アンソロ原稿に使ったクリスタ素材メモ
こっそりひっそりやっている個人用メモブログから、先日アンソロ原稿に使ったクリスタ素材の備忘録を引っ張ってきました。何かが誰かの参考になればなと…。今回はエロかつほぼ背景が無かったのもあって、かなり偏っています。
線画用ペン
基本の線画ペンはシミペン・改の改の方を、通常と細いサイズを2種登録して使用。ブラシ濃度の影響元設定>筆圧にチェックして0にして抜きが最小になるようにしています。
他、髪のツヤにつや髪ハイライトペン、ベタに強弱Gペン+のベタ塗りGペン。
なお、線画は最初はグレーのレイヤーに描いていたのですが、印刷に不安もあったのでそこからモノクロ化しておきました。拡縮によるボケも無くなるし、グレーからの変換にすればアルファ値で出力具合を調整出来るので、次回もそうする予定。
描き文字用ペン
小さい文字は線画ペンで書くこともありましたが、少し目立たせたい場合はduペンセットの書き文字用。大きい文字には溜まり描き文字ペン、つる丸筆ペンセット、書き文字ペンセット、荒れふでセット、モノクロ用かすれ筆、ぼて+あら筆ブラシセット。
ハッチング系ブラシ
エロなので吐息や湯気などの空間のムラに、白描写でカケアミ系のブラシを使用。(私は線画ありのフキダシみたいな吐息はほぼ使いません。小さいコマくらい。)あとコマの隅に黒で描写して雰囲気出すのにも。
使用したブラシは初期素材の雲ガーゼがメインで、他にそれだと密度が足りなかったり滑らか過ぎる場合などに、ありえん深みのあるガーゼペン、ありえん重みのあるガーゼペン、ありえん重みのある1カケペン、ありえん深みのある1カケペンあたりを適当に。
他に背景のどこか1,2か所にテキトーかけを使ったかも。差す光の描写に手描き風スピード線 も。
あとは髪の刈り上げ部分にペン描きストローク集中線から適当に選んで使用。カーブが出来て太さも間隔もまちまちなので今回のお気に入り。
その他デコレーションブラシ
背景の汚しに建物描写素材セット、描き込みラインズ、錆ブラシ。
床の等間隔の線に修羅場用背景ぽいペンを使用してベクターで描写→線画形状をシミペンに変更。あとは変形でパースをつけるだけなので便利。
目のチカチカ描写にキラチカブラシ2を使ったけど後で見たらぱちぱち光ブラシセットの方が良かったな…。刺激を受けた漫符のビクビク効果も使用。
空の描写に雲ブラシセット、これは今回買ったんだけど加工無しで十分なので買ってよかったです。
流線は手軽なブラシやトーンも色々ありますが、細かい調整がしやすいので準プリセットな流線ツールセットを使用して描画しました。
網点以外のトーン
柄とシンプルなカケアミをそれぞれ1か所のみ。カケアミは結構使うんですが今回は出番無かったなあ。
素材を使わなかった描写
今までは首の影などに斜線ブラシを使う事が多かったのですが、今回は手書きばかりで使わず。頬線のブラシも色々DLしてあるんですが、いまいち合わなくて結局手書き。でも今見たら密度が足りなかったりしたので今度再度試したい。
汗や細かい動線もやはりサイズ感や間隔などがいまいち合わず手書き。白黒2色が出るペンは使ったけど綺麗な線だったから今度はザラ強弱2色ペンセットのを使いたい。
背景は少数かつほとんど目立たないコマ、服着てるのも1コマのみ(!)だったので、大量にあるハッチング系のブラシの出番もほぼ無しでした。
-----
定期的にツールの整理をしてきましたが、こうして原稿をしてみるとそれでも予想以上に目的のものを選び出しにくいことが多く…。頻度が高いものが入れ替わったり使わなくなったものも出てきたりするので、今回も完成後に少し再整理をしました。
あと長らく漫画を描いていなかったのもあって、こういう描写をしたいけどイメージにドンピシャなブラシが見当たらない、どれが一番合うか迷う、ということもいくつかありました。この辺は次回に生かして多少スムーズに出来るようになればと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?