やはり君のせいなのね
4月4日の日曜日、オープンマイクの開催でした。
時節柄出にくい状況の折いつも多くの参加者に恵まれての開催。もちろん会場として出来うる限りの衛生対策をしてその場に集うみなさんにも基本的な協力をお願いして低リスクな場所をつくって初めてイベントが開催できると思っています。ご協力本当にありがとうございます。
実は1か月以上前に導入して全く稼働しない音響機材がありました。
これ↓
ラックの上に乗っかってる青いヤツです。
ピアノの音色そして音圧に関して思うところがあり、あれこれ対策を考えた結果マイクプリアンプに行きつき導入しようと思い立ち取り寄せたのが2か月ほど前。
設置してピアノ弾きの友だちに音出しのテストをお願いし、さてさてと音を出そうとスイッチオン!
ぷっすーん・・あれ???音が出ない(´・_・`)
そんなに複雑な機材でもあるまいのにどう設定してもスピーカーから音が出てくれません。友だちのピアノはむなしく生音でホールに鳴り響くばかりでありました。その友だちにはホント申し訳ない・・
その日はそのまま終わりまして、
「なぜ音が出ないのだ?」ネットなどで他の人のリポートなどを読んでいてもよく分からずに日頃の怠け癖に流されて日々が過ぎていきましたが、ある日昔の体験を思い出しました。
最近使っていないけど、安いチューブマイクプリがうちにもひとつあって、それがどうしてもノイズが酷くて「使えないなー」と思っていたところ、また別の友人が「真空管交換したらイケるっすよ」。で、交換したら素敵に蘇った事を思い出しました(思い出すより忘れるなよというところですが笑)。
で、今回も早速取り寄せました。
これ↓
なんかこれも怪しい製品ぽいですがこれでいいのです。
早速中を開けて真空管を交換しました(開けた時の写真撮ってなかった^^;)。
そしてドキドキのスイッチオン!
鳴ったー\(^o^)/
ロシア製の真空管くん。やっぱり君の仕業やったかー!笑
これが昨日の日曜の朝のことです。
それをそのまま実戦配備しようというのだから多少無茶ではありましたが、この日のオープンマイクでピアノで弾き語り演奏をしてくれる音楽のお仲間に少しだけ音出しをしてもらいました。
結果。
課題その1の音色ですが、このチューブマイクプリアンプの付属プリセットや各種の調整で、中音域の膨れる感じが減り音の粒立ちがハッキリする設定が発見できて、これは実戦で使えることが分かりました。ある意味KAWAIぽくない音かも知れませんが音ははっきりと変わりました。もう少し探って何パターンかの音を自分のものにしたいですね。楽器そのものの持つナチュラルな音質も含めて使い分けたいと思います。
課題その2は、ある意味ジャズフェス対応なのですが、ユニットやバンドのアンサンブルで生ピアノを使う場合使用楽器にもよりますが生ピアノは他のサウンドに埋もれてしまい「ピアノが聴こえない」状況になります。そうした時のための音圧の持ち上げ対策。
この日はソロ演奏でしたので実戦での効果は出ていませんが、明らかに音圧調整に余裕が出来ました。かなり増幅出来る感触です。
やっとこのマイクプリアンプくん、機材の一員としてラックの中に収めてあげられそうです(^^)
ちなみにこの比較的安価なチューブマイクプリアンプは基本トランジスタで音を増幅して、真空管はエフェクト(音の味付け)中心に使用している感じのようです。