NieR Replicant ver.1.22474487139...希望なしでも面白い
つい最近「NieR Replicant ver.1.22474487139...」をプレイして感じたことがある。
めっちゃネタバレあり
暗い、、NieRシリーズは全体的にそうだけど、、暗い、、そして残酷すぎ
まずゲームスタートして最初に登場した兄妹と1400年年後の兄妹、ここだけで悲しい結末はなんとなく想像できる。
そして最終決戦が意味するものも悲しい。。人類の全滅が決定するわけだから。
結局は異世界の神が望んだと通りになるわけだ、しかしそれもしょうがないというか、マトリックスでも言ってたけど「始まりがあるものには全て終わりがある」
ただその過程があまりにも残酷なんだよなぁ
DODのEエンドで突如新宿に出現した巨人のせいで人間がどんどんレギオンやレッドアイになっていくし、レプリカントたちも可哀想だし
最後にレプリカントの自由が得られるかと思ったら、黒文病になる運命だし
ただNieR Replicant ver.1.22474487139...に新たに追加されたEエンドで少し解釈が変わるかもしれない。
他のエンドでは過去に起きた事象については干渉出来なかった。辛い現実を受け入れつつもその先に進むしかなかった。
しかしEエンドルートにてカイネとエミールが樹の中ですでに起きたことに干渉する。過去を変えるわけだ。
これによりNieRの世界はまた変わるかもしれない。主人公を取り戻したことによりもっと状況が悪くなるかもしれないし、良くなるかもしれない。
この後はプレイヤーの想像に委ねられる。
そしてセーブデータの復元というウルトラCの発動!!!
そんなんありか、、、
これはまさにゲームでしかできない表現なわけだ。アニメ、漫画、小説、映画ではセーブデータを利用することはできない。こういう作品こそ高い評価を受けてほしいし、多くの人に知ってほしい。
しかしこの凄さを理解するにはある程度ゲームの定石を知っている必要がある。そしてEエンドまでに費やす時間がかなりある。めちゃくちゃ長かった。。
ニーアシリーズの良さがもっと広がってほしいけど、ハードルが高いというのも現実である。
というか普通はDエンド後にあそこまで進めずにゲーム辞めるだろ、、攻略サイト見ないと分からんよ、、
広大なオープンワールドや圧倒的なグラフィックなども素晴らしいが、こういう革新的な試みをしている作品もどんどん増えてほしい。
考察させゲーム
世界観やオリジナルの用語についてあまり説明しないと、プレイヤーが勝手に調べて、考察する。それが楽しいし作品をプレイした後にも楽しみがあって得した感じになる。
NieRシリーズは作中に語られない部分がかなりあるので、考察を見たりするのも楽しい。
アニメや映画も同様で、設定がべらぼうに凝っているけどあまり説明がない作品ほど、考察が盛り上がる。
ドラゴンが新宿に現れてからゲームスタート時点。ゲームスタート時点から1400年後。ゲーム終了時点からニーアオートマタまでなどなど
とにかく設定が分厚い。
ゲーム本編以外の余白を楽しめるのもNieRシリーズの素晴らしい要素である。