見出し画像

サッカー界におけるアナリストとは? Part.1 〜Jクラブへの道のり〜

皆様こんにちは!

「どのようにすれば、Jクラブで働けるのか?」

記念すべき初回は、「サッカー界におけるアナリストとは? Part.1」と題し、私が経験から語る、Jクラブへの道をお話しします。

Jクラブへの入り方

Jクラブでアナリストとして、コーチとして働きたいと思ったら、どうアクション起こしますか?

答えはシンプルです。

「繋がり」

これに尽きると思います。
なぜ、そう言えるのかをこれから少しずつ話をしていきます。

Jクラブの求人

まず、一般企業のようにJクラブコーチの求人はあるでしょうか?
フロントスタッフやスクールコーチ(ごく稀に…)は目にした事があるかもしれません。
でも、TOPチームの監督を一般募集します!エントリーシートを提出してください!履歴書出してください!
なんて、聞いた事がありませんよね…

そうなんです。サッカー業界の求人とは、基本的にオープンに世に出回らないんです。

Jクラブの監督を見てください。
多くの方が、以前どこかのクラブで監督をしていた、コーチをしていた、または海外クラブで指導をしていた外国人監督などがほとんどです。
そして、どこかのクラブに空きが出ると、また、どこかのクラブで指導をしていた監督が就任するといった流れです。
つまり、その限られた業界の中で人が回っている。
これが現状なんです。

知ってもらうことから始まる

先ほどの求人でのお話にもあったように、そもそもJクラブがどこの誰かもわからないような人と共に勝負の世界で闘おうとは思いません。

なので、まずは、その人物がどういう人間なのかを知ってもらう必要があります。

「知ってもらう方法①」
各種セミナーなどで出会いの場を広げ、人間関係を広める

「知ってもらう方法②」
強豪高校・強豪クラブ・強豪大学のサッカー部でコーチとして働く

「知ってもらう方法③」
サッカー専門学校などへ入学し、人脈を広げ、インターンシップへ結びつける

こんなところでしょうか…
①は一番手っ取り早い方法ですが、各種セミナーごとに費用がかかります。また、近年対面ではなくオンラインでの実施なども増え、なかなか繋がりを作りにくい状況となっていると思います。

②のメリットは、所属しているチームからJクラブへ選手を輩出していくことで、Jクラブの関係者との繋がりが生まれ、自身を知ってもらう事につながります。近年、高校や大学で指導をしていた方がJクラブで働く例も出てきました。
ただ、経験も実績もないままそれらのサッカー部コーチとしての就職はかなりハードルが高いです。学生としてそこに在籍し、卒業とともにそのまま就職などのルートが現実的なところかと思います。また、そこから経験を積み、Jクラブへ繋がっていくにはやはり時間がかかります。

③は一番現実的な方法かと思います。
当然学費、生活費などはかかりますが、サッカー専門学校に入学し、コーチ・アナリストとしての学びを得て、学校のスタッフの繋がりから紹介してもらえるJクラブへのインターンシップを経て就職へ。
また、私が現在関わっているコーチ・アナリスト養成の場は、Jクラブへのシーズンインターンを通して、学生の間からJの世界で経験を積み、卒業と同時にJクラブへ就職というパターンが例としてあります。

Part.1 まとめ

①②③の知ってもらう方法を例に挙げましたが、残念なことに、必ずJクラブへ入り込める枠があるわけではないことも知っておく必要があります。
前述した通り、JクラブはJの世界内で人が回っています

誰かが、その枠から外れて「空き」が出ない限り、そもそも入り込む余地もないことを念頭に置いておかなければなりません。
その「空き」が出た時に、選ばれるようテーブルの上に乗っている必要があります。

次回、Part.2では現在Jクラブで働いているアナリストの方々の経歴に着目しながらお話をします。
お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?