無意識に誰かを傷つけているかもしれない
私は人のことをよく褒めるタイプだと思います。でも振り返ってみると、その人のために褒めるというよりは、思ったことを直接伝えたいから褒めることが多いのです。つまり、"for you"ではなく、"for me"の褒め方になっていたことに気づきました。
これはフィードバックという点においては全くダメな褒め方であります。フィードバックは"for you"であることが望ましいからです。
例えば"for me"の褒め方で良くないところで言えば、グループで何気ない会話をしているときに、独りよがりで誰かを褒めてしまった結果、褒められなかった人が傷つく可能性もあるということです。
もちろん全く気にしない人がいるということはわかるのですが、褒められなかった自分に価値がないと思ってしまう人がいるのも事実です。
自分がそれをあまり気にしない側の人間なので、そんなことにも気づかず今まで生きてきたことに、恥ずかしさと申し訳なさを感じています。これまでどれだけ多くの人を傷つけてきたのか…無意識でも、罪には変わらないのです。
ただ、自分の身近な例で考えると、彼氏が他の女の人を褒めていたら、私は耐えられない気持ちになるのは容易に想像がつきます。
こんな想像力さえ持ち合わせていなかった自分が情けなくなりましたが、それでも過ぎてしまったことは変えられないので、人生で一番若い今から自分の意識と行動を変えていこうと思います。
でも、そうなりたいと思ったと同時に、感じたことがあります。こうやって、どんどん周りに波風立たせないような人間になっていくのは、ちょっと寂しい気もするな…と思います。
人を傷つけるよりはいいかもしれませんが、個性として失ってはいけないものは残しておくのも生き方としてはいい気がするのです。もとより個性はそんな簡単に変わらないのですが…
とはいえ、自分の良くない、変えた方がいい、ということに気づけるうちに、どんどん気づいて内省していくことは大切だと思いました。忙しい毎日だからこそ、一挙手一投足を丁寧に、大切に、生きていこうと思います。
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