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#187 和式とわれ。

 まだ正月気分ですか。寄席も本日20日までは正月扱いなのでそれでいいのではないかと思いました。中国は春節だったと思いましたが、そこまで引っ張らなくてよろすい。

 先週は娘のゲロを片付けている内に自分も何らかの胃腸炎に感染し、胃腸がストライキを起こしました。まともな便が生じるまでに5日ほどかかりましたが健康はいいね。いいんですってよオクサマ! とわけがわからんくなったところで本題に入る。

 正月はカミさんの実家、飛行機で降りたところから30分も車で入ったところまで帰省しておりました。これだけ山間に入るとあるのが自動車道というやつで、峠の細道をのこのこ歩いていくとPAぱーきんぐえりあの裏に出る。職員通用口なんかだーれも居ませんで、中に入ると食堂として使えちゃう。使わなかったんですが、トイレには行く(寒いし)。和式便所があるんでなんだか嬉しくなっちゃいまして、池袋駅の、丸ノ内線と副都心線のつなぎの通路にある便所にあった和式便所以来。池袋のほうは1,2年内に洋式便所に替わってしまいましたが、どんだけ洋式便所に行列ができていても和式のところだけは忽然と空いていて、ずいぶん助けられたものでございます。みんな若い人ぁ致しかたもご存じないんでありましょう。

 おっさんともなると排便のようすがおかしいことがあって、出たような出ないような。健康的な腸であればするっと出ようものを、劣化して管が伸びてぶら下がり、ぶら下がったところに便が溜まる気がすることがある。
 主治医に聞いたところでは足の下に台を置くと腸がまっすぐになるから出ますよ、などという。人体の方で角度を変える戦略。だったら上半身が屈めばいいんじゃない、とすると多少角度の変わる感じがあって問題がやや解消される。あ、これ、和式便所であれば出やすい角度が維持できたのではないか、と、久々に感覚を思い出した。自動車道のPAの公衆トイレの和式便器の上で思い出した。

 かつて実家もずーっと和式であった。和式強硬派であった祖母の足腰が弱り、自分で踏ん張れなくなり、そのへんに尿を撒きちらしもがいたところでようよう洋式に変えたのを思い出した。

 そして、久々の和式便器に体が耐えられなくなっていることに気がついた。
 手すりにつかまる必要がある。


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ながちろ
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