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ハードコア占星術:2024年10月の運勢 - 牡牛座

世界と星模様:


主な星の動き:

10/3木    新月(天秤座10度)(3:48)
風のグランドトライン(双子座セレナ-天秤座月-乙女座PoF)
10/9水 双子座木星逆行(16:05)
ミスティックレクタングル(双子座木星-PoF-射手座月:180-牡羊座カイロン-天秤座水星)
10/12土 山羊座冥王星巡行(9:32)
10/14月 蠍座水星イングレス(4:24)
10/17木 満月(牡羊座24度)(20:25)
10/18金 射手座金星イングレス(4:29)
10/23水 蠍座太陽イングレス(7:15)
水のグランドトライン(魚座13土星R-蠍座水星-蟹座月)


みせかけの、早い変化 / 深層の、ゆったりした変化

天秤座新月から牡羊座満月へ、太陽は天秤座から蠍座へと移行していく。10/3の風のグランドトラインから、10/9のミスティックレクタングル、10/23の水のグランドトラインを象徴的なタイミングとして、前半と後半でムードの違いが鮮やかに感じられるだろう。前半の風のムードは分析 / 対話、小さいところまでピントを合わせて、データを集める感じ、後半の水のムードは受容 / 共感、ピントをぼやかして全体の雰囲気を味わう感じだ。

不安定で先の見通しが立ちにくいご時世だが、今月はこのゆったりとしたリズムを意識して、突発的に起こる細かなイベントに一喜一憂しないで過ごすことで、気持ちが楽になるだろう。人間のやることはいつでも、急加速、急ブレーキ、急ターンに溢れているが、それは要するに「急なほうが目立つから」であり、わざと騒がしく、大袈裟に、「今しかない!」というムードを煽り立てるからだ。それはエナジーを汲み出す工夫だが、いつもそんな調子に付き合っていれば、疲れてしまう。宇宙と自然のリズムはもっと大きく、ゆったりとしている。人間の時間感覚と、宇宙の時間感覚を、ごっちゃにしてしまわないように。季節の移ろいを感じるゆとりに、いつでも立ち返れ。

ソングライン

秋のちょうど真ん中の月で、世界全体が深く鮮やかに変わっていく。それは大きく、あっという間で、静かだ。そんな静かで大きな変化をみつめて、人間の心はさざなみ、波紋を生み出す。宇宙が振動する低周波と、人間の心が生み出す高周波が、いつも同時に鳴っている、ということを忘れるな。低周波だけでは退屈だし、高周波だけでは疲れる。両方バランスよく鳴り響けば、それは心地よく興味深いハーモニー、メロディになる。そのメロディには、歌詞はなく、ハミングのようにあいまいで、はっきりしないが、いつまでも続いている。

オーストラリアのアボリジニは、神が世界をつくり、旅した経路をソングライン、歌の路と呼んだ。交易路や指標となる星座を、ひと繋がりの歌として認識していた、ということだ。様々な起伏があり、凸凹していて、迷宮みたいにごちゃ、と見える風景も、歌に導かれるように歩くことで、つまづくことなく、大きな「全体」に包まれながら、なめらかに遊歩できる。リズムとハーモニーにはいつもバランスがあり、バランスは静かで、大きく、結局は、どの路も、他の全ての路と、繋がっている。

二人の天使

鮮やかに変化する空気、街のデコレーション、予定と未定と積み上げたタスクを、高く遠い空から見下ろす視点で、俯瞰する。前半は、シャキっとピントのあった風のグラントトラインから「フムフムなるほどですね(クイ!)」と、後半は水のグランドトラインから「あーいいねー。なんかいいねー。それでいいんじゃない?(パァ...)」と。夏と冬がクロスフェードする真ん中で、キャラクターの違う二人の天使がすれ違うように、風(情報)から水(感情)へとエナジーを繋げていく。まぁ普通に、10/1と10/31は、空気感が全然違う。今月起こる変化はそれだけであり、はじまりとおわりは一つの歌、ソングラインで繋がっている。フンフンフーンと歌ってたらいつのまにかすっかり変わっている、そういう10月を楽しめ。


注目アスペクト(詳細は有料部分にて)

10/1    太陽と水星のコンバスト
10/3    天秤座新月、リリス、水星、アストラエを従えて
10/6    蠍座金星と月の合
10/9    ミスティックレクタングル
10/12    山羊座冥王星巡行-天使とコンピュータ
10/13    風のグランドトライン
10/14    蠍座水星イングレス
メディエーション、Tスクエア
10/15    大パーティ
10/16    夢見のメディエーション、Tスクエア
10/17    牡羊座満月とメディエーション
10/18    射手座金星イングレス
10/23    蠍座太陽イングレス、水のグランドトライン : エイエイオー
10/25    カイト、目標再設定
10/27 ノーアスペクトデイ
10/30    天使のメディエーション
10/31    確信


今月の牡牛座:

牡牛座と支配星(金星)のアスペクト

牡牛座の支配星・金星は蠍座を運行し、10/18金に射手座に入る。内省的なムードから、開放的で積極的なムードへと切り替わっていく。牡牛座には逆行中の天王星が滞在するのみだが、金星が射手座に入るのと同じタイミングで月が牡牛座に入り、10/20日まで二つの印象的なアスペクトをとっていく。
前段で触れた、10/3木の風のグランドトライン、10/9水のミスティックレクタングル、木星の逆行、10/12土の山羊座冥王星の巡行、10/13日には惑星の組み合わせを変えた二つの風のグランドトライン、10/23水の水のグランドトラインと、空のイベントは賑やかしいのだが、それらのどれもが、牡牛座も金星も直接には関係しない。これはちょっと面白いな。なんでそんなに、他人事なんだ? もちろん、世間や周囲、空気感の変化はあり、影響や印象を受けるのだが、牡牛座は少し離れたところからそれらを眺めているイメージだ。よく観察しろ。

牡牛座自身の変化、イベントは、10/18金から10/20日までの、月が牡牛座を運行する期間に集約される。むしろ、この3日間に今月の軸足を置いて、いろんな用事、予定をここにぶつけてみろ。まぁ月の半ばだし、ちょうど週末だしな。盛り上がるところと、クールに流すところ、メリハリだ。

10/5土に、魚座土星と蠍座金星が120度で協調し、10/6日には蠍座で金星と月が重なる。10/7月には牡牛座天王星と蠍座月が180度となる。10/8火には蟹座火星と蠍座金星が120度で協調する。この4日間は印象的なシングルアスペクトが毎日続くが、まぁ普通にしてろ。心の内側が、静かに発酵を続ける。何気に牡牛座らしさが協調され、主体的に行動しやすいかも知れない。責任感、不安、やる気、奇妙な思いつきなど、様々な印象が自分を通り過ぎていく。これらは世間の騒々しさや速度とは関係のない、自分の内面的な気づきだ。静かに、内省的に過ごしてみると、糧になるかもな。それぞれのキーワードは下の「ピックアップアスペクトとチャネリングメッセージ」に書いといたが、読まなくていい。それより、この日に思いついたこと、感じたことをメモするほうが、ずっといい。覚えておけ。星占いなんて、そんなもんだ。

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