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期待と手のひら返し
ドラゴンズの借金は早くも14となってしまった。今日負ければ、借金15になるという新聞記事も目にした。ここまでくると監督批判ばかりになってしまうが、仕方ないだろう。まぁ流れが悪くなって士気が下がっているというのも大きいのだが。
シーズン開幕当初に指摘した打撃の改善を急ぐあまりに選手を多数入れ替え守備の乱れが影響を及ぼしているのは否めない。やはり成績がよかったのでいつも比較対象にしてしまう落合監督の例を出すと、チーム打率2割台前半であっても、守備ができなければよっぽどのことがなければ使わないといったこととは正反対である。
故に打撃のチームにするならば、投手力も守備力のうちに含まれるのだが、感覚的には投手力というよりも全体としての守備力の方が犠牲にできないといった要素もあるのかもしれないと思った。何か最近先発投手の前半の失点と中継ぎの後半の失点が多いのも打撃というよりも連日続く守備の乱れからくるリズムの悪さに起因しているように見える。
その中でも、しかし、3番細川と4番石川にホームランが出始めたという光もある。まだ100試合あり、流れが戻り、ある程度守備力に安定が出てくればまだ挽回のチャンスはあると見ているが、借金14というのはかなり大きな壁に見える。
立浪監督のインタビューで選手について意見を求められたとき「期待しています」と言うのをよく耳にする。自分の中では期待するのは落胆も大きくよくないと書いてきた。やることをやって期待せずに待ち期待より活躍すればラッキーと考えたほうが得策だし、感情の起伏も少ない。
これもまた落合監督との比較になってしまうが、落合監督は「期待しています」とはいっさい言わなかった記憶がある。まぁいつもアップルのスティーブ・ジョブスのように前任者との比較はつきもので、それでもアップルは最近ではいいそういった比較もなくなってきたようにも思う。
批判というより応援のつもりであるが、よくないことばかり書いて、昨年のサッカー日本代表の森保監督に対して、最初の成績の悪い時は批判して成績がよくなったら褒めるという「手のひら返し」ということが話題になったが、最終的には立浪監督もそうなってもらい、いつかベタ褒めすることを書きたいと願うのはやはりファンである。
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