シャニアニ2ndまで全部見たけどやっぱりこれシャイニーカラーズじゃなかった

どうもlmeについて語れることはまだまだある私です。
前回の記事が思っていたより多くの方に見ていただいたようで、読んでいただきありがとうございました。何かlmeで聞きたいことや言いたいことある人は

こちらの方のコメントか私のTwitterに聞きに来てください。大体回答を用意できていると思います。

はい、それは置いておいて。ここはシャニアニの記事。
タイトルに書いてあることが2ndまで見終わっての私の感想になりますね、はい。
まぁ一応それだけだとなんのこっちゃ、という方もいると思うので、1stの時同様全体の感想、各話の感想を書きつつ私の考えを記していこうと思います。
1stの所感は以下の記事で書いてます。

いま改めて見ると、書いたとき相当頭に来てたんだなって思いますね。いや、思ってること自体は今も変わらないんですけど、語気つよいなって。怒りって時間経過で薄まりますからね大方。
そういう意味では今書いてるこの記事は2nd終わってからしばらくしてから書いてるので気持ちは落ち着いてる気がしますね。まぁ比較対象がアレなので2ndは見てる時もそこまで荒れてはいませんけど。表記めんどくさいので以降1期2期で書きます。

あ、1期の記事で訂正したい箇所がひとつあって
3Dモデルについて「ちゃんと顔はかわいくできていました」の部分
ごめんなさい、1期真乃ちゃんの顔しか映ってない記憶なのでちゃんと見返したらかわいい顔してるの真乃ちゃんと霧子ちゃんくらいでした()。
かわいくない、というと語弊があるんですけど、違和感を覚えるというか、「この子こんな顔じゃなくない?」ってほとんどの子に感じちゃったんですよね。どこかは褒めなきゃ、と思って適当なこと書いてすみませんでした…。
多分顔のパーツって一定じゃなくて、画角とか距離によって調整してると思うんですよね。なのでシーンによっては雑さというか荒っぽさを感じたんだと思います。シーンによっては控えめな言い方ですけど、ほとんどの場面で、ってことです。


2期「だけ」見た場合の所感

一旦あの1期のことを記憶から消して、2期だけで評すると
そんなに悪くないのではないか
という感想になりました。
ただ良いと感じる大部分は原作コミュをアニメやってくれたことによるものだと思っていて、じゃあそのコミュを知らない人が見た場合は、って考えるとそうでもないのかなと。後述するんですけど、正直やっただけでやり切ってはいないんですよね。なので原作コミュを読んだ時の感動があったかと言われるとなんですよね。
なので悪くない、良いと言い切れない、って感じです。

でもこれって話数表記からして1期と2期地続きなんですよね。
で、じゃあ1期から通しての感想は、となると、記事タイトルになるんですよね。
まぁこれは1期見た時の感想から変わってないってことなんですけど。
シャイニーカラーズのフリさえしなかった1期と比べると、原作シナリオやってる分2期はシャイニーカラーズをしようとしてる気配はありましたね。
ただあまりにも1期の負債が大きく、シャニアニを通してのスタンスが私の中のシャイニーカラーズと離れ続けていたので、結果変わらず、といったところです。
具体的な理由は各話振り返ってから記載しようと思うので、先に各話の感想と、今回は原作コミュがあるのでそちらにも触れながら進めていこうと思います。
では各話振り返りへGO

各話の振り返り

13話

えー…2期1話というより、1期13話です。
つまり何が言いたいかというと、です。…何も無いです。
特に何もなかった1期の振り返りと特に何もない会話のようなもので大半の時間が埋もれています。
一応意味深そうな問いかけをあさひちゃんが真乃ちゃんに投げかけます。
「どんなアイドルになりたいっすか?」
一応これが2期のテーマだったような気がするのですが、どんなアイドルか以前に各キャラがどんな子なのかの描写を放棄しているので「それよりもっとすることあるよね?」という気持ちでしたね。
気持ちが乗らないじゃないですか。「こういうアイドルになりたいです!」っていうものを見せられてもそこに説得感が出ないというか、それを応援したい気持ちにもなれないというか。キャラも1期より増えているので多分そこって足りないままなんとなくでこのテーマ進めていくんだろうなぁ、って思いましたね。必要かなぁ、そのテーマ…。
という感じで意味ありそうで無さそうな1話でした。
一応最後にとってつけとようにストレイライトのWDCのライブシーンがあります。
これ1期から感じてたんですけど、なんかライブシーン出されてもあんまり嬉しくないんですよね…。なんだろう、どうやっても期待を超えないというか、別に盛り上がる流れでもないから曲以上になることがないというか。曲をやってるだけって感じで。どこか褒めるところないかな、って目で見ちゃってましたね、そう思いながら見るのがもう残念なところありますけど。
あと、新ユニットのデビューで街頭スクリーンジャックするような事務所じゃないよな、と思いました。

