呉さんとゆきまささん‥今の私の音楽を与えてくれたふたり
2005年にオープン以来、当時演奏する場所がほぼなかったこの地域に生の音楽を届けたいと始めた太子ホールでの音楽イベント。
実は2016年に太子ホールから音楽が消えた時がありました。
太子ホールから音がなくなった時代
音を出す場所にはありがちな「騒音問題」ではあったのですが、太子ホールの運営母体が地元の環境も大切にしなければならない商店街であること、当時の商店街の役員のみなさんが音楽を発信していくことに必ずしも理解があるとは言い難かったことにより、約1年半殆どライブイベントは開催しませんでした。
現在は防音工事も行い音量や開催時間も厳格にして、いい音楽を地元に届けられるようになってきましたが。
2016年の2月、半年ほど先まで決まっていた音楽イベントを全て会場の事情でキャンセルをし、可能な限り代替会場を探し、当日音響をさせていただく日々を私は送っていました。
当たり前ですが、その「事件」をきっかけに離れていった方々もいます。
そして私の音楽を地元に届けていく夢はこれで終わった…と残務の整理をしていたなか、一本の電話がありました。
失意のなか一本の電話が
「生音でいいから太子ホールで魂の二人会をやろうよ!」
電話の主は、中村ゆきまささんと呑んでいた呉ひとしさんでした。
音を出せない状態で励ましてくれて、背中を押してくれて、どうやればライブが出来るかを提案までしてくれたのは、それまで太子ホールでも定期的に続けていた、「中村ゆきまさ、呉ひとし魂の二人会」そのお二人。
実際音を出せないライブ会場になんて、出演者には関わっていても何のメリットもないですよね。
「音楽を続けようよ」と自ら動いてくれた方はほぼいなかった当時、どれだけ励まされたか…一度は萎えていた音楽への情熱を再び燃え上がらせてくれたのは間違いなく、この二人です。
そして同年10月「魂の二人会 生音」を文字通りマイクを立てずに生声生音で開催しました。
ここからライブを再開するまでもう1年要しましたが、その一年はどのように再開していくかのプロセスを考える前向きな1年でした。
呉ひとしさんと中村ゆきまささん
お二人のことを知った時期は違って、日頃から交流のある人たちだったことはのちに知ることになります。
呉ひとしさんの音楽、パワフルなプレイスタイルが印象的ですが、私は実は呉さんの最大の魅力は歌のテーマ、そして詞にあると思っています。
家族を愛し、人を愛し…その詞に励まされた人は数多いと思いますし、実際凄いバイオグラフィーをお待ちにも関わらず、驕ることなく愛すべき人柄にも呉さんの事が好きで仕方ない人も全国にたくさんいらっしゃいます。
そんな愛に満ちた詞に散りばめられた呉ひとしの歌をぜひ聴いてほしい。聴いたことのない人にも強くおすすめします。
中村ゆきまささんは、20年近く前に私が知った時にはすでに京都の弾き語り界では知らぬもののない存在で、とにかくかっこよかった。
ゆきまささんの凄いところはステージ上だけでなく、普段からミュージシャンオーラに包まれていて、仕草ひとつに痺れるものがありました。
J-200を手に57マイク1本の前で舞い踊るペガサス、そしてときには静かにセンメンタルに弾き語る中村ゆきまさのスタイルは長年磨き上げた唯一無二です。
呉ひとし、中村ゆきまさ
二人の魂のステージが滋賀は東近江市八日市の太子ホールに帰ってきます!
多くの人にぜひ楽しんでほしいライブです!
