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聞き手と共に物語から発見を【Xデザイン学校振り返り#7】
11月12日(土)に受講したXデザイン学校の第7回講義「構造化シナリオ法」の振り返り(リフレクション)を記事として投稿します。
1 ストーリーとナラティブ
混同しがちな「ストーリー」と「ナラティブ」。前者は完結した事象を一方的に書き連ねた物語。後者が聞き手が自らの経験に照らし解釈をともなって紡ぐ物語。
ナラティブで非言語的な挙動を含んだ行動をテキスト化し、構造化することで新たな発見を見出す。それにより、新たなサービスを提案する際は改めてストーリー化することで、意図を違えないように正確に伝える。
こう書くと使い分けは明確ですし、簡単そうですが、文章化の過程でしっかり使い分けるのは難しかったです。
ナラティブは「誤読」が生まれそうです。その解釈の違いが新たな発見の鉱脈になるのではないでしょうか。この辺にグループワークでやることのメリットがありそうです。
ナラティブで「あるある」感を醸成するには、独善的では難しそうでもあります。日常の観察眼、そして教養を背景として、生き生きとしたナラティブを編むことの重要性が感じられました。
2 「あるある」感こそが気づきの原石
秋元康氏が採用面接で「あるある」を言ってみるように問うということの紹介がありました。
皆が共感する、日常の中の「あるある」。それに気づくことが出来かどうかが企画力を推し量る試金石になるとのこと。
先生からは、リサーチするとき特殊な行動にばかり目を奪われるのは間違いとの指摘がありました。
多くのユーザーが感じている最大公約数であり、非言語化できていないことを見つけることにこそ意義があるとのこと。
普遍性のあることが本質であり、そのようなインサイトを得ることがリサーチの本旨であるということを改めてご説明いただきました。
日々、ぼんやり物事を見ている暇はありませんね。
3 教養の大切さ
物語を編むにも、日常の観察眼を鍛えるにも、教養がないと深いものにはならないとのことです。
これまで以上に、好き嫌いはせず、多様な書物、芸術・文化に触れていきたいと感じました。