14話

いきなり濃い味のするものを出すな。いや、それを望んでいたんだけどやるなら最初からやらんかい。ほんとに。
ということで、なんとここまできてようやく原作コミュの内容をアニメでやることになりました。
原作コミュはストレイライトのイベントコミュStraylight.run()、ストレイライトの最初のイベントコミュ。本当にストレイライトの、ユニットとしての始まりのお話です。

報酬SSR【なるんじゃん?】和泉愛依

一旦お気持ちを置いておいて解説をすると、大まかな話の流れは同じです。
ただストレイライトの3人のW.I.N.Gシナリオ前提な部分があるのでいきなり冬優子ちゃん冬優子ちゃんです(猫被ってるときのことを私は「ふゆちゃんモード」って呼んでます)。
アイドル、というか人間の嫌な部分を知っているから作った自分を演じる冬優子ちゃんと、対比になるように純粋で自分のまま突き進むあさひちゃん。演じている自分とは対称に素のままで評価されるあさひちゃんに対しての冬優子ちゃんの葛藤が生々しく、面白いコミュです。
ちなみに愛依ちゃんはこの時点だとあんまり自我が強くないです。原作でも。愛依ちゃんが熱くなるのはもう少し先のお話ですね。
で、原作と大きく違っているのが最後のオーディションなのですが、原作だとオーディションではなくフリースタイルコンテストのようなステージでした。
まぁ1話に収めようとするなら、こういうまとめ方になるのかなぁ、と思いましたけど、それでも自分たちの曲で他の二人も一緒にいるのに別の踊りをするほどあさひちゃんは変な子ではないです。彼女は彼女なりの行動指針に従って動いていますが、ある程度は他人から見ても納得できる範囲であると思います。ただこの場面はさすがにおかしい。曲に合わないダンスをするほど頭悪くないです。原作ならフリースタイルステージかつあさひちゃんひとりなので前のステージの模倣をするという行為にも合点がいくところがあるのですが。
なのでここの描写変更は個人的にはナシです。やるならもっとうまい落としどころにしてほしかった。
で、アニメはこのオーディションのあさひちゃんを受けて冬優子ちゃんが素をさらけ出して終わります。
………
いや待てい!?
え、ここで終わるんですか?個人的に一番好きなシーン(下記の一枚目)カットなんですけど!?
というわけで原作コミュの盛り上がる部分を切り落として終了。
はい、これが前述した「やっただけでやり切ってはいない」ということです。
ちなみに原作だと冬優子ちゃんがかっこよくステージに上がってかっこよく負けて帰ってきて、仕事帰りにストレイライトになります

衣装変えてないよ、原作は水着だよ

正直この話は最後の部分をカットしても一応成り立たなくはないのでまだ良かったですね。ただやっぱり、ストレイライトの結成のお話なので最後までやってほしかったです。
なんで1話に収めなければいけないのか?2話構成でやればよかったんじゃないか?そう思わずにはいられませんでした。
そして思い出すんですね、「いや話数は用意できただろ」と。
そう、このアニメ記憶には定かではないですが12話構成の1期をやっていたはずです。記憶に残らないほど希薄なアニメオリジナル内容をやっていながら、原作人気コミュは削ってるんですよね。
さすがに理解に苦しみます。というかこれ以降2期で行われる原作シナリオの話すべてでこの気持ちが出てきます。
私の好きな原作のお話は、あの白湯よりも薄味で冷めた1期より優先度低かったんだ、って。
これ多分また最後の方でまとめとして書くんですけど、各話でこの気持ちになったので一旦先にここで書いておきます。

