コレスキ語り:MTG「サンダー・ジャンクションの無法者」のフレーバーテキスト
ごきげんよう!フレーバーテキストに目がない「ばんなそかな」(@BANNASOKANA_kt)と申します。
皆様、MTGのフレーバーテキストはお好きでしょうか?
自分は大好きで、新セットが出るたびに読み込んでお気に入りをTwitterでつぶやくなどしておりましたが、後で自分で見返したいなと思って記事にしてみました。
記事のコンセプトは「そのFTの何が素敵かを言葉に出して考えること」
今回は、MTG「サンダー・ジャンクションの無法者」で好きな・気に合ったFT(フレーバーテキスト)について語ってみようかと思います。
こちら西部開拓時代をモチーフにした次元で、他の次元とつながる領界路が開いた現在、多くの開拓者と無法者が集まってきています。
また、「速報/Breaking News」と呼ばれる、新聞をモチーフにした特殊枠のカードも入っていたりしますね。それらは専用のFTになっていて、個人的にツボに入るものが多かったです。
よろしければお付き合いください。
※このnoteはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.
参考:「サンダー・ジャンクションの無法者」のカードギャラリー
1:最下層民
※速報版カード
地獄拍車団 求人を発表
カードの効果を見ると仕事内容がわかって笑っちゃう、合わせ技系。
きっと、アットホームな職場なんやろうなあ……
こういう「カード全体でみると意味が理解できる」系のテキスト、好みです。
2:精神壊しの罠
※速報版カード
保安官は馬鹿騒ぎを禁止
ー次は馬鹿を禁止か?
この権力側を煽る系のテキスト、反権力的な新聞っぽくて好き。
ちなみに英文は「Sheriff Bans Rootin' ーIs Tootin' Next?」
英語に自信はないのだけど「保安官、大騒ぎを禁止 ー次はおならを禁止か?」とかだろうか。
英語のダジャレをうまいこと織り込んでいる感じがする。むしろ日本語のほうが統一感あって好きかも。
3:不慮の事故
「見たところ、あんたが乗ろうとしてた列車には間に合ったようだな。」
――笑う者、ジャスパー・フリント
この次元らしい無法者ジョーク、これもイラストとの合わせ技系。
悪党がいうジョークって、ちょっとカッコいいよね……
4:自暴自棄の吸血者
哺乳類がいない砂漠で、
吸血鬼の中にはカクタスフォークを糧にしようと試みた者もいたが、
その全員が悲惨な末路を辿った。
やる前にわからなかったんですか?
※カクタスフォーク = サボテン人間
5:抜け目ない交易商人
※統率者デッキカード
「わずかな汚れは品質に影響しない
ー物であっても人であってもな。」
腕が確かなら、脛に傷があっても問題はないさ、という感じか。
無法者たちの多い次元で、特有の価値観が見えてくる一文。
6:妨げる光
※速報版カード
脱帽だ! スターリング社の雇い兵
帽子で奇襲を機敏に防止
こちらも洒落が隠れていそうな韻を踏んだテキスト。
英文は「Hats Off!Quick-Thinking Sterling Merc Puts a cap on Surprise Attack」、「脱帽! 機転の利くスターリング社の傭兵、奇襲攻撃に制限」とかだろうか。Puts a cap onで、「帽子を被せる」「上限を設ける」といった意味合いらしい。
帽子を使った洒落、とのことで日本語もそれらしいシャレになっている技ありな一文。
7:精神隷属器【★推しFT】
※速報版カード
革新的という触れ込みの発明に
評論家は星百万の評価
レビュアーの精神をいじるなw
こちらもカード全体がFTとイイ具合に組み合わさってスキのない一文。
おわりに
今回はカード全体で意味の分かるジョーク・皮肉が多かった気がします。
こういうの、ちょっとしたパズル感があってすごい好物なので今後もどんどん出てほしい。また洒落が織り込まれてるケースでも、頑張って英文を追いかけると新しい発見があって良き。
笑えるFT、読み込むと味のあるFTが多かったな、という印象でした!
またほかのカードセットのFTも記事にできればと思っています。
それではまた!