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「全国通訳案内士」試験 合格への道のり~(11) 2次内容を知って頭が真っ白に

前回まで1次筆記試験対策を書いてきました。

私は2020年11月に歴史検定で「歴史」科目免除、2021年3月にTOEICで「英語」免除、2021年1次で「地理」「一般常識」「実務」に合格しました。(この他に2021年9月に翌年以降「地理」科目免除となる「国内旅行業務取扱管理者」に合格。)

1次の合格発表から2次試験当日までは約1ヶ月しかないので、2次試験の準備は、ある程度、1次と並行して進めていきました。結果、2021年2次試験に受かることができました。


2次口述試験の内容を「全国通訳案内士試験ガイドライン(令和3年6月改正)」からの抜き書きと自分の体験などからまとめると、下記の通りとなります。


試験は、総合的な外国語の能力並びに日本地理、日本歴史、一般常識及び通訳案内の実務に係る正確な知識を活用して行われる、通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力について判定するものとする。

試験は、外国人観光旅客が多く訪れている又は外国人観光旅客の評価が高い観光資源に関連する地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち、外国人観光旅客の関心の強いものを題材として、受験者に通訳案内の業務を擬似的に行わせることにより実施するものとする。

試験時間は、10分程度。試験委員は、ネイティブスピーカー(外国人)1名と日本人1名の2対1(受験者)。

(1)プレゼンテーション問題
紙で提示される3つのテーマから、受験者が1つを選び外国語で説明し(約2分間)、その後、質疑応答

(2)外国語訳
試験委員が読み上げる日本語を、即時外国語訳(1分30秒以内)

(3)実務質疑
通訳案内の現場で想定される状況(トラブル・困った状況)が紙で提示され、外国人試験委員が旅行者役、受験者が全国通訳案内士役としてロールプレイし、適切な受け答えを行う


実際の試験の様子は、私もお世話になった「PEP英語学校」でわかりやすい動画がありますのでリンクを貼っておきます。

新・面接再現動画ー全国通訳案内士試験二次口述はこう行われた!新課題「実務トラブル」まで完全に再現!(改訂版)


上記の動画は、2次試験の勉強を始めてからしばらく経ってから観たのですが、初めて観た2次試験の動画は同じく「PEP英語学校」の下記のものでした。

通訳案内士試験二次口述対策講座の授業風景

講座の様子の動画なのですが、実際の試験での「外国語訳」の出題形式の問題が出題されています(6分54秒付近から)。

私はこの問題を始めて聞いたときに、全く英語訳ができませんでした。というより「えっ、こんな問題に答えられないと試験に受かることができないのか!?」と頭の中が真っ白になってしまいました。そのレベルからの2次対策スタートでした。この衝撃をどのように乗り越えていき、合格までたどり着いたのかを次回から書いていきます。


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