15、16話

おい、戻るな。原作をやれ。お前たちに面白い話は作れないんだ。
ということで、原作をカットして無理やり1話にねじ込んだ次に来たのが2話続けてのアニメオリジナル回。
16話がライブ回で、15話がその準備回なのですが…はい。まぁほぼ無です。
特に中身もなく着地どころのない会話のようなセリフ回しがほとんどです。
一応13話で出た2期のテーマみたいなものを真乃ちゃんが抱えてそうな雰囲気を出してはいます。そこ以外はほんと何話してたか覚えてないです。
でライブの方は1期と打って変わってオリジナル曲を4つも出してきました。
ほな1期はなんやったんや…
あれだけシャニマスの1年目を再現しています、みたいなフリをしておいてここで完全に別ルート進むのか。本当に1期は何がしたかったの??あんなにつまらなくても現実の真似事をしようとしていたのに、それすら捨てたら本当に無駄じゃないか。本当に何だったんだアレは…。
はい、でライブ描写の部分はまぁいつもとそんな変わらないですね。別に盛り上がる流れでもないので。ただ曲は初見だったのでそこについてはまぁ目新しさはあったかな。私好みな曲もありましたし。
でこの回唯一EDがオリジナル楽曲なんですよね。なんと新曲5曲目。
1期の感想で触れてるのでそんなに多くは語らないんですけど、私シャイニーカラーズの曲がいたずらに増えること自体はあんまり喜ばしくないんですよね。好きな曲ならいいんですけど、新曲が出ること自体に嬉しくはならない。なのでこの2話で新曲が増えてもそれ自体は嬉しくなくて、曲聴いてこの曲好きだな、ってなるくらいです。

個人的に好きなのはOtNwとPBD

あとすっごく突っ込みたくなったところがあって。
ライブ前にみんなで集まったところ。掛け声が「シャイニーカラーズ」じゃなくて「283プロ」なんですよね。
これも1期の記事で愚痴ってるところなんですけど、私彼女たち自身が「シャイニーカラーズ」という言葉を使うことを嫌悪しているんですよね。
なのでこのシーンも身構えてたら283プロなんかい、っていう。なら1期はなんでわざわざあっちで呼んだんだと…。
嫌いな描写に納得できる点を探すのも何なんですけど、一応こういうことなのかなってのがあって、
アイドル個々人の集合体は「283プロ」ユニットの集合体が「シャイニーカラーズ」
なのかな、って。
ただこれを正としてとらえるとShiny Storiesってシャイニーカラーズ表記なの変だよな、ってなったのでやっぱダメです。やっぱりシャイニーカラーズは私たちの世界の記号です。

あとごめんなさい、もう1点クレームいいですか。
衣装ダサくない??いや、ダサいって言うとかなり主観な感想なんですけど、なんというか安っぽい

うーん…

シャイニーカラーズの衣装って基本ユニット衣装と全体衣装なので、あまりライブコンセプト衣装というものが少ないのですが、比較対象とするならSETSUNAとMUGENのインフィニットキュリオシティとかでしょうか。

初出はリアルライブでキャストの方が着たときですかね

まぁ私がこのインフィニットをかなり気に入っているというのもありますが、それ抜きでもやっぱりこのハロウィン衣装(?)のデザインもっとどうにかならなかったのかなぁ、と。スクショ取るために色々見ててもやっぱりダサくないか、と思わずにはいられなかった…。
これは推測の域を出ないんですけれど、3Dモデル作成コストの都合でこんな衣装になった気がしてるんですよね。いや、インフィニットみたいにシンプルでもおしゃれな感じは出せるので、そうだとしてもですけど。

まぁそんな感じで別に新曲が出たからと言って面白いわけではないし、嬉しいわけでもないライブ回でした。

17話

一応前の話でチラ見せされていたノクチルのお話。
天なんとか

先に言ってしまいますがこの話は天塵ではありません
まぁそんなこと言っても実際はノクチルのイベントコミュ天塵からお話をもってきています。内容は原作コミュの前半パートです。内容もほぼ同じです。
じゃあなんでこの17話≠天塵だと言いたいかというと、まぁ読んでいる方なら何となくはわかると思います。この天塵というコミュを思い出したときに浮かぶシーンってやっぱり

報酬SSR【游魚】樋口円香

ここだと思うんですよ。
はい、アニメしか見ていないひと、知らないシーンですよね?そうです、カットされてます。
この天塵というお話もノクチルのユニットとしての最初のコミュになっていて、前半ではアニメの通りアイドルとしての未熟さが出ているのですが、後半ではそれを受けてステージを、アイドルをこなすという姿勢が変化しています。ほぼ誰も見ていないステージで全力でパフォーマンスをするという前半と真逆の構図に彼女たちの、ノクチルというアイドルの始まりを見る、というお話です。海と花火。このシーンがあるから天塵は美しいと私は思っています。

なのでそれを描かないのであればもうそれは天塵ではないです。
ポケモンやってない人にはごめんなさいなんですけど、パッチラゴンをあげると言われてパッチルドン来たら怒りますよね?そういう感じ。全然別物。

