アノメンのクエスト#4①、アノメンの騎士昇格審査の時が来る
<妹が殺されてからしばらくの後、PTが冒険先からアスカトラに帰ってくると、ひとりの立派な騎士がアノメンの名を呼んで彼を引き止めた>
ライアン・トロール卿
「盾持ちのアノメンよ、ひと言お話ししたい」
アノメン
「何のご用でしょうか?」
トロール卿
「私はライアン・トロール卿と申す者。レディエント・ハート・モスト・ノーブル騎士団のパラディンだ。トーム*の御名にかけて、御身を歓迎する」
アノメン
「こちらこそ。裁定の時が来たのですか?」
トロール卿
「まさしく。団長殿の名により、裁定委員会は御身に騎士団に出頭するよう求めている」
アノメン
「わたくしはすぐ参って、わが行いと力量とを審査されるべく、ヘルム*の照らす光のなかに立つでありましょう」
トロール卿
「そうあれかし。トームの御名にかけて、御身に祝福あれ、アノメン」
アノメン
「あなたにもまた」
トロール卿
「騎士団でまたお目にかかろう、アノメン。幸運を祈る!」
アノメン
「感謝いたします、トロール卿。またお会いできるのを楽しみにしております」
*トームはパラディンに厚く信仰される自己犠牲・奉仕の神。ヘルムは守護や見張りを司る神。アノメンはヘルムを信仰する僧侶(もと戦士)だからヘルムの名を出してるわけ。なお、騎士団は宗教団体ではないから、トーム信者が多いとはいえ別にヘルムやラサンダーを信仰していても何の差支えもない(両神とも多くの信者を集める善神だし)。