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金融の歴史と嘘〜誕生と仕組み〜

皆さんこんにちは。
BanBanです。
前回の記事
貨幣の歴史と紙幣誕生の瞬間まで】は
如何だったでしょうか?
お金の本質を理解出来ましたでしょうか?

しかし現在皆さんがお金と認識している紙幣は
実は本来お金が持つ本質とは全く異なる物になってるのは、ご存心でしょうか?

どう言うこと??
今も昔も変わらず使えてるけど?
そう思われる方も多いと思います。
むしろ、そう認識してる方の方が多いでしょう。
しかし、表面上は変わらぬ紙幣ですがその本質は大きく異なっている現状を、今回は僕が学んできた事例や歴史を元にお伝えして行きたいと思います。

今回は長くなるので前編(世界史)と
後編(日本史)に分けてお伝えしてたいと思います。

では【現代までに繋がる金融の仕組みと嘘】前編から。

前回の記事の続きになりますが
金庫屋と呼ばれるビジネスをご説明したと思います。実は金融、つまりは銀行業とは元々は金庫屋から発展したビジネスでした。
順を追って説明します。

人々から預かった金や銀と交換に発行された兌換紙幣はとても便利でした。
物品の交換だけではなく労働報酬としても使われていくようになりました。
なんせその兌換紙幣を持って行けばいつ如何なる時も金庫屋が財貨と交換してくれるわけですから。

しかし人というのは前回の記事、お金の進化で示したようにどの時代も便利さを求める生き物なのです。
つまり、【面倒くさい】。それが人間の根幹にある感情でした。
なんせ、これまでの物々交換時代から遡ると画期的に生活も豊かになり、娯楽が増え、労働に費やす時間が格段に減っていたわけですから、次第に兌換紙幣を財貨に変える事すら放棄し、兌換紙幣そのものを人々の間で交換する様になって行きました。しかしそれが全ての始まりだったのです。

時が経つにつれ、金庫屋は財貨を預けに来る人は増えるが、兌換紙幣を財貨に変える人はほとんど居ない事に気がつき、次第に不正を働くようになりました。

保管しているはずの財貨に利子を付けて人々に貸し出し、利鞘を稼いで運用するビジネスを始めるようになりました。
それこそが銀行業の始まりです。つまりは、お金の本質【信用】が失われた瞬間でもありました。

また、人々が兌換紙幣を用いた取引が主に流通し始めると,彼らは更に大胆な不正を働くようになりました。
金細工氏達がそうしたように、自分たちで存在しないはずの紙幣を作って使うようになりました。
そして様々な物を買い占めていくのでした。
その結果存在しないはずの紙幣が多量に出回る事でインフレが発生する様になりました。

金融の嘘
インフレ(物価上昇)のメカニズムはとてもシンプルです。
実例を挙げてご紹介しましょう。

あなたは晩ご飯のお米を買いに来ました。
そしてお米10kgと紙幣1枚と交換しようとしている時でした。
のこのこと大柄な男が現れて店主にこう言います。「その米を俺に紙幣10枚で交換してくれ。」
店主はあなたとの取引を止め、その男に紙幣10枚と10kgのお米を交換してしまったのです。
あなたは憤りを店主にぶつけましたが、店主はこう言います。
「俺にも妻や子供、生活があるんだ。許してくれ・・・。」
あなたは諦めて帰るしかありませんでした。

このようにして金庫屋は常に市場価格よりも高い値段で物を買い占め行います。
どんどんどんどんそういった買い占めを行うと市場価格というのはより多くのお金を出す方に寄せられていきます。
そうした結果、一般の人たちは小麦すら買えなくなり、パンすら食べられなくなっていきました。

実はそれこそが【フランス革命】前夜ヨーロッパで起きていた出来事でした。
マリー・アントワネットの時代。
パンを食べられないなら、ケーキを食べればいいじゃない。

一般の人々は貧困に苦しんでいましたが、王族や貴族も例外ではありませんでした。しかし、王族や貴族、特権階級の人々にはプライドがあります。毎日毎日行なってきたパーティーや派手な生活、消費を止める事は出来ず私財を切り崩しながらそういった生活をしていました。

