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6期引退ブログ#15【いおり】

【6期引退ブログ#15】

今日の担当は…
“佐賀が生んだおしゃべり練習局長”
いおり(練習局長・EndingFestival Oasisさんコラボ担当)です!

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お疲れ様です!6期のいおりです。

あ〜、ついに書き始めてしまいました。引退ブログ。
これまでバンカライズムに引退ブログを書く文化はなくて、今年提案があったときは焦りました。あまり思ってることを文字にしたり口にしたりするの得意じゃないんですよね。6期のみんなはそういうのが上手で本当に困ります。私のブログだけ閲覧少なかったらどうしよう。でも日本人なので同調圧力に負けて「いいね!書こう!!」と言ってしまったわけで…。いい機会なので早稲田大学文化構想学部の力を最大限駆使して頑張って書いてみようと思います。

てことで今日のタイスケ〜どんっ!

①バンカライズムとの出会い
②パフォーマンスについて
③練習局長として
④みんなへ

本日はこの4本立てで行きます。拙い文章だとは思いますが読んでくれると嬉しいです。

〈バンカライズムとの出会い〉
まずは、そもそも私がどこでバンカライズムに出会って、どんな部分に惹かれて、入会するに至ったのかについてお話しようと思います。これまで同期にも先輩後輩にもちゃんと言ったことがなかったのですが、私がバンカライズムに入ろうと思った本当に最初のきっかけは、早稲田祭でも、万色祭でもなく、大学1年生の時にYouTube上で見た過去の早稲田祭のエンディング映像でした。実は私、新歓に参加するまでバンカライズムのパフォーマンスを直接見たことがなかったんです。早稲田大学に入学して早稲田祭の雰囲気を知りたいなあと思ってふと見た映像の最後の方に、たった3秒程度映ったバンカライズム。そのたった3秒に、私は魅せられました。数え切れないほど沢山のサークルが映し出されていく中で、何故か私には衣装も、ダンスも、表情も、熱気も、バンカライズムが桁違いに輝いて見えました。その時は何故そこまで惹かれたのか分からなかったけど、今ははっきりと分かります。

「すべての人の野心に火をつける」

この活動理念が根底にあるバンカライズムのパフォーマンスが、それまでずっと”死ぬ気で頑張ってみる”ことから逃げてきた私に深く、深く、刺さったんです。嫌味のように聞こえてしまうかもしれないけど、私は勉強でも部活でも、頑張れば人並み以上の結果を残せていました。良くも悪くも器用なんです。でも、だからこそ、自分の限界を知るのが怖くて、自分が本気で頑張ったときにそれに見合った結果が出ないのが怖くて、本気の努力をしたことがありませんでした。全力でやって何も結果が得られなかったらどうしよう。だったらなんとなく結果を残せてる現状のままでいいんじゃない?そんなことを無意識のうちに考えてしまって、本気で努力している”フリ”をしている自分がずっと私の中にいたんです。そんな自分が嫌でした。ずっとそんな自分を変えたいと、そう思いながらもきっかけを掴めずにいました。バンカライズムのパフォーマンスは、そんな私にすごく響いて、ああ、絶対にこのサークルに入ってやる。何か変えてやる。そう思わせられました。

そこからはとにかく必死でした。すぐにバンカライズムの全SNSをチェックして、動画を見漁って、1人ぼっちだったけど新歓に参加して。まだ入会も決まっていないのに新歓で習ったダンスを1人で自主練した日が懐かしいです。そんなこんなで2020年12月16日、バンカライズムへの入会が決まり、私のバンカライズム一色の生活がスタートしたわけです。今までやったことのなかったダンスを必死に覚えて、毎日自主練して、人生で初めて振り作りに挑戦して、ステージの担当をやって、そして練習局長になって。気がついたら努力している”フリ”なんかじゃなくて、これまでの人生で1番、目の前のことに”本気で”向き合って、”本気で”努力をしていました。努力した先の結果を考えて迷うんじゃなくて、まずは努力をしてみる、そんな人間に成長していました。バンカライズムとの出会いは、大袈裟でもなんでもなく、私という人間、私の人生が大きく変わるきっかけでした。

