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サピエンス全史要約

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世界的ベストセラーとなったユヴァル・ノア・ハラリ氏の著作(サピエンス全史)の要約を記事にしてまとめています。600ページほどの内容を大きく4つに分けてまとめているので読みやすいか…
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#21世紀のための21の教訓

【サピエンス全史要約】宗教における神の栄枯盛衰と人間への回帰

今回は宗教ということで始まりの宗教から私たちが今信仰している宗教までの流れをまとめていきたいと思います。 神様なんて信じていないよという人も最後まで読んでいただけると幸いです。 農業革命=宗教革命農業革命によってホモ・サピエンスが社会を作り出す前には、アニミズムという宗教の下で人々は暮らしていました。 アニミズムとは樹々や川、火などの自然のもの全てに神様が宿っているという宗教で、人間と自然が対等な関係であるという考えでした。 しかし農業革命が起こると人間が自然を支配す

【サピエンス全史要約】帝国と想像上の秩序

村落から帝国へ約1万2千年前に農業革命が起こって以来、サピエンスは数千年かけて村落から帝国を築き上げた。 最初は村落同士の食料交換から始まり、その村落同士が集まって暮らすようになり大きな村落ができる。 その大きな村落から町へ、町から都市へ、都市から帝国へとスケールが大きくなっていった。 しかし帝国は民全員を養えるだけではいけない。 たとえば戦争が起こったとき帝国は見知らぬ他人同士を組織して戦わせなければならない。 だから帝国には民の行動や考え方を統一する