パッチラゴン。そこそこ強い。
パッチルドン。まぁ弱い。

はい逸れましたが、この話はストレイライトの話と違って最後まで描く必要のあるお話のはずです。カットして1話に収めるくらいならやらない方がいい、って言おうと思ったんですけど、やっぱそもそも1話に収める必要なかったですよね(14話感想参照)。
回想の海のシーンとかも関連性を出せなくなっていますし。一応そこはアニメで別の魅せ方をしたかったようにのちの話で察しましたが、そんなものを天塵削ってまでやる意味はないです。
あと、ストレイライトのところでは触れなかったんですけど、原作コミュってユニットのメンバーとプロデューサーさんとでお話が進行するんですよね。一応Straylight.run()もそれは同じなんですけど、14話はアニメ構成でもギリ成立するので触れませんでした。
17話もアニメ放送する分だけだと不要かもしれませんね。番組スタッフとのすり合わせがちゃんとできずその後のノクチルになにもしない無能で終わるだけなので。
ただ原作のこの話は、やっぱり最後の海の仕事を持ってくる下りにプロデューサーさんが必要になってくるので、このアニメだと出来なかったんでしょうね。プロデューサーさんいねぇんだよなぁ…。

18話

なにをしたいんでしょうか。
一応追加ユニットの担当回が終わったので今後の各ユニット回への伏線を置いておく回のようなんですけど、中身の無い回に話数を消費するなら(以下略。
てか見返してたらPのふりした男がノクチルに仕事取ってくるって言ってたけど、このあとユニットの仕事取ってきてないですよね。ライブは取ってきた仕事じゃないよね、そもそもノクチルのためのものじゃないし。なんやこいつほんまに。
それは置いといて、後半は唐突に真乃ちゃんと透ちゃんの絡みが始まります。現実だとこの二人って何故かよく一緒にグッズ出したりガシャになったりしているのですが、キャラ設定的には別にそこまで絡んでないはずなんですよね。なのでアニメでのこの絡みは割と脈絡ないです。
まぁ一応センター()と新ユニットのセンターってことでの引き合わせなんでしょうけど。
で、ここでも出てくるのが「どんなアイドルになりたいか」ってやつなんですけど、それ以前にそもそも透ちゃんに関してはこのアニメにおいてアイドルになる理由が無いんですよね。
先の話での振る舞いから察せられると思うのですが、透ちゃんはアイドルになりたくてなったわけではありません。スカウトされたから、といえばそうなのですが、その上でアイドルをやることを目的としていないんですね。彼女にとってはアイドルになることは手段のようなものです。
わかりにくいですよね。どういうことかというと

W.I.N.G優勝後コミュより

こういうこと

この子めっちゃ女の子な理由でアイドルになっています。オブラートに包まず言うと邪な理由で。
で、その対象がこのアニメだと存在していないので、そもそもアイドルをやっている浅倉透という女の子がもう存在できないんですよね。前提から無理。
そんな子に「どんなアイドルになりたいか?」なんてテーマ押しつけても説得力のある着地点が描けないのはもう明らかなんですよ。一応原作では彼女がアイドルとしての生き方を探すお話があって、それを後の回でやりはするんですけど。いややってないか。かなり違うものだし。
なのでああもうダメそうだな、って感じてました。
まぁこれでも何をしたかったかわからない1期よりは、やりたいことはわからんでもない分2期の方がましと感じています。それを伝えられるかどうかはさておいてね。

19話

まぁここは大筋原作の流れでした。まぁ例によってプロデューサーさんはいないのでそこはがっつり消えていますが。
元のコミュはプロデュースシナリオ感謝祭のアンティーカ編。
原作だとアンティーカは他ユニットよりも売れているような描写が多く、それに従って個々の仕事が増えていき気持ちがすれ違っていく。それについて咲耶ちゃんが抱え込んじゃってすれ違いがさらに走っていく、というお話。
キャラクターを知っていればこういう展開になるのもわかるし気持ちも入るんですけど、このアニメだけ見てた人ってその辺伝わってますかね…。キャラクター性を描くことを基本放棄しているので、なんかキャラクターの感情だけが一人走りしてるように見えてないかな、と。初見視聴者置いて行かれませんでしたか?そもそも初見視聴者がいてくれるのかという話は置いておいてね。
一応咲耶ちゃんS.T.E.Pの内容も触れられてるらしいけど、私S.T.E.P未読なんだ…すまない。

