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【海外赴任】子供の小学校事情

こんにちは。頼太郎です。

バンコクに赴任してもうすぐ一年がたちます。思い返すと、辞令が出てから最もバタバタと考えたのは子供のことでした。中でも大きな課題は、小学校をどうするかという点でした。

子供はこれまで日本の公立小学校に通っており、英語の授業も特別なものはなかったので、英語力はほぼゼロの状態でした。しかし、バンコクでは日本のような公立の小学校はなく、選択肢として以下の二つが挙げられました。

  1. バンコク日本人学校

  2. インターナショナルスクール

1. バンコク日本人学校

バンコク日本人学校は、バンコク近郊に住む日本人駐在員の家族を中心に多くの生徒が通っています。現在の在籍者数は約2,000名と言われており、日本国外にある日本人学校としては最大級の規模を誇ります。学費は年間約10万バーツ(約40万円)程度で、日本の教育方針に準拠しており、教科書も日本のものを使用します。また、学力レベルが高いことでも知られ、優秀な生徒が多く集まっています。

やはり駐在員家庭のご子息・ご息女が多いため、学力レベルが高いのは納得です。日本の名門私立校から転校してきたお子さんもいるので、刺激の多い環境だと言えるでしょう。

2. インターナショナルスクール

我が家はせっかくの海外赴任という機会を活かそうと考え、インターナショナルスクールを選択しました。

バンコクには数多くのインターナショナルスクールがあり、その中でも有名なのがバンコク・パタナ・スクールです。この学校はイギリス系の教育カリキュラムを採用しており、在籍する生徒の多くが財閥系企業の役員や経営者の子息というエリート校のイメージがあります。他にもNISTシンガポール・インターナショナル・スクールなど、多様な選択肢があります。

学校選びのポイント

インターナショナルスクールを選ぶ際のポイントとして、以下の点を考慮しました。

  1. エリアと通学時間 バンコクは交通渋滞がひどいため、スクールバスで通学できる範囲でも渋滞により1時間以上かかることもあります。そのため、自宅から近い学校を選ぶのが理想的です。スクールバス代も節約できます。

  2. カリキュラムの種類 イギリス系、アメリカ系、シンガポール系、オーストラリア系など、学校によってカリキュラムが異なります。我が家は特にこだわりはありませんでしたが、結果的にイギリス系を選びました。

  3. 学費 学費は学校によって大きく異なります。我が家の場合、年間約300万円(バス代や昼食代を含む)の学校に通っています。最も安いインターナショナルスクールでは年間約200万円程度ですが、日本人学校と比較するとそれでも倍以上の差があります。

娘の成長と現状

インターナショナルスクールに通い始めてもうすぐ一年になる娘ですが、子供の適応力には驚かされます。今では日常会話が英語でできるようになり、家でいきなり英語の"If"構文を使って話し始めた時には感動しました。

学校の日本人割合は10-20%程度で、日本人が少ない環境を選んだことで英語力の習得が早まったと感じています。ただし、インターナショナルスクールのカリキュラムは日本と異なる点が多く、日本帰国後の学力のギャップが心配です。

日本帰国後の課題

日本に帰国した際に英語力をどう維持するか、また受験に向けてどのような準備をするべきかは現在の大きな課題です。多くの駐在員家庭では塾を活用しており、駿台バンコクや公文に通わせているケースが多いようです。我が家でも今後は塾通いを検討しています。

帰国子女枠を活用した中学受験についても、これから情報を集め、計画を立てていきたいと思います。

まとめ

バンコクでの子育ては、多くの選択肢と課題に直面しますが、それと同時に大きな成長と学びの機会も与えてくれます。特に子供の英語力や国際的な視野の広がりは、インターナショナルスクールならではの魅力です。

皆さんもバンコクでの教育についての経験やアドバイスがあれば、ぜひ教えてください。

ではでは。

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