…ちょーっと自分語り長すぎるなあ!!みんな置いてけぼりじゃないか!?
ってことでここからは自分のことではなく、私が惹かれたバンカライズムのパフォーマンスについて少しお話したいと思います。

〈パフォーマンスについて〉
バンカライズムに入会して、同期や先輩後輩と仲良くなって、みんなのことを知っていくうちにすごく感じることがあります。それは、”みんなくすぶってたんだなあ”ってことです。そうなんです。バンカライズムってくすぶってた人間の集まりなんですよね(笑)。いや、もちろん大学生活エンジョイしていてその途中でバンカライズムを見つけて入った!って人もいると思うんですけど、大半のメンバーがなんか大学生活を楽しめていなくて、必死になれていなくて、そんな今を変えたいけどどうすればいいか分からない、そんな時にバンカライズムに出会ったって人なんです。それは多分、さっき話した活動理念に加えて、バンカライズムがずっと「秋入会」を貫いていることと関係しています。ほとんどのパフォーマンスサークルが春に新歓を行い入会者を募るのに、あえてそれを秋に行う意味。きっと、私みたいなくすぶってた人間に火を灯すためです。春の新歓でサークルに入れなくてつまらない毎日を送っていたり、入ったけどなんか違うな、そんな思いを抱えて過ごしていたり。そういった人たちに輝ける場所はまだあると、これからだと伝えるためです。そして、そんなメッセージにつられた人間の集まりだからこそ生まれるのが、私が大好きなバンカライズムのパフォーマンスなんだと思います。がっつりダンスをやりたい人が入るようなサークルではないから、ダンス初心者ばかりでお世辞にも全員のダンスのクオリティが高いとは言えないし、構成とか振りとか技術が必要な部分がよく出来ているとは言い難いかもしれません。でも、全力で叫んで、がむしゃらに踊るバンカライズムのパフォーマンスは、唯一無二で、見ている人が「自分は今のままでいいのか?」そう問いかけてしまうような、絶対に他のどんなサークルにも出せない”熱量”を持っています。踊りたいだけならどんなサークルでも出来ます。そんな中でバンカライズムである理由は、バンカライズムでないといけない理由は、自分が本気にさせられた場所で、今度は自分が誰かを本気にするためだと私は思っています。そして引退する身として願うことがあるとすれば、大好きなバンカライズムのこのパフォーマンスの形を、何年先にも繋げていって欲しいということです。

さて。やっと半分を突破しましたね!後半戦突入です!長い!
またまた自分語りと、内輪向けの内容になってしまいますがもう気にせずいってみよう!

〈練習局長として〉
ここからは、私が練習局長になった理由や練習局長として考えてきたことを書いていこうと思います。私はバンカライズムに入会するとき、自分の中で1つ目標を立てていました。それは「誰かのきっかけになるようなパフォーマンスをする」ということです。実はこの目標、入会フォームにも書いているんです。私の野心に火をつけてくれた先輩方のように、私も誰かの原動力になりたいと考え立てた目標なのですが、正直なところ、1年目は全く達成できていなかったなと思います。そもそも私はバンカラに入会するまで人前や大きなステージでパフォーマンスを披露する機会なんてなく、当時はそんな経験ができることが”楽しい”、その感情だけで活動していました。もちろん、練習に対して手を抜いていたり怠っていたりしたわけではありません。常に全力でした。でも、いよいよ自分たちが幹部代になる時期に差しかかってきたときに、ふと、”楽しい”だけでいいのか、という疑問にぶつかったんです。周りを見渡すと代表になってバンカラをこういう風にしたい、って先を見据えてる人や、来年の万色祭のためにもう下準備を始めてくれている人、新歓のために制作物を作ってくれている人なんかがいて、みんながバンカラのために”楽しい”だけじゃない、プラスアルファの努力をしていました。そのときに、ああ、このままじゃ駄目だなと、まだまだ努力の余地はあるのに、そんな自分が誰かの野心に火をつけたいだなんて傲慢だなと、気がつきました。じゃあ私にできることってなんだろう、そう考えたときに真っ先に思いついたのは、やっぱり私がバンカライズムを好きになったきっかけの「ダンス」でした。ダンスなんて習ったことないし、リーダーなんてやったことなかったけど、1年間全力で練習を続けてきたダンスなら、こんな自分でも役に立てるかもしれない、大好きなバンカラのパフォーマンスを作り上げるその一端を担えるのかもしれない、そして何より、辛くて大変な未来は見えているけど、その先にある本当の意味での”楽しい”を経験したら、こんな私でも「誰かのきっかけ」になれるはずだ、そう思って、練習局のみんなに局長をやりたいと申し出ました。