すると今度はそれに目を付けた事の元凶であるはずの金融家が一般の人達にすり寄り始め、こう言いました。

おい!みんな聞いてくれ!みんながこんなに貧困に苦しんですのに奴ら王族、貴族らは、俺達から吸い上げた税で毎日贅沢三昧で遊びまくってパリピしてやがる!マリー・アントワネットに至ってはケーキを食べればいいじゃない!なんて舐めた事抜かしてやがる!!ふざけんな!みんな武器をもて!奴らを引っ捕らえてギロチンで首を切り落としてやろう!革命だ!そして俺たちの権利を取り戻そう!!

これがフランス革命で、実際にマリーアントワネットもギロチンで首を切られて処刑されました。

そしてこの頃から王族や貴族は力を失いつつありましたが、一方で財や富、力を持って行った物達がいます。
それが各地の金融家、そして金融家と直接取引を行なっていた人達です。

例えば小麦屋はこれまで1枚しかもらえなかった紙幣が10枚あるいは20枚と貰えるわけですから、どんどんと潤って行く訳です。
そう言った王族や貴族のような爵位を持たない資産家、ブルジョワジーと呼ばれる中産階級の人たちが台頭してきました。

またこの時代特に力を持った者がいました。
それが【マイヤー・アムシャル・ロスチャイルド】です。
彼はこんな言葉を残しています。
我に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。さすればどのような者が法律を作ろうがそんな事はどうでもいい。世界を支配するのは法でも武力でもない。資本である。金さえ有ればどんな事でも許される。

そのように考えた彼は、5人の子供達にそれぞれ別々の言語を教えヨーロッパ中に散らばって各地に銀行の仕組みををつくらせます。その計画がバレないように、また不確かな情報に惑わされないように、毎日全員に一行ずつ別々の言語で現地の最新情報を書かせ、暗号化したやり取りでヨーロッパ中の通貨発行権と管理権を誰にも知られる事なく迅速に、かつ早急に手中に収め、金融的に支配して行ったのです。
そしてその仕組みを使って世界中の統治を世界で初めて資本によって行おうと考えたのです。

これが【資本主義による統治】の正体なのです。

長男アムシェルはドイツ、フランクフルトへ
次男ザロモンはオーストリア、ウイーンへ
三男ネイサンはイギリス、ロンドンへ
四男カールはイタリア、ナポリへ
五男ジェームズはフランス、パリへ
それぞれ各地に散らばり様々な事業展開を行い銀行を作ります。
アムステルダム銀行、ストックホルム銀行、イングランド銀行、パリ銀行。
そして彼らか集まりやすいように中心地スイスに世界銀行が作られます。

こうして彼らはまずヨーロッパを金融により支配して行くわけですが、この時代特に力を持ったのがイギリスのネイサンでした。
なのでロンドンを中心に金融が作られて行ったのです。

また彼らはアメリカの独立運動なども支えており、アメリカにも魔の手を伸ばしていきます。こうしてアメリカも彼らの手中に収められて行くわけです。

みなさん、世界の国際金融の中心地と言えばどこを思い浮かべますか?
ロンドン、ニューヨーク、東京、香港
実はこう言った国々は全てイギリス系の国となります。

日本がイギリス系???
そう思う方もおられると思います。
その疑問に答える前に世界史前編は一旦ここまでとしておきましょう。

如何でしたか?
段々と歴史とお金、金融のつながりや嘘が見えてきたのではないでしょうか?

現在日本は誰が見ても多くの人が貧困になり一部の人が権力やお金を持つ格差社会が拡大しています。

現代までに繋がる金融の仕組みと嘘】後編(日本史)で日本の近代化を支えた金融とその繋がりをお伝えして行きたいと思います。

またお読みになりましたら、是非感想をコメントくださると、拡散活動の励みとなりますので、何卒よろしくお願い致します🥺

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