2024.11/4(月祝)
開場14:30/開演15:00
「魂の二人会2024」
出演
呉ひとし
中村ゆきまさ
料金2,500円(ドリンク別)
中高生1,500円(ドリンク別)
詳細・ご予約ページ
https://taishihall.cart.fc2.com/ca1/100/p-r-s/
-profile-
〜呉ひとし〜
呉ひとし(大阪)
77年~84年 tomoとフォークデュオ「ラムネ」を結成し活動
78年 MBSの人気ラジオ番組「ヤングタウン」土曜日レギュラー出演。
よみうり音楽祭に出場、自作曲「LOVELY YOU」で作詞賞を受賞。
79年 MBSハッピーフォークフェスティバル全国大会出場
84年~ソロ活動開始
86年 音楽活動グループを「KINGMIX」を立上げ、大阪のインディーズミュージシャンの中心的グループとして活動する。
91年 自作曲「素直になろうよ」と「潮風が冷たくて」がラジオ関西の番組「アマチュアナイト」(提供:株式会社ニチイ(現:マイカル))のテーマ曲・エンディング曲に選ばれ ON AIR
92年 自作曲「OPEN YOUR EYES」が神戸メリケンミュージックフェスティバル92のテーマ曲に選ばれ朝日放送系で ON AIR
CDシングル「OPEN YOUR EYES」をインディーズより発売(販売終了)
大阪近鉄小劇場にてワンマンコンサートを開催する。
93年 大阪天保山・海遊館ホールでワンマンコンサートを開催する。(協力:大阪ウォーターフロント開発/ヤマハ㈱MQ[ミュージックウェスト])
94年 自作曲「MOVE ON」が全国イベント『Run For The Future』のテーマ曲に選ばれる。(『Run For The Future』は、国連・計画開発の地球環境会議/地球サミット(京都会議)が支援して北海道と沖縄の2箇所から一般市民参加型のたすきリレーによるイベ ントで地球を肌で感じる事で何かを発見できればと開催された。)
同曲が楽器「ジャミネーター」のROMになる。(機器国内販売 ヤマハ株式会社/ローカライズ:㈱アローマイクテックス)開発:Apple Finder OS開発責任者兼アップルフェロースティーブキャップスサウンドプログラミング:ウォルトディズニー音楽責任者エドボギャース
東京・天王洲アイルにて「アースディコンサート」にゲストとして出演(会場提供:ラフォーレ原宿、森ビル流通グループ)
95年 これまでの活動が評価され自作曲「EARTH BEAT」が95年アースデイコンサートのテーマ曲に選ばれる。
また、京都・西本願寺の世界文化遺産登録記念事業、蓮如上人500回忌オープニングイベントのメインソングとして演奏する。
98年 自作曲「ECHOES OF LOVE」が全国の100大学で組織される環境NGO団体「エコリーグ」(全国青年環境連盟)のテーマ曲に選ばれる。
CDソロアルバム「EARTH BEAT」を発表
99年 CDシングル「OPEN YOUR EYES」 「どんまい」を発表。
00年 マキシシングル「ウェディングCD」を発表(販売終了)
03年 サンテレビ番組「盲導犬チャリティー」オープニング曲「OPEN YOUR EYES」
05年 ビッグイシュー応援歌「暮らし」発表
06年 往年のデュオ「ラムネ」復活!ファーストアルバム「1st&Best」発表
08年 「ラムネ」セカンドアルバム「Brother & Brother」発表
現在も関西・関東・四国を中心に北は北海道、南は沖縄まで日本全国で精力的に活動している。
人々を魅了するハスキーボイスと、心地よいメロディーラインで「心の中で会いたくて」をテーマに、心と心のコミュニケーションを求めるシンガーソングライターである。
〜中村ゆきまさ〜
京都在住。
関西圏を中心に西日本を股に挟み活動中のギター・シンガー。
和食、海物語、ビール注入を主に好み、カメとGibsonを愛する双子座のペガサス。
存在を知った時には京都シンガーソングライター界で大きな存在だった。
リスペクトするミュージシャンも数多い。
「月の綺麗な夜には」のようなしみじみ語りかける曲から、
「あしたの歌」のようなひらりと舞いギターをかき鳴らす、静と動が同居している。
ステージの上でも下でも、常にミュージシャンとして眩しいオーラを放っている、
つまりカッコいい存在なのである。
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太子ホール
滋賀県東近江市八日市町12-12
TEL/FAX :0748-25-2805
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