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【学び】金曜日の朝に静かに考える、「空気」という存在
おはようございます。まるこです。
オフィスに来ると、在宅勤務と違って生活にかかわるものが目に入らなくなるので、自然と気持ちが静かになっていくのが分かります。今日は、ストレスマネジメントからちょっと離れて、「空気」という存在について考えてみようと思います
♦今、『「空気」の研究』を読んでいます
田端大学5月の課題図書『「空気」の研究』( )を読んでいる。「KY」とか「空気読めよ!」とか色んなところで、「空気」というものを意識せざるを得ない、この日本という国。きっと、これを読んでくださっている皆さんも、「空気」に悩まされたことがあるのではないでしょうか。
典型的な「空気」って、「みんなが○○だから、私も○○」みたいなものだと思うんですよね。例えば、子どものころによくやった「みんながケータイ持ってるから私も買ってほしい」というおねだりだとか、「みんながA子のことを無視しているから、私も無視する」みたいないじめに発展してしまうことまで。
「空気」のせいで、時には残酷なこともやってしまいかねない私たちは、ともするとものすごーく危険で、そして、自分のアタマでは何も考えていない生き物なのかもしれません。
♦「仲良しグループ」というLINEグループ名に感じること
今日も、通勤電車の中でLINEをしている女子高生のスマホ画面が目に入り、「○○仲良しグループ」というLINEのグループ名が付けられているのを見ました。
「仲良しグループ」って、「仲良し」じゃなかったら入れないだろうし、もしメンバーの間で何かいさかいが起こったら、どちらか弱い方のメンバーが外されてしまう可能性だって否定できない。
私は、このグループ名を見て、「ああ、若いころって、こうやって、残酷なことをやってしまうんだよなぁ…」と、ちょっと胸がチクリとしてしまいました。
これって、少し山本七平さんの言う「空気」とは異なるのかもしれませんが、このグループ名をつけるときに「私たち、『仲良し』だよね」という「前提」があるわけで。で、このグループに入ることができたメンバーは、みんな「仲良し」という「前提」のもとで友達関係を演じる必要がある。この中で「仲良し」状態を崩すような(≒空気が読めない)ことはしてはならない…という、暗黙の了解があるような、そんな気がしてしまったのです。
いわば、「空気」は「同調圧力」に近い存在なのかな、という理解です。
あなたを取り囲む「空気」は。目には見えないけれど、じわじわとあなたに影響を与えてきます。
今、あなたが感じている「空気」はなんでしょうか。そして、その「空気」は打破しなければならないものでしょうか、それとも、流されたままでいても、特に害がないものでしょうか。
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