あとこれは私の余談なんですけど、私このコミュ見たのがすごく前で、多分実装された年に見て以来だったんですよね。ここで私の言いたいこと察したひとは鋭いですね。
まぁ何を言いたいかって言うと、私この話を希水しおさんのボイスで聞くの初めてだったんですよね。前見たときはCVなんとかならなかった方だったので。なので話の内容云々より、演技の方で感動してましたね。これは希水さんに限らず原作の内容でも新しく収録されているので、そういう部分での楽しみはありましたね。唯一このアニメで評価できるところかもしれない。いやそれをアニメの功績っていうのも癪なんですけど。

あ、そういえばEDで突然新曲入ってきましたね。一応前の話でツアーをやるのと、各ユニット新曲があるってのは出てたんですけど、本当に完全に新規の曲を持ってくるんですね。初めて聞くのがこのアニメじゃなければもう少し初見の印象は良かったかも。内容が希薄すぎてあんまり文脈が乗らないので、とりあえず流されてる感があるんですよね。とりあえず流しておけばいい雰囲気になるやろ、感。もっと別の形で聞きたかった。

20話

この話、なんと私アニメ放送時原作コミュ未読だったんですね。かの有名な薄桃を。なので最初はコミュ未読時のアニメで初めて見た時の感想を思い出しながら、後半は原作コミュを読んだうえでの今の気持ちを書きますね。

はいこちら原作コミュは薄桃色にこんがらがって
シャイニーカラーズの数々のコミュの中でも人気なものと言えばで、必ず名前が上がるといってもいいほどのお話です(なんで私読んでなかったんやというのは置いといてください…)。
読んではいませんでしたが各所で語られる機会が多く何となく概要は知っていました。
千雪さんが昔からあこがれていた雑誌が復刊するにあたり、イメージガールとして同じユニットの甘奈ちゃんが選ばれます。
それ自体は千雪さんにとっても嬉しく納得の人選ではあるのですが、やはり自分の気持ちとして、自分がそれをやりたい、という思いも抱えていて、甘奈ちゃんもそれを知ってお互いに自分と相手のことを思って気持ちが絡まっていく。
二人ともオーディションには参加するのですが、事前に甘奈ちゃんがグランプリになることが決まっており、彼女たちもそれを知らされます。
そのあとオーディションに二人が参加するにあたり、反対ごっこという形でアルストロメリア3人が気持ちの吐露をしてアニメは終わりました。

で、このアニメを見終わった瞬間の感想なんですけど「これで終わりなわけない」っていう気持ちでした。まぁ前の話からしてカットされているのは明らかなんですけど、そうじゃなくて、絶対話としてのまとめ方が違っていると思いました。
このアニメだけでこの話を見た時、たしかに気持ちのこじれ方は面白みがあるんですけど、全体として見た時にそんなに面白くないんですよね。解せない点が多い。これだけいろんなところで話題に上がってきたコミュがこんな内容なわけない、と。
この終わり方だと本当に千雪さんがオーディションを受ける意味がないんですよね。いや自己満足という意味ではあるのかもしれませんが、そんなキャラクターの自己満足のためだけに行動させるなんてことはないだろうと。
そして雑誌側がオーディションをやる意味がない。そのあたりを適当に描くのはシャイニーカラーズではないだろうと。
あ、千雪さん役の芝崎さんの演技は普通に感動しました。

ここからは原作コミュを読んだ感想。
本当に面白い話でした。雑誌側にもちゃんとした意図があってオーディションを開催しており、それを引き出すために掛け合うプロデューサーさんのちょっと青臭い感じとかとても良かったです。
で、この話ってアルストロメリアの3人それぞれが悩みを抱えるんですけど、そこの相談役というのもそれぞれ存在していて
甘奈ちゃん→甜花ちゃん
千雪さん→はづきさん
甜花ちゃん→プロデューサーさん

という風にお話が動いていきます。こう書くとわかりやすいんですけど、甜花ちゃんロールがふたつあるんですよね。とても頑張っていました。正直反対ごっこのシーンは原作コミュ読んでもあまり刺さらなかったんですけど、甜花ちゃんが頑張っている姿は泣きそうになりました。
結局ここでも話的に欠かせないキャラなんですよねプロデューサーさん。彼が欠けると雑誌側の意向も、甜花ちゃんの頑張りも描けないですからね。
個人的に一番好きなシーンは以下です。

報酬SSR【ドゥワッチャラブ!】桑山千雪 コミュ:ひっくり返して生きていく

このシーンに集約されるかな、と。千雪さんがオーディションに参加した意味もちゃんと生まれたし、それを相談役のはづきさんが喜んでいるとてもいい場面です。

ここでもEDで新しい曲流れたんですけど、話の不完全燃焼感がすごくてどんな曲だったか全然残りませんでした。
今書きながら聴いてみる。
なんかちょっと懐メロな感じのイントロですね?うーん、前のアンティーカの曲もそうなんですけど、改めて聴いても全然アニメの情景が出てこない…。

