デジタル大国日本
ごあいさつ(はじめまして)
こんにちは。BANKEYという会社の代表取締役をやっております阪本と言います。
BANKEYってなんやねんという話はおいおいするとして、9月1日付で会社を新設致しまして、デジタル大国日本に生まれたからには公的なデジタルサービスは最大活用してやろうという気概で臨んだわけです。
そこで利用したのは「法人設立ワンストップサービス」という代物でして、マイナポータルの一部とされているわけですがデジタル庁肝入り(多分)で24時間以内に法人設立登記を完了させるというコンセプトでありまして、スモール法人の設立には大変ありがたい仕組みなわけです。
法人設立OSSの良いところ
通常設立登記は紙かWindows PCが必要だが、Macだけで申請できる
本当に設立登記「は」24時間で完了する
といった感じでまさにデジタル大国!を体現しているわけであります。
一方で、やはり一国民として改善点について進言申し上げる必要があると考えておりまして、以下改善点について僭越ながら・・・
改善のご提案
[その1]添付書類への電子署名機能
Win PCがなくても登記申請ができるという素晴らしい導線を用意しているにも関わらず、マイナンバーカードから電子署名を付与するには公式にはAdobe(PDFを牛耳っている人たち)のアドインを使用する必要があります。
そしてこの公式アドインはWindowsにしか対応していません。
もう慣れた(諦めた)から良いんだけどさ、認証にマイナンバーカード使うのだから添付書類への電子署名付与も入れとこうよ(せめて署名付きフォルダの機能を・・・切実に)
[その2]入力項目の整理
画面遷移すること25ページ…
元々の書類をそのまま電子入力可能にしているだけなので何度住所をコピペしたか。
そもそも住所のフリガナって必要ですか?何に使ってるんですか?
[その3]健康保険、年金との連携
事業所設置届だとか社会保険の新規適用届などもワンストップで申請はできて素敵なのです。そう申請はできるのです。
社会保険に関しては画像のような注意書きがあります。
何が「一般的には、」だよと。
ちなみにOSSで申請してしばらくすると年金事務所からお電話を頂戴します「資格取得届が提出されていないので新規適用届の手続きを進められないのですが」と。
なお、OSSからこれらの手続きは行うことができません。そして社会保険の電子化に対応しているe-GovでGビズIDを使って申請しようとすると・・・「事業所番号を入力してください(エラー)」と。
事業者番号は新規適用届が受理されて発行されるものでして電子申請はできないと。
結局どうするか、紙で記載して郵送してくださいとのこと。
OSSの手続きから外して別途申請する方がどうも良さそうです(OSSを使わなければ電子申請可能な様子・・・)
さすがデジタル大国日本!
今後起業される方の少しでもお役に立てば!