CS優勝❗️今更だけど「マーシャルデリート」解説記事
初めまして、マチュー.と申します。先日のCSにてマーシャルデリートを使用して優勝することができたので、この際にマーシャルデリートについて僕が知っていることを細かく解説したいと思い、この記事を書きました。
デッキ自体も低レートで組めば1万円以内で組むことが出来るかなり安いデッキです。
優勝時のデッキ構築、主なプレイングの解説は無料とさせていただきますので、現在デリートを持っている方、これから組もうと考えてる方の参考になればと思います。
ちなみに現状の戦績は、僕が1位が一回、2位が一回。3位が一回、ベスト8が2回で、ヴィオラ1枚、ASMラジオ4枚の我我我1枚を獲得。
2023年度の個人成績は予選突破率驚異の87%。
また先日知り合いとリストを共有して、その知り合いがベスト4になりました(2024年度5月)。
マジで強いデッキなんで、おススメです。
デッキ構築
下が自分が実際に優勝した構築になります。
最近流行りのテック団&ギリガザミを採用した形になっています。
これらのカードは対禁断デッキ相手の対策カードとなっています。
相手ターン中にトリガーでテック団を唱えたあと、ギリガザミで相手の禁断をバウンスしてしまうことで即勝つことができ、従来禁断採用デッキ相手には勝ち筋がギラングレイルか相手ターン中のスペルブルーからのカウンターしかなかったところを、テック団+非呪文除去札によって勝てる可能性ができました。
テック団+非呪文除去札にする理由ですが、ここにはトリガーの処理順が関係しています。
例えば相手のバトガイ銀河の攻撃で同時にテック団とギリガザミをトリガーした場合、処理は「テック団を唱える」「ギリガザミを場に出す」の2つが誘発します。呪文トリガーは即座に効果を使用しなければいけないのに対し、非呪文トリガーは場に出すまでがトリガー処理で、場に出た時の効果はその後に処理します。
またSトリガーは他のどの能力よりも優先して処理しなければいけないルールがあるため、例えば相手ターン中にテック団を2枚同時に踏んでも、相手に封印を剥がして即座に禁断を破壊するといったようなことはできません。
しかし、これがテック団とギリガザミでは話が変わります。相手の攻撃でテック団とギリガザミが同時にトリガーした場合、まずテック団で封印を全てバウンスし、その後ギリガザミが着地します。複数のクリーチャー等の処理が待機している場合、ターンプレイヤー側から優先して処理しなければいけないため、ギリガザミ効果よりも先に相手の禁断解放が優先され、そのままギリガザミで相手の禁断をバウンスすることができます。
このように、ギリガザミ自体はスペルブルーのハズレにはなってしまいますが、対禁断相手の重要な受け札になるため、禁断対策をするなら採用必須です。
また、マーシャルからテック団を唱えることで、相手が殴ってきても盾からテック団2枚目かギリガザミを引くことが出来れば勝つことが出来ます。
大まかなプレイングや、どうやって動くのかに関しては、youtubeでマーシャルデリートについて検索していただければ、色々な方が紹介しているので、そちらを参考にしてください。
ここからはGRゾーンの採用理由及び使い方について解説していきます。
まずは2枚採用から。
・愛魂憎男×2
GRクリーチャーで唯一すべての文明を持っている珍しいクリーチャー。これ1種類で文明指定の超天フィーバーを複数カウントに加えることが出来、このデッキにおいては魔神轟怒ブランドとCAPアアルカイトの超天フィーバーのカウントの両方に貢献できるため、GRに枠を作ることが出来、他に採用したいカードを採用しやすくなります。
・魔神轟怒ブランド×2
ギラングレイルから場に出したとき、2つの効果を両方達成することが出来るため、SA・Wブレイカー、攻撃時自軍全員アンタップ×2と一気に打点を伸ばしてくれるカードです。自分のマーシャルクイーン、後述するジョラゴン・ガンマスターと一緒に攻撃することで一気にダイレクトアタックまでもっていくことが出来ます。
このデッキでは魔神轟怒ブランド×2、愛魂憎男×2、Mt.富士山ックスMAXの5体で超天フィーバーを達成できます。
・CAPアアルカイト×2
GRゾーンにおける受け札かつ、このデッキでは唯一の自前でWブレイカーを持っているクリーチャーです(魔神轟怒は1ターン経つと効果を失うため)。
超天フィーバーを達成していると、自分の他の水のGRを戻すことで相手の攻撃を無効にしてターンを飛ばすことが出来ます。また超天フィーバーを達成していれば自動で上の強化効果も適用されます。
