具体化の思考プロセスから発見を【Xデザイン学校振り返り#8】
12月17日(土)に受講したXデザイン学校の第8回講義「ペーパープロトタイピング」の振り返り(リフレクション)を記事として投稿します。
1 本当の「ユーザー目線」か
先生のリフレクションでは、とある受講者のリフレクションをご紹介いただきました。
前回までにペルソナを想定して、「彼ならどうするだろう」と想像しながら各種シナリオを書いてきました。
その過程で、「彼なら」と思っていたことが、実は開発者目線の「自分なら」になっていなかったか。そのような気づきをはらんだリフレクションです。
一般的なユーザーが「したいと思っていること」に対し、開発者が思い込みでUIを作成するとコンフリクトが生じる。それを最適化していくのが、現代のデザインの役割だとのこと。
常に自戒をしながら、今後のUI作成などにも取り組んでいきたいと思います。
2 ストーリーボードから見えてくる不自然さ
前回作成したアクティビティシナリオから、ストーリーボードを作成するワークを行いました。
それに先立ちレクチャーのあった、人物の描き方をもとにシーンを描き、シナリオを記述していきます。その際、アクティビティシナリオよりも精緻化を図ります。
ユーザー目線を前提に置きつつ、一般的なユーザーの「あるある」と、彼ならではのプレファレンスを組み合わせて、シナリオの解像度を高めていきます。
ここで、これまで想定していたユーザーの行動における「こんなことしないよな」という不自然さを見つけていきます。
この作業を進めていくと、これまでの想定の穴が見えてきます。
この後、手書きでUIを作成していくワークもありましたが、その過程もより一層それを顕在化させるものでした。
分担して作業をしたので、それぞれの成果を通して見た時にさらに「不自然さ」が見えてくるのではないかと感じています。
今後の個別ワークの中で議論していきたいと思います。
3 最後に
今回は絵を描いたり、文章を書いたりでワーク多めの講義でした。
作るのは楽しいと素直に思えますし、作る過程で見えていなかったことにも光が当たって、今一度考えるきっかけを与えてくれました。
先生からは「手が動いていないのは考えていない証拠」とおっしゃられますが、その一端を感じたところです。
あと2回となりました。どんどん手を動かしていきたいと思います。