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【海外赴任】帰国子女の中学受験(備忘録)
私の子どもが将来的に日本に戻ることを考え、帰国子女向けの中学選びについて備忘録として残しておこうと思います。
将来的に子供を海外大学に入れたいと思っています。選択肢を広げるためにどういった中学を選ぶべきか悩んでいますので、以下ご覧ください。
日本での中学受験を視野に入れた場合、特に帰国子女に優れた環境を提供している学校があります。今回は、学芸大学附属国際中等教育学校(学芸大附属国際)と渋谷教育学園渋谷中学校(渋渋)という2つの学校に焦点を当てて、学費や進学先、特徴、そして入試の難しさについて整理してみました。
将来の選択肢として参考になればと思います。
1. 学芸大学附属国際中等教育学校(学芸大附属国際)
基本情報
• 所在地:東京都練馬区
• 学費(2024年度参考):年間約70万円(授業料、施設費、教育充実費等含む)
• 在籍人数:約300人(中学1年〜高校3年の6年間で、各学年50〜60人程度)
特徴
学芸大附属国際は、国立学校で帰国子女向けのカリキュラムが整っており、比較的学費も抑えめです。国際的な視野を持つ教育を提供し、英語力を活かした学びができます。自主性を重視する校風で、探究型学習が特徴です。国内外の大学進学実績も豊富で、特に海外大学への進学実績が多いのが魅力です。
主な進学先
• 国内大学:東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、立教大学など
• 海外大学:アメリカの名門大学(ハーバード大学、スタンフォード大学、イェール大学など)や、イギリスのオックスフォード大学、ケンブリッジ大学など
入試の難しさ
学芸大附属国際の帰国生入試は、英語力が非常に重要視されます。英語の試験に加え、面接が行われます。英語力を示すためにTOEFLやIELTSのスコアが求められることが多く、帰国生にとっては有利に働くことが多いですが、その分、高い英語力が求められます。また、国立校として競争もあり、一定の学力を持っていることが前提です。
2. 渋谷教育学園渋谷中学校(渋渋)
基本情報
• 所在地:東京都渋谷区
• 学費(2024年度参考):年間約120万円(授業料、施設費、教育充実費等含む)
• 在籍人数:約1,100人(中学1年〜高校3年の6年間で、各学年約200人程度)
特徴
渋谷教育学園渋谷は、帰国生向けのサポートが充実した私立校です。「自調自考」の理念のもと、生徒が自主的に学べる環境を提供しており、特に英語教育に力を入れています。アメリカやイギリスの大学進学実績が高く、グローバルな進路を視野に入れた教育が行われています。学費はやや高めですが、進学先の多様性や教育環境を考慮すれば、その価値は十分にあると言えるでしょう。
主な進学先
• 国内大学:東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京外国語大学など
• 海外大学:アメリカの名門大学(ハーバード大学、プリンストン大学、スタンフォード大学など)、イギリスやカナダの大学にも進学実績あり。
入試の難しさ
渋渋の帰国生入試も、英語力が重要な要素となります。試験内容には英語の筆記試験に加え、面接が含まれます。英語力だけでなく、論理的な思考力やコミュニケーション能力が求められるため、面接対策も重要です。また、渋渋の受験生は非常に多いため、競争率が高い点も考慮しなければなりません。特に英語力と共に、学力面での準備が不可欠です。
まとめ:選択肢を整理しておく
お子さんが将来日本に戻る際の中学選びは、非常に重要な選択です。学芸大附属国際は、国立校でありながら帰国子女向けの充実したサポートがあり、海外大学進学を目指す環境が整っています。学費も抑えめなので、コストパフォーマンスの良い選択肢と言えるでしょう。
一方で、渋渋(渋谷教育学園渋谷)は私立校で学費はやや高めですが、グローバルな教育環境と高い進学実績が特徴です。アメリカの名門大学への進学者が多く、英語教育や帰国生向けのサポートが充実しています。
どちらの学校も、帰国子女にとって学びやすい環境が整っており、英語を活かして国内外の難関大学を目指すことができます。進学希望や学校の雰囲気に合わせて、学校選びを進めていくと良いでしょう。
これで、入試の難しさについても触れた内容になりました。この記事が、将来の選択肢としてお子さんの中学受験を考える際の参考になることを願っています。
ではでは。