銀行の数
銀行口座決済の当たり前を変えるPay by BANK開発中のBANKEYの阪本です。
今回は銀行の数を数えます。
序章:銀行の名前
私が勤めていた銀行は東京銀行と三菱銀行が合併してできた東京三菱銀行と、三和銀行と東海銀行が合併してできたUFJ銀行とが合併して出来た三菱UFJ銀行(途中で東京は消えた)です。ちなみにUFJはUnited Financial of Japanの略です、日本金融「的」連合。なおMUFGはMitsubishi UFJ Financial Groupで、根強いUnited Financial of Japan。中学校の教科書で「of」の前は名詞と習った人も多いハズ。というわけで金融「的」連合。
日本の銀行の数
結論から言いますとここに書いてます:https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html
リンク先を開くと「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」というページに飛びます。
そういえばこの記事でも引用してました。
今回はこの中の、「預金取扱等金融機関」を数えます。
預金等取扱金融機関の内訳
仰々しい名前ですが、銀行を含む預金を預かることができるライセンスを持った人たちとその取り巻きです。この中で銀行持株会社(原則経営管理以外の業務をやってはいけないことになっています、楽天とかがいつも議論の対象になるやつ)と信託兼営金融機関(ほかと重複)を除いた以下の業態が定められています。
銀行
信用金庫
労働金庫
信用組合
系統金融機関(農林中央金庫、信農連、信漁連)
信託兼営金融機関
預金等取扱金融機関の数
それぞれExcelファイルを開いて数を数えてみます。いずれも2024年9月6日時点。
銀行:188行(外国銀行支店を除くと134行)
都市銀行:4行
信託銀行:13行
その他(金融庁所管):17行
外国銀行支店:54行
地方銀行:62行
第二地方銀行:37行
その他(関東財務局所管):1行(埼玉りそな)
信用金庫:254金庫
労働金庫:13金庫
信用組合:143組合
系統金融機関(農林中央金庫、信農連、信漁連)
農林中央金庫:1金庫
信農連:32連合会
信漁連:9連合会
外国銀行の支店を除いて全部足してみると586機関あることが分かります。
ちなみに系統金融機関はJAバンクとして知られていますが、JAバンクとしての会員数は541機関であり、586-(1+32)+541=1,094機関とカウントするのが良さそうです。
アメリカの場合
アメリカでは2023年6月時点の預金取扱金融機関として①商業銀行:4,071行②貯蓄金融機関:574行③信用組合:4,686組合の合計9,331機関あります。この数には外国金融機関の米国支店は含まれていません。
こちらを参照しました。
イギリスの場合
イギリスでは2024年1月時点の預金取扱金融機関として①銀行(外国銀行の在英支店を含む):277行②住宅金融組合:42組合③信用組合:385組合の合計704機関あります。
こちらを参照しました。
まとめ
今回、オチはありません。とりあえず数えてみました。
なお、日本の人口は125百万人、アメリカは334百万人、イギリスは67百万人なので、人口10万人あたりの預金取扱金融機関数も計算しておきます。
日本:1,094機関→0.89(10万人あたり)
アメリカ:9,331機関→2.79(10万人あたり)
イギリス:704機関→1.05(10万人あたり)
*日本の数値には外国金融機関の支店が含まれていませんので54を足すと、1,148機関→0.92(10万人あたり)となります。
ではまた。