地球の制止する日
まなてぃーの映画感想です。
※2021/1/11時点で アマゾンプライムで見れます。
地球の制止する日
ウォシントン上空に奇怪な船体が現われ、着陸するとクラートゥ(マイケル・レニー)という、奇妙な服をまとい英語を喋る男が現れた。彼は他の遊星から飛来し、危害を加えるものでないと云ったが、警備兵は彼に向かって発砲した。すると船体から巨大なロボットのゴートが現れ・・・
1951年製作/アメリカ
原題:The Day the Earth Stood Still
監督:ロバート・ワイズ
脚本:エドモンド・H・ノース
原作:ハリー・ベイツ
総合評価 70点/100点
ストーリー★★★★☆
哲学性 ★★★★★
爽快感 ★☆☆☆☆
お勧め度 ★★☆☆☆
70年前の白黒映画です。
以下、ほんのちょこっとネタバレ含む感想です。
序盤。宇宙船がきてみんなが騒ぐ。チョロQみたいです。チョロQって死語かな・・・。宇宙人(見た目は普通に人間)がおりてきておもむろに懐からなんか変なものを取り出し、軍人に撃たれる。そりゃまぁ撃たれますよ。なんかとがってたし。軍人の判断が正しいと思う。あと宇宙船の開閉がかっこいいです。小学生が夏休みの自由工作で作ったら賞とれるんじゃないかな…。
中盤。宇宙人、人間界に紛れ込む。女の人がきれい。ていうか宇宙人(見た目は普通に人間)もめちゃくちゃかっこいいんだよな・・・。70年前の女の人って感じの髪型と服装です。男はみんなスーツ。スーツは昔からかわらないんだなぁと認識します。っていうか宇宙人役の人がかっこいい。そして紳士。頭もいいし。科学者は科学者って感じでした。はげてました。
終盤。色々あってどうなる!?って思ってたところ、ぇ?おわり?ぇ?ってくらいスっと終わる。ぇ?おわるの?ぇ?おわり?あれ??ってくらいスッと終わる。メッセージ性が強く、70年前にみたら心に残るんだろうなと思う。っていうか70年前のメッセージが今でも普通に通用しそう。だからリメイクされるのね。リメイクのほうはメッセージが低くて微妙らしい。アマゾンプライムにありませんでした。
総評。「よぉ地球人、原子力使えるようになったんやな。それうちらに使ったら100倍返しするぞ、警告したかんな、そんじゃサイナラ!」って、宇宙人がいいにきた映画。内容はそれだけ。白黒映画なので宇宙船の色とかロボットの色とか想像するのが楽しい。どんな色してたんだろう。
名作といわれているのも納得で、最初から最後まで集中力途切れることなく見れる。宇宙人が「地球の偉い人全員よんできてー、まとめて説明するから」といったときに、「この国でやるなら私はいかない。その国でやるなら私はいかない」みたいな国があって、70年前も今も変わってないんだなと思った。
電気が止まって文明が静止するのもすごいなと思ったけど、これが70年前の映画なんだから驚き。今でも通用すると思う。家族でみることができる映画だと思うけど、盛り上がる部分はそんなにないと思う。
でもやっぱり小学生あたりに見せて、自由工作で宇宙船作ったりしたら楽しいんじゃないだろうか。
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