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とろみ

とろみのあるなにかを
かきまぜて、
みえたもようが
わたしたち

みぎにまわしてできたもようを
ひだりまわしでもどせない

しのとちゅうだがおもいだした
きのうおいしいジンをのんだ

きをとりなおして たいようだ
あれがてぢかなうずのちゅうしん
さいしょにみぎにまわしたやろう
いつまでまわすつもりかね
ごしんぱいなく そのうちいずれ
ほうっておいてもとまります
ゆっくりそうっと だれもきづかず

もようはもようをかんがえる
おれたちなんでこんなふう?
しらないね まあいいじゃん
いみはなくても きれいだし
きれいきたないそれぞれあれど
みごとであるにはちがいない
ひまなんだろう やっこさん
どうせゆめでもみてるのだろう
おきなわのどこか あついひに
みんようきいてねむくなり
ソーダのゆめでもみてるのだろう

モスクワほうそう ゆきのひに
くるまのなかできいたのだ
ははのおきにいりだった
かくめいせいふのにほんごほうそう
さむいくにのふんいきまんてん
おれもだまって きいてたら
ゆきのけっしょう みえたのだ

とろみのあるなにかを
かきまぜて、
みえたもよう
そういうはなし

Poetic Sorcery Issue III-IX
Planetarybards.net



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