こうして練習局長のいおりが誕生したわけですが、1年間、どうでしたか?
頼りなかったかな。不甲斐なかったかな。
私は前の局長みたいになんでもサクサクこなせて、周りが見えていて、統率力がある、そんな局長ではなかったと思います。今でも自分が適役だったとは思っていません。
どうしたらみんなが練習に参加してくれるんだろう?どういう風に話したら言いたいことが伝わるんだろう?練習を1回やるだけでも、ポジを1つ作るだけでも、やっぱり誰かしらから不満が出てきてしまって、全員で気持ちを揃えていいパフォーマンスを作り上げたいのに誰かの意見を優先すると誰かが嫌な思いをする、それでも練習は進めなくちゃいけなくて…。局長の仕事は想像していた何倍も大変で、辛くて、苦しかったです。何より、7代目の全員に、バンカライズムの練習に行きたい、そう思わせてあげられなかったことがすっごくすっごく悔しかったです。思い描いていた局長像には全然なれなくて、すぐにみんなに頼ってしまうし、みんなに助けられてばっかりの1年でした。でも、最初はボロボロだったみんなのパフォーマンスが練習を重ねる度に成長して、パワーアップして、そしてステージ上で誰かの力に変わる瞬間を誰よりも近くで見れて、ステージ後に「楽しかった!」そう言って笑うみんなを見れて、そして何度も何度も悩んで涙を流すほど本気になれて、局長をやって良かったと、局長になったことに一切の後悔はなかったと、そう言い切れます。こんな私に練習局長という大切な立場を任せてくれて、そして信じてついてきてくれてありがとう。7代目の練習局長ができて本当に幸せでした。

〈みんなへ〉
最後に、7代目のみんなにメッセージを贈ろうかなと思います。
7期とは1年間、6期とは2年間一緒に活動してきて、もうほとんどの人が気づいていると思うんだけど、私は沢山の人と深く関わることが苦手な人間です。アフターとか打ち上げとかあまり参加していなかったし、練習局長っていうみんなの前に立って指示を出す立場ってことも相まって関わりづらいと思わせてしまっていたかもしれません。だからあまり伝わっていない気がするし、こういうことを言うようなキャラではないんだけど、私、みんなのこと大好きです。バンカライズムに入って約2年間。週に3回、毎回3時間の正規練習。特に7代目になってからは正規練習外でもバンカライズムのことを考えなくちゃいけない時間が増えて。当たり前だけど辛くなったり行きたくなくなったりすることも沢山ありました。でも止まることなく走り続けられたのは、間違いなくみんなのおかげです。というか、みんなのこと好きじゃないと続けられるわけないよね。みんなのことが大好きで、私の仲間ってこんなに素敵なんだぞ、って、バンカライズムって最強なんだぞ、ってそう伝えたかったから、辛い練習も仕事も頑張れました。早稲田祭最後まで残り少ないあと数日、このメンバーで全力で駆け抜けようね。

みんなと出会って、一緒に練習して、ステージに立った2年間が、過去を振り返っても未来を想像してみても、人生で1番濃くて幸せな時間だと胸を張って言えます。
何度人生をやり直すことになっても、絶対にバンカライズムを選んでみんなと同じ時間を過ごしたいです。そんな素敵な団体にいさせてくれてありがとう。

こんな私を拾ってくれた5期の皆さん

1年間頼りない私に付いてきてくれた7期のみんな

そして、良きライバルであり、誰よりも何よりも大切な6期のみんな

本当にありがとう、これまでもこれからもずっと大好きです。

長く一貫性のない文章になってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。
最後に、バンカライズムの益々の発展を祈って。

バンカライズム6期 いおり

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