【Xデザイン学校マスターコース リフレクション】第2回UXデザインとビジネスデザインの調査計画
6月10日(土)に受講したXデザイン学校マスターコース第2回の振り返りをしたいと思います。
1 上司のUXを気にしているか
講義パートで、山崎先生からビジネスインタビューについてご教授いただく中、上司に接する時もUXを気にしているかといった問いかけをされていました。
不意にどきりとさせられました。
とはいえ講義は進みます。その時はメモを控えて思考を広げることはありませんでした。
今、改めて思いを巡らせてみたいと思います。
普段、上司に何か相談をしたい時、まずは予定表を眺めるところからはじめます。目先に予定がないことを確認して、おもむろに顔色を伺います。何かに集中していないか。喫煙所から戻ってきた時は、決まって機嫌が良いから今がチャンスだ。などなど様子を遠目に伺いながら行動に移します。
表面的な動きだけを見て、その結果を踏まえて(忖度しつつ)上司とコミュニケーションしていることが多い。それが現状です。
さて、ここにUXの実践をしようとするとどうなるのか。
先生からは、人は多くの場合、言行不一致であり、観察によって自身が価値を感じていることを読み取るきっかけとなることをご紹介いただきました。
一方、インタビューは観察した行為の意味を知るためのツールとなります。
現状の上司とのコミュニケーションの入り方は観察に偏っていました。
UXを高めるため、機を見て行為の意味を探っておくことも一手かもしれません。なぜ、タバコの後は機嫌が良いのか。それは必ずしもニコチンを摂取したからだけでなく、タバコ部屋での雑談を十分に楽しんだからかもしれません。
さらに深掘りすれば、喫煙よりも、喫煙仲間との会話のためにタバコ部屋に通っているのかもしれません。
おしゃべり好きな本来の姿を知ることができれば、雑談から滑らかに相談に入るなど、仕事上の接し方も変わるかもしれませんし、相談すべきタイミングも変わってくるかもしれません。
このモヤモヤ考えたことが的を射ているかどうかわかりませんが、観察とインタビュー(問いかけ)を意識的に行うことで、相手に対する理解を深め、心地よいコミュニケーションにつながり得るのかもしれないと感じました。
気味悪がられそうなので、やりすぎに注意しないといけないようにも思いますが、職場内におけるUXの実践は一定の効果がありそうだと感じました。
2 ビジョンやパーパスのためのビジネスモデル
公共部門に所属する身の上からビジネスを語るのは気後れしますが、それでも、この言葉はなんだかグッときました。
今日、ビジョンやパーパスにソーシャルな視点がないとステークホルダーから共感を得られない時代になっていると伺います。
となれば、先生が「ソーシャルのないビジネスはもはや時代遅れ」とおっしゃられるのも頷けます。
今回、Panasonic社からいただいたお題は「ウェルビーイング」。
ステークホルダーが幸福であり、持続的な社会の実現に貢献できるようなビジネスを考えていきたいとい思います。
3 最後に
Panasonic社さんからのプレゼン後すぐのインタビュー企画で正直てんやわんやし、そのごのビジネス立案でもてんやわんやで、慌ただしい時間をすごしました。
一方、「ウェルビーイング」というお題は、抽象的でありつつも、自分たちにとって非常に身近なことでもあります。
テーマを自分に引き寄せたり、突き放したりしながら考えていきたいと思います。