2枚採用していることで、1枚は除去されても超天フィーバーを使えます。
続いて1枚採用のカードたちです。
・Mt.富士山ックスMAX×1
このクリーチャーはこのデッキにおいては魔神轟怒ブランドの超天フィーバーとジョラゴン・ガンマスターの効果の両方のカウントに加えることが出来、愛魂憎男同様採用することでGRの枠を開けることが出来るカードです。
・全能ゼンノー×1
ジョラゴン・ガンマスターの効果カウントに含めるジョーカーズクリーチャー。CAPアアルカイトと組み合わせることで強固な盤面を形成することが出来、相手に簡単に盤面を突破させなくすることが出来ます。
・ジェイーSHOCKER×1
CAPアアルカイトの超天フィーバーとガンマスターのカウントに含めることが出来る水のジョーカーズGRクリーチャー。攻撃時Jトルネードすることで、相手のカードが場に出ることを禁止するという珍しいテキストを持っています。場に出せないということは、召喚はもちろん、踏み倒しもできません。また、指定は「カード」のため、アドバンス特有のドラグハートのようなカード系も止めることが出来ます。
トリガーケア、及び次の相手ターンの行動を制限することが出来ます。
・The ジョラゴン・ガンマスター×1
このデッキにおいては超天フィーバーを達成することはできませんが、重要なのは上の効果、「バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、このクリーチャーはバトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。」。魔神轟怒ブランドと同様ギラングレイルから出したターンにすぐに攻撃することが出来るため、打点増強を狙うことが出来ます。
またジェイーSHOCKERや後述するダンダルダのJトルネードに利用することが出来ます。
・The ジョギラゴン・アバレガン×1
ガンマスター同様超天フィーバーを使うことはできませんが、重要なのはそのコスト。ジェイーSHOCKER、ダンダルダのJトルネードに利用できる唯一の6コストクリーチャーです。
また攻撃時、自分の盾を1枚ブレイクしますが、このときブレイクした盾のトリガーは使うことが出来るため、追加でスペルブルーや星龍の暴発を狙うことも出来ます。
しかも「可能なら相手プレイヤーを攻撃する」というテキストは「可能ならこのクリーチャーを攻撃する」のような効果を無視できます。
・無限合体 ダンダルダBB×1
このデッキのGRの中でも相当重要なクリーチャーです。
まず、CAPアアルカイトの超天フィーバーとガンマスターのカウントに貢献できます。
そして、攻撃時にJトルネードを最大2回行うことが出来、そのコストの合計以下の呪文を手札・墓地から1枚唱えることが出来ます。例えば、Jトルネードでガンマスターとアバレガンを戻すと、合計コストは11に到達するのでオールデリートを唱えることが出来ます。このカードがあるため、ギラングレイルを唱えたターンにすぐに攻撃せず貯めるプランを取ることも多いです。
またオールデリートに限らず、星龍の暴発やホーガン・ブラスターを手札からも墓地からも唱えられるため、トップで引いてきたものはもちろん、前のターン以前に使ったものも再利用することもできます。
以上がGRクリーチャーたちの採用理由になります。
魔神轟怒ブランドやThe ジョラゴン・ガンマスターのように出たターンに攻撃できるクリーチャーですぐに攻撃してもいいですし、1ターン貯めて次のターンに殴りに行くこともできます。状況次第でプレイ分けしましょう。
小テク等解説
ここからは、実際に回さないと気づかない㊙テクやそれに関係する構築の細かい理由、また超次元ゾーンを使用する場合の組み方、禁断デッキ重視の対策をせずに、禁断デッキ含めたまんべんなく多くの対面と戦いたい場合の構築など、詳しく解説していきます。
まず、ギリガザミに関してです。実はテック団採用型にギリガザミは採用され始めたのはここ1か月弱ぐらいの話で、それまでは「コーライルの海幻」というタマシードトリガーが広く採用されていました。
おそらく、モルトSAGAに採用されることのある地封龍ギャイアや単騎連射マグナム、ラッキーナンバーのようなクリーチャートリガーを封じるカードの影響を受けないからというのが採用理由だと思われます。
確かにギリガザミはこういったクリーチャー封じカードに引っかかってしまうという弱みはありますが、コーライルとは違った明確な強みが2点存在しています。
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