21話

この話は原作コミュ読んでました。
ストレイライトのイベントコミュThe Straylight
まぁこれもかなりカットされていましたけど、一応要所は押えていたのか…な…?
一番描きたいのは愛依ちゃんがアイドルとしての自分を大切な存在として受け入れて一歩進む所だったんでしょうね。アニメには出てないけど心の中のさなぴーが大暴れしてた。
ただこの話もちろんストレイライトのお話なので、元は3人ともの成長のお話だと思います。愛依ちゃんはスタートラインが二人よりも少し後ろだったこともあり二人よりも初歩的な成長になっていますが、あさひちゃんと冬優子ちゃんもそれぞれ自分が、ストレイライトがどうあるべきか、どうなるべきかというものを抱いて動いていました。まぁほぼカットされていますが。というか、そもそもなんで成長しようとしたのかのきっかけの部分から削られてますからね。負けたということは大事だったと思いますよ。
で、この原作コミュってストレイライトのコミュとしては3つ目になるんですよね。先のStraylight.run()とこの話の間にもうひとつお話があります。その内容を飛ばすなって言いたいわけじゃないんですけど、ストレイライトとしての時間の経過がアニメとはかなり違うんですよね。なので3人の関係値がアニメだとどうしても足りてない感じが否めないです。いや、3人じゃないですね、プロデューサーさん含め4人です。いないけど。
やっぱりアニメのテーマのために都合のいいところだけ消費されたって印象は受けちゃいましたね。
関係値のところもそうなんですけど、そもそもこのアニメだと愛依ちゃんのアイドル時のキャラ付けの説明もなかったですからね。取ってつけたような回想でPのフリした奴が考えたことにされたのは普通に不快感ありましたね。お前じゃないんだよ。過去を挟み込むな。ブックオブジエンドじゃねーんだぞ。今なら一護の気持ちも少しわかる気がする。許せないよな。(BLEACHネタです)

EDについてもやっぱり前2曲とそんなに印象変わらないですね…。こんなに印象に残らなかったストレイライトの曲初めてだよ。
改めて聴くと普通にかっこいいですね。

22話

えーと、放クラ回なんですけど、元になったコミュがP-SSR【かきまぜたら*ミルク】園田智代子。なんと個人カード
え?あの。数少ないアイドルを描ける話で個人の話やるんですか?
個人コミュって基本的にアイドルはその子しか出ないんですけど、一応このコミュ結構レアケースで原作時点で他のユニットメンバーの出番がほんの少しですがあります。だからなのかな。
放課後クライマックスガールズの良さって、まわりの方々も含めみたいなところもあるのでやっぱり短期的に描くの難しかったんですかね。いやそもそもアニメのテーマに沿った話をしようとすると多分適してるのってG.R.A.Dコミュになるんですけど、あれって個人ごとになるので、まぁできないですよね。うーん、テーマ要る…?
お話の内容に触れると、正直このコミュだけでは終わらないので、瀬野あすみちゃん関連のお話はほかの智代子ちゃんのコミュを読んでほしいですね。
かきまぜたら*ミルクうつくしいあした、そしてはじめましてラストダンス。この3つを読むと、アイドルではないキャラクターもシャイニーカラーズだって私が言いたい気持ちがわかってもらえるかもです。

これらの話もプロデューサーさんが良いんですわ。
てかよくわからんカメラマンにめっちゃ喋らせるのに本来いるキャラを消すのはどういうことなんだい?
あすみちゃんはそもそもシャイニーカラーズのキャラだからOKです。CV小倉唯さん。

この回のED曲は結構余裕があったので初見時にちゃんと聞けましたね。あんまり雑念が入るほど文句を言いたい回でもないので。
普通にめっちゃ放クラらしくてよきです。

23話

え、天塵ちゃんとやらなかったのに、ノクチル回で透ちゃんG.R.A.Dやるんですか?噓でしょ。
ということでノクチル回ではなく透ちゃん回。いや透ちゃん回でもないな。
透ちゃんと真乃ちゃんの回
まさか現実のアニメでもノクチル干されるなんて思わなかったよ。あと、前に少しふれましたけど、この話透ちゃんのG.R.A.Dのようで、それとも違いますからね。なんだこの回。
結局アニメのテーマの「どんなアイドルになりたいか」っていうことについてふんわりとしたセリフでそれっぽく話していたようで、つまり何だったんだ。
「伝わったとおもう、たぶん。」
ごめんわかりませんでした。透ちゃんがアイドルやってる意味が分からないです。
このお話の印象は「行く?👆☺」の部分だけです。EDもどんな曲か全然入ってこないや。改めて聴いて「これか」ってなるやつ。

