これからお部屋探しをする方へのメッセージ・・2
先日、「客付け会社さんは手数料ビジネス」という表現をしました。
その点を少し解説させていただきます。
保険
入居者さんが必ず加入することになる家財保険。
この家財保険は、管理会社を経由して保険に加入すると、保険会社から手数料がもらえる仕組みになっています。
例えば、管理会社Aに物件を依頼していて、管理会社Aを経由して、別の客付け会社Bさんが入居付けした場合。
管理会社A指定の保険に加入する場合は、手数料は管理会社Aに入ります。
逆に管理会社Aの業者指定がなく、自由にしてOKの場合は、客付け会社Bさんが手数料をもらえます。
保証会社
今は保証人をとらず、保証会社を通すケースが殆どです。
保証人は緊急時の連絡先程度の役割となりつつあります。
保証会社も同様です。
保証会社からの手数料がもらえます。
・管理会社Aを通す場合、手数料は管理会社Aに入る
・管理会社を通さない場合、手数料は客付け会社Bに入る
自社で選べる場合
取扱いの保証会社がいくつかあると、手数料の低い業者はそもそも案内時の選択肢に入っていないかも?!(事前に故意に外しておく)。
自社グループで保証会社を持っている場合は、グループの保証会社を薦めてきます。
広告料
いわゆるADです。
最近は広告料という意味合いより、紹介料に近いのではと思っています。
基本はADの高いところを案内しますが、一部ではADは会社に入り、客付けした担当者にはフィーが入らない仕組みになっているところもあるようです。
入居前オプション
友人の話によると入居前に床のワックスを薦められたり、感染症予防のため消毒を薦められるようです。
もちろんオプションなので、その分費用は上乗せされます。
最近は色々なところで利益を出そうとされているのですね。
思い返すと、今年中古車を納車するときにも、業者さんに消毒を薦められました。
営業トークは、「感染症の観点からも、いまは消毒をお薦めしています!」。上手いですね。
最低限の清掃はされていたので、消毒は不要とお伝えしました。
金額は決して安くななかったです。
その後、自分で購入して、消毒を設置しました。
お薦め
事前に外せない条件を決め、或いはチェックしていたものと同条件のみを提案してもらう。
時間があれば、2・3社は回ることを事前に伝える。
・事前に伝えることで、自分の利益以外の顧客に合った物件を紹介してくる
・数社回ることで、各社抱えている別の管理物件をみることができる
保険や保証会社はあまり大差ないと思いますが、必要なものだけつける。
自分で購入してやると、安く簡単にできます。
(ワックスも今はワイパーで簡単にできてしまいますね、笑)