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”麗しき午後に我屁を放てり 汝聴かざるやその調べ 香しき午後に我文放てり 汝知らざるやその報せ” 放屁せよ 屁はだすのでもこぼすのでもなく放つのだ 君が屁を放つ時、屁もまた君を放つ だから、放屁せよ それは9月の明るい阿弥陀籤のように 君の溶け落ちた帝国を脅かす 放屁せよ、兄弟よ 放屁せよ、タンジールの隊商よ 放屁せよ、かつて放たれた すべての屁をもて放屁せよ 眠れる魔女の両の鼻腔に 哲学者の小さな耳に 老いた父母の銀婚式と金婚式に ダマスクローズの小瓶を偽り 放屁せ
その時、そこにいないものたちの祭り 伝説、挿話、視えない星座 でたらめな進化の幻覚、酩酊と雑婚の幾何学 その時、そこにいない私たちの祭り Poetic Sorcery Issue II-XI planetarybards.net