住宅ローン通したくなる人の特徴
銀行員のケンイチです。
今回は、銀行員目線の話になりますが、住宅ローンを通したくなる人の特徴を書きたいと思います。
住宅ローンはパッケージ商品
まず初めに住宅ローンは、パッケージ商品のようなものです。
というのは、申込人の年収から生計費、借入返済額(今回の住宅ローンとその他の借入の合計)を引いてプラスになれば、基本的に通ります。
目安として、年収の6倍程度と言われたりします。
そして、金融機関の住宅ローンの殆どが保証会社というものがついています。
保証会社については、別の機会に詳しく書きたいと思うので、今回は割愛させていただきます。
保証会社の規定にハマれば住宅ローンが借りれるので、銀行から借りているというわけではないのです。
銀行員の役目は?
それなら銀行員はいらないじゃん!と思うかもしれません。
実際にはあまり必要ないでしょう。
極論では窓口として書類を受付しているだけなのです。
そのうえで、審査が承諾か否決が微妙なラインにいる人には、銀行員がプッシュする場合があります。
基本的には、すべての方が通るように努力はします。
そのなかでも、銀行員も人間ですので、応援したくなる人も出てきます。
実際に担当者のプッシュにより、多少なり審査に影響は出てきます。
どのような人が応援したくなる?
私の偏見もありますが、どのような人を応援したくなるのか書いていきます。これから、住宅ローンを検討している人は参考にしてください。
①書類の準備が早い人
住宅ローンを組むために、相談に来る人は殆どが初めて住宅を購入する人ばかりです。
そして、住宅ローンになれば審査に必要な書類も多くなります。
最初から全ての書類を準備してくる人は少ないです。
普段の生活から馴染みがないものもあるので、仕方ありません。
そのときに、この書類が必要ですとこちらから投げ掛けたことに対して、返事が早い人(書類を素早く準備する)には、こちらも応援したくなります。
②預貯金がある
借入のときに、自己資金を入れるに越したことはないです。
しかし、今は住宅ローンの金利が下がっているので預貯金はそのまま蓄えて、自己資金は投入しない人も増えてます。
その分借入額が増えるので返済額は増えてしまいますが、預貯金があることはプラスに働きます。
また、預貯金のなかでも定期預金100万円よりも、毎月5万円契約での定期積金100万円の方が私は重要視します。
預金の金額が同じであってもです。
理由としては、定期預金100万円は、もしかしたら両親からの援助などからあるお金かもしれないからです。
定期積金での100万円であれば、この人は毎月5万円を蓄えていける人なんだと考えることができます。
同じ理由で、定期性預金じゃなく、普通預金に給料が入り生活費などを引出し徐々に残高が増えての100万円も同じように考えることができます。
毎月コツコツ貯めれてるという実績があれば応援したくなります。
定期預金100万円でもお金の流れがわかるのであれば問題ありません。
③通帳に払い出した摘要を書いている
男性でこれをしている人は少ないですが、女性であればよく見たりします。
どういうことかというと、
3万円 ○○氏結婚式
1万円 ○○氏出産祝い
5千円 子ども誕生日プレゼント
といったように、急な出費やいつもと違うお金が出ていった場合に、払出しの内訳を書いているかということです。
鉛筆書きでもいいのです。
このことから、この人はお金の流れを把握している人だなと考えることができます。
給料が入って、何度も頻繁に出し入れしている人よりも印象は良くなります。
これから住宅を検討している人へ
これから住宅を検討していて、ご覧になられた方のなかには、なんもやってないよと思う人もいるでしょう。
私も、銀行で働いてなかったらこのようなことを考えることはなかったでしょう。
多くの方のお金の管理の仕方を見てきたので、気づけたとのです。
この記事をご覧になって、将来住宅を考えている人でまだ何もしていないのであれば、まずは毎月少額からでいいので、決まった金額を積立てていくことをオススメします。
少額でも積立てていれば、貯める意思がある人に見えます。
そういった人には、銀行の担当者も応援したくなります。
住宅購入は大きなイベントになります。
普通の会社員であれば、人生で1番大きな借入になるでしょう。
そのための準備を今から始めてみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
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