界は色んな顔、色んな表情がある。そして、なんでもないものも「顔」

「表情」があるように見えてしまうことがある。誰にでもある、よくある経

験。でもある日、”それ”と目線があってしまったら?”それ”が見ているこ

と、見えることに気づかれてしまったら?

 これは「ぼく」が”それ”に気づかれてしまった”こわさ”のおはなし。


リンク先

🔼これまで、びびりのbeanjoでも読めたホラーものの記事一連。

『こっちをみてる。』怪談えほん|特設サイト

🔼出版元の岩崎書店による、『こっちをみてる』特設サイトへのリンク

『怪談えほん』特設サイト

🔼出版元の岩崎書店による、特設サイトへのリンク

🔼『怪談えほん』シリーズ『悪い本』へのリンク。

🔼『怪談えほん』シリーズ『いただきます。ごちそうさま。』へのリンク


よかった点:双方向


 なんのことはないものなのに、”顔”に見えてしまう。でもこちら側が見え

るということは、向こうも見えている。お互い。双方向に見えているという

ことのこわさを味わうことができる。


うーんな点:絵本という、メディア

 
 画を担当した漫画家・伊藤潤二氏の作品を見たことがあるが、子ども向

け、絵本、ということで、こわさをおさえて描かれていると感じた。


筆者のレビュー

   子供向け  ★★☆☆☆    よみやすい  ★★★★★
   大人向け  ★★★☆☆    絵のしかけ  ★★★☆☆

   総合    ★★★☆☆


あとがき

 筆者はびびりである。遊園地のお化け屋敷、ジェットコースターも無理だ

が、絵本、漫画なら(ごくごく一部のホラーなら)なんとか読むことができ

る。漫画家・伊藤潤二の作品は漫画なら読めるが、映像化したものはどうに

もこわくて無理。こんな筆者でも読める”こわい”作品も折りを見て紹介して

いきたい。


<参考文献>

『こっちをみてる。』となりそうしち(著) 伊藤潤二(画) 東雅夫(監修) 岩崎書店 2024