
リーダーシップについて考える
1回口座登録さえ完了すれば請求から支払いまで10秒で簡潔するPay By Bankを拡げるための組織づくりに奔走するBANKEYの阪本です。今日は少なくともBANKEY社におけるリーダーシップに対する考え方です。
序章:熱いぜ修造さん
大学生の頃の話です。筆者の大学生の頃の思い出と言えば予備校の先生としての経験が大体95%を占める訳ですが、5%くらいは大学時代の友人との思い出もあります。
ある日の飲み会@友人宅。間接照明を活かした友人の部屋で「しゃれてんなぁ、雑誌に出てくる部屋みたいやなぁ」とか言いながらお酒を楽しんでおりました。
夜も更けてきまして…おもむろに友人の1人が、
「松岡修造の公式ホームページが熱い」
と言い始めました(どんな文脈かは忘れた)
これです。
当時はまだYoutubeも主流ではなく(2005年設立、ちょうどGoogleが買収したくらいの時期)、ホームページに埋め込まれた動画を1件ずつ再生しながらふけていく夜。
あきらめない気持ち、頑張る気持ち、富士山の気持ちを学びました(詳しくは実際にホームページを見ると良いと思う)。
本題|組織づくりについて
2016年に発売されたWIRED Vol.23の当時の編集長だった若林恵さんが以下のようなことを書いてました。
会社って何のためにあるんですかね、という問いに対する最も腑に落ちた答えは、ある出版社の社長が語ってくれた、「一人ひとりが平凡で小さな存在でも、みんなで集まってやれば大きなことができるじゃないですか」というものだった(以下略)。
例のWIREDはこれ。
個人的にすごくしっくり来ておりまして、折角BANKEYという会社を設立して経営しているのだから「みんなで集まって大きなこと」をやろうと社内外で言っています。でも実際には人が2人以上集まればアンジャッシュのコントのように誤解が生じると言われる通り、組織づくりはとても大変。
更に言うと人生で組織マネジメントをやった経験なんてないわけで(銀行の人と話すと「支店長代理」とか「調査役」という役職の人に会うことがあります、これらの「長」がつかない役職の人には基本的には部下がいません、組織マネジメントの職責が与えられていません)。それでも経営していかねばならないので、今の時点ではすごくラフなのですがこんなことを考えています。

これは一体何かというと、人と会うたびにこのタイプA〜Dのどこに当てはまる人だろうかというようなことを考えながら(実際に第一印象と、しばらく一緒に働いてからタイプが変わることもあったりする)今BANKEYに必要な人はタイプCだよなぁみたいなことを考えています(なお、元銀行員である筆者は根っこの部分はタイプCなのですが、必要に迫られてタイプAを演じております(多分)。あとは組織論の教科書だとLeaderの対義語はFollowerと書かれていることが多いですが、個人的にしっくり来ているのはSuppoterです。そしてスタートアップは人数に余裕がないので、得意不得意ではなく、自分が今求められている役割がどのタイプなのかを判断して場面場面に応じて各タイプを行き来できる人が必要です!とか話が逸れてきたので時を戻します。
リーダーとリーダーシップ
BANKEYではリーダーは組織としての成果(人材育成・チーム作り)、業務に責任を持つ人(役員はプラス定量的な成果責任)と定義しています。
ただ、リーダーの役割の発揮の仕方、リーダーシップには幾つかのタイプがあります。
こうだよなぁ… pic.twitter.com/PEAxLDt4up
— 阪本 善彦|BANKEY Inc. (@yoshiyoshi8585) December 3, 2024
例えば、上記は、ビジネスをゴールに向けて動かして行くのに、LeaderはGoalに向けて一緒にビジネスを引っ張る、BossはBossだけがGoalを認識してSupporterにビジネスを引っ張らせる。あなたはLeaderですか?それともBossですか?という図です。
割とBossはダメだと言う前提で議論が進んでいく訳ですが、組織全体でみると例えばタイプCの人は業務を円滑に進めていくうえではBoss的な動き方が効率的だったりします(組織は複層化するのでGoalを示す役割は他にいても良いですし、Executionを効率的に進めるには割とSupporterの人たちに「考えさせない」という選択も有りだったりします)
なので、リーダーシップの型として一緒に牽引タイプ(図のLeader)、差配タイプ(図のBoss)みたいな型がありそう。
第三のリーダーシップ
他にもないかなと考えたときに、過去に一緒に仕事をしたリーダーの中で誰と一緒にまた仕事をしたいかという観点で見ると、「チアアップ」が共通項として浮かんで来ました。
確かに、ビジネスを引っ張る中で自分も引っ張ったり、引っ張る指示を出したりする他に、みんなが引っ張りたくなるように勇気づけて、応援するといったリーダーシップの型もありそうです。まさに修造さん。
ただし、「やる気スイッチ」は実は存在しないというのがどうも脳科学的に明らかになっているそうで、やる気はやらないと起こらないというのが定説だそうで、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という格言にある通り、リーダーシップの型をリーダーは複数持って局面に応じて使い分けしなければなりません。
使い分けしていくためには自分自身がどの要素が強い(と周り=Suppoterや他のLeaderから思われているか)かを正しく認識することが第一歩です。
自分自身がどうかというと忙しくなるとチアアップの要素を忘れがちなので気をつけます。
BANKEYでは一緒に組織づくりを手伝ってくださる仲間(リーダー、サポーター問わず)を絶賛募集中です。神保町オフィスでコーヒーでも飲みながら話しましょ。ではまた。