逆にすごいですよねこのアニメ。リアルタイムでTV放送を見ていた人ならわかると思うんですけど、CMの方がキャラクターのインパクトあるんですよ。あ、このアニメのBDのやつじゃないですよ。enzaシャニマスのCM。
ダ・カラの円香ちゃんのやつですね。このアニメの円香ちゃんも誰って感じですよね。いや違うことしているわけじゃないんですけど、全然魅力的じゃないですよね。人気のキャラなのにほんと何がしたいんですかね。

24話

ライブ回ですけど、1期と比べるとだいぶ良かったですね(比較対象がアレ過ぎる)。
1期みたいに本編でしつこく曲を流さなかったので、プリズムフレアのインパクトは保てていましたね。
イルミネの曲もここで初出しなのは印象的なのでまぁまぁよかったと思います。いつ僕もここで仕切り直しされるのは割と納得。
んでここでノクチルの海へ行く回想の下りの回答として、ライブの景色を海に見立てていたんだと思います。まぁ天塵の文脈に遠く及ばないので余計なことしないでいいよ、という気持ちでしたけど。
書いてて思ったんですけど、曲をやった事実以外何やってたか全然思い出せない…。何してたっけ…。
あ、ホクロが意味わからんポエムマシーンになってましたね。ほんまにだれやねん。頼むからもう喋らないでくれ…。

終わってみると、1期よりはマシだが、そもそもあれと比較したら万物がマシになるため、ちゃんとした評価できないな、って思いました。

2期まで見ての感想、というか不満

1期の無駄が本当に邪魔

各話感想でも言っていますが、原作コミュをやるならせめて最低2話は必要なのは明らかでした。
アニメ化が発表される以前から、アニメにするならどの話になるのか、みたいなのはやっぱり考えていましたし、それをやるなら2話は使うから1クールだと4×2話をユニットコミュで使って、残り4話で全体のお話をやるのかな~とか思ってたんですよ。
なのにあの1期を出されてまぁそら怒りますわな。
そのせいで原作コミュやろうとしても全然やり切れてない。最初からその方針で、ちゃんと話数割いて作ればよかったんですよ。2クールあるんだし。
なので原作コミュをやった(やりきれてないけど)嬉しさよりも、話数割かなかったことへの不満の方がはるかに大きいです。適当にやりやがってという気持ちすらあります。

キャラの描写不足(引き続き)

これは1期のところでも書いたんですけど、2期もぶっちゃけフォーカスされてない子たちは全然描けてないですよね。まぁ原作からセリフ持ってきてるのでフォーカス対象は当然1期と比べて解像度は高くなるんですけど。
どこかで1期は平等に描いて、2期は不平等に描いてる、みたいな感想見かけたんですよね。確かにその通りではあると思うんですけど、これって記載の罠なんですよね。
平等って言うと、例えば10あるリソースを10人1ずつ配る、みたいな印象じゃないですか。違うんですよこのアニメ。10リソースがあったとすると10人0,01ずつ配って、残りの9,9は虚空に消しています。そういう平等です。
もうほんとアニメ、というかお話を作るのが下手くそ。
24話あったのに原作部分除いてほとんどの子が何やったか覚えてないですからね。

曲の扱い今後どうするのか

これはリアル事情のお話なんですけど、今度の3月のライブが終わったらこれらの曲ってどう扱うんですかね。
なんか今までのユニット曲と同列に扱うのも違う気がしてるんですよね。
というのも毎年出るCDシリーズはもちろんその年のイメージがありますし、ちゃんと衣装もあるじゃないですか。シャニソン曲もタイミングはまばらではあるものの衣装というイメージはついてきますし、各ユニット同じ数ありますし。アニメに出てないユニットには存在しないじゃないですか、このポジションの曲。
なので3月のライブはまぁいいとして、それ以降どういう感じでこれらの曲を聴けばいいんだろうって。
まぁ多分私の受け取り方次第なんでしょうけど、そういう、どういう気持ちで聞けばいいかわからない曲が存在するのが嫌なんですよね。出すなら出すでちゃんと印象付くものが良かったので、このアニメで新しく曲をあまり出してほしくなかったんですよね本当は。

