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[ビビりでも読めた絵本その6] 作家・恩田陸が描く怪談えほん。[絵本レビュー]「かがみのなか」

絵本『かがみのなか』恩田陸 樋口佳絵 東雅夫 筆者満足度 (3/5)★★★☆☆/★★★★★ (連続投稿112日目)



絵本の表紙

画像引用元:amazon.co.jp

🔼 『怪談えほん』シリーズ。大型本なので、サイズに注意。


こんな人におすすめ

  • 『怪談えほん』シリーズのファン

  • 恩田陸のファン

  • 大人でも絵本を楽しみたい

  • ホラーは苦手。でも読めるホラーものが知りたい


梗概


 鏡にうつるものは左右対称。右手→左手。左手→右手。鏡にはうつる。

-ほんとうに?-

 これは、鏡にはなかに入っていけて、鏡にうつる自分の姿は、実は自分

の姿をした”ナニモノ”ではないのか、と仮定して描かれている。



よかった点:かがみをよく見てみると。


 絵本は、登場人物の日常生活を描いているが、「ある日」。登場人物が

鏡から目をはなしたのに鏡にうつる”人物の姿”は正面をじっとみながら不

気味にほほえんでいる。そこはかとなくただよっていた”不安”が”恐怖”に変

わる。


うーんな点:こ、こわすぎる


 「ある日」以降の絵の描写。日常の生活で自分の周りにいる人が実は。

形のない、精神的な(小難しい表現で気取っていうと「形而上学」(けいし

じょうがく)的)こわさと言うべきか。こわい。


筆者レビュー

   子供向け  ★★☆☆☆    よみやすい  ★★★★☆
   大人向け  ★★★☆☆    絵のしかけ  ★★★☆☆

   総合    ★★★☆☆


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『かがみのなか』怪談えほん|特設サイト

🔼出版元:岩崎書店による『かがみのなか』特設サイトへ

『怪談えほん』特設サイト

🔼出版元:岩崎書店による『怪談えほん』シリーズ特設サイトへ


<参考文献>

『かがみのなか』(怪談えほん1)恩田陸(作) 樋口佳絵(絵) 東雅夫 (編集)岩崎書店 2014