見出し画像

[DTM/MIDI無料配布] 邦ロック(J-Rock)・ボカロ(ボカロック)で使えるコード進行 10選

この記事では邦ロック(J-Rock)やボカロ(ボカロック)でよく使用されるコード進行を10個紹介します。この記事で紹介したコード進行のMIDIファイルを無料でダウンロードできるので、ぜひ楽曲制作にご活用ください。
ダウンロードはここから (Trial Packに収録されています) 


1. IV – III – VIm – VIm

この進行は、明るいIV(サブドミナント)から、徐々に陰りを帯びるIII(ミディアント)、そしてマイナーなVIm(トニック)に移行します。悲しげで感情的な展開が特徴です。終わりが同じコードで繰り返され、内向的で静かな余韻を残します。IIIがIII7になることも多いです。

2. IV – III – VIm – I

いわゆる丸サ進行系の一つ。こちらもIVからIII、VImと展開しますが、最後にI(トニック)に解決することで、希望や安心感を与えます。少し切ないが、最終的には安定感のある解決を感じさせる進行です。IがI7に、
IIIがIII7になることも多いです。

3. IV – III – VIm – V

こちらもいわゆる丸サ進行系の一つ。この進行はIVからVImに向かって陰りを帯びながら、V(ドミナント)で不安感や緊張感を生み出し、次のセクションへの期待を高めます。ドラマティックな雰囲気が特徴で、力強いサビなどに使用されることが多いです。IIIがIII7になることも多いです。

4. IV – V – IIIm – VIm

J-Popではお馴染みの王道進行。IVとVによって序盤は明るく、力強い印象を持ちますが、III(メディアント)からVImへ進むことで、少し寂しさや切なさが加わります。感情の高まりと共に、心に響く進行です。

5. IV – V – III – VIm

王道進行の亜種。IVから始まり、Vで緊張感を作りながら、IIIを経て最終的にVImへと解決するこの進行は、ダイナミックかつ感傷的なストーリーを描きます。明暗が混ざり合う複雑な感情が表現されます。

6. IV – I – V – VIm

世界的に使用頻度が高いポップパンク進行F型。IVから安定したIに進み、さらにVで緊張を作りながらVImで解決する進行です。落ち着いたスタートから、感情の高まりを感じさせる展開があり、曲のクライマックスやフィナーレにぴったりです。

7. IV – V – VIm – I

最もシンプル・典型的な進行の一つで、IVとVでエネルギーを高め、VImで一度落ち着きながら最終的にIに解決します。希望や安定を感じさせつつ、感情の高揚と安定感がうまく共存しています。

8. VIm - IV - V - I

いわゆる小室進行。この進行は、VImから始まり、徐々に明るくなり、最終的にIで安定します。感情的な出発点から、解決に向かうプロセスが印象的で、怒りや悲しみなどの感傷的な表現に適しています。

9. VIm – IIm – V – I

マイナーなVImからスタートし、IImでさらなる不安を作り、Vで緊張がピークに達してからIで解決します。深い感情と劇的な展開が感じられる進行です。特にサビに使われることが多いです。

10. I/III – IV – V – VIm

I/III(トニックに第3音のベース音)で少し不安定さを出しながら、IVとVでエネルギーを高め、最後にVImで感情的な落ち着きを与える進行です。前半の高揚感と、後半の穏やかな感覚が融合した進行です。イントロなど「物語の始まり」を演出するのに最適です。

無料MIDIダウンロード!

この記事で紹介した10個のコード進行をMIDIファイルとして無料でダウンロードできます!自分の音楽制作に取り入れて、J-Rockやボカロの感情豊かなサウンドを再現してみてください。

紹介しているコードはTrial Packに収録されています


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?