あとこれ余談なんですけど、私1期が嫌いすぎてツバサグラビティ聴くと少し気持ち悪くなってしまうようになっちゃったんですよね。あのenza版やってるとオーディションとかで流れるじゃないですか。ああいうので聴くと1期の凄惨さを思い出してなんか嫌な気持ちになる。
で、それを恐れてたのでプリズムフレアをこのアニメが終わるまでまともに聴けなかったんですよね。プリズムフレアという曲とこのアニメが結びつくのが嫌で。プリズムフレアでも同じ気持ちになりたくなくて。
だってこの曲どう考えてもシャイノグラフィ意識したつくりじゃないですか。そんな曲で嫌な思いしたくなかったんですよね。
まぁ終わってみると1期ほどの嫌悪感はなかったので若干杞憂ではありました。

好きなキャラクターを消されていることへの怒り

これはもうはっきりと怒りの感情だと思います。
で、このキャラクターってのはここまで読んでくださった方ならわかると思いますが、283のプロデューサーさんです。
このアニメで存在を消されて改めて実感しました。私このキャラクターもすごく好きなんだなって。
というかシャニのキャラで唯一意思をもって買ったアクスタがコヒーレントのプロデューサーさんのやつだけなんですよ私。樹里ちゃんのアクスタはいくつか持ってるんですけど、どれも現物を衝動買いしたものです。なのにプロデューサーさんのアクスタはアソビストアの在庫がすぐに掃けてライブ物販も秒でなくなったから、カドカワストアの販売開始時間前からスタンバって買ったんですよね。もう大好きじゃんね。
そんなね、好きなキャラクターを消されてるんだから怒りますよ。
アニメに出てるあいつは絶対に彼じゃないですからね。はっきり言います。別人すぎて無理です。
これ声やってる夏目さんにほんと申し訳なくなるんですけど、あのPのフリした奴を受け入れることはできません。声がどうとか演技がどうとかは全然関係なく、そもそものキャラクターとして283のプロデューサーさんとは別の誰かです。

むかしこういうことなんかあったよな~って思ったんですけど、けもフレってこんな感じじゃなかったですっけ。
1期でいたカバンちゃんが2期で消されてたやつ。それで燃えたやつ(あれは監督とか他の事情もあったけど)。そんな感じですよ。
プロデューサーさんはカバンちゃんだったんだね(ちがう)。

総括

はい、まぁ言いたいことは記事タイトルなんですけど。
1期と比べて原作コミュをやろうとしている分、シャイニーカラーズをやろうとしたいのかな、というのは感じました。
ただやっぱりやり切れていないんですよね。シャイニーカラーズに満たない、未満。そんな半端なことするなら最初からやっておけと。
それに加えて、1期の感想でも書きましたが、シャイニーカラーズを構成する重要なピースが欠損している。そんな状態で何を出されてもそれはシャイニーカラーズではないんですよね。
なので

シャニアニ2ndまで全部見たけどやっぱりこれシャイニーカラーズじゃなかった

これが私の変わらない気持ちです。

もし次があるなら、ちゃんとシャイニーカラーズのことが好きな人に作ってもらってください。
1期の各ユニット回を見てるとシャイニーカラーズがなんで人気だったのかをまるでわかっていないんだなって思ったので。
だってそもそもアニメ、というかシャニソンが出るまで、私たちってアイドルが歌って踊る姿は見ていないんですよ。
シャイニーカラーズを好きな人ってそこが好きなわけではなかったと思うんですよね。もっと他に好きな部分があるから、このコンテンツを応援していたわけで。
もちろんそういう描写があることはアニメ化の醍醐味ではありますが、もともと好きで大事にしていた部分をおざなりにされていいわけがないんですよね。
意味の分からないノルマのような構成でもともと好きだった部分がつぶされてるんだから、そりゃ不愉快ですよ。
これはアニメ化する際の反面教師としては良い題材かもしれませんね。
本当にアニメのシナリオは何にも感じるところがありませんでしたね。そういう意味だとこの前のXRライブのlmeはこれの対極でした。というか1期やってた頃もジムシャニが対極的だったので、やっぱりシャニアニはシャイニーカラーズではないんですよ。

色々書いてたら1万5千文字超になっていました…。ここまで読んでいただきありがとうございました。
文句ばっかり言って終わるのも後味悪いので私の好きなプロデューサーさんのシーンをいくつか貼って締めたいと思います。
読んだ方のおすすめシーンあればコメントかTwitterで教えてください。
では次の記事の予定はないですがこれにて。書いているのが本当に1月末になってしまったのでこの週末はリリイベに行ってきます(イルミネ、コメティック)。
では!


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