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自己分析って意味あるのかな〜?やってみても損はない!"SOWT分析"

3C解析のためのフレームワーク
1.Customer and Market(お客様と市場)→PEST分析
2.CompetitorCompany(商売敵)→5 forces
3.Company(自分の会社はどんな会社?)→SWAT分析

 さて今回は、分析編第3弾。3.Company(自分の会社はどんな会社?)です。
 ここでは普通「SWAT分析」というフレームワークを使います。SWATとは以下の頭文字です。

Strength(強み)
Weakness(弱み)
Opportunity(機会)
Threat(脅威)

 自分の会社を以上の観点から分析します。いきなりSWAT分析から始めてはいけません。何に対しての弱み強みなのかはっきりしないとワケの分からないラビリンスに迷い込みます。
 しっかりPEST分析と5Froses分析を行って、誰に対して何に対して脅威を感じるのかチャンスと捉えるのか、弱み・強みはどんなところかを
見つけだしましょう。
 
会社(自分)の内面だけと向き合っても意味はありません。これをやってしまうと自己分析が無駄になります。

 いつものように私が営むカナダの観光ガイド会社を例に挙げましょう。
トロコツアーズ:https://toloco.net/
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 Opportunity(機会)とThreat(脅威)は内外へ、つまり外部環境です。PEST分析と5Forses分析が参考になるでしょう。
 Opportunity(機会)は現地競合他社がコロナで少なくなりました。コロナ収束後の集客に期待が持てそうです。ワーキングホリディもカナダに来やすくなればガイド不足も解消されるでしょう。
 Threat(脅威)は日本大手のオンラインエージェントの台頭です。大規模な資本によるプロモーションで現地ガイド会社が大手オプショナルツアー比較サイトに取り込まれ、奴隷化される恐れがあります。また、旅行業はコロナの新たな変異種による規制の長期化や地震などの災害や紛争など予期せぬ脅威に弱いビジネスモデルです。

 ちなみにStrength(強み)とWeakness(弱み)は会社自身が持つ内部環境です。何に、誰に対してなのかよく考えて分析しましょう。
 Strength(強み)は長年積み重ねて来たローカルに特化したガイドサービス教育プログラムと現地会社である事でしょう。スピーディーに現地情報の発信が可能です。弊社はIT技術の導入でSNSなどの販売マルチチャネル化が進んでいます。また、素早いオンライン化などDX化で固定費などの経費削減が進んでいます。
 Weakness(弱み)はIT関連の改良は簡単に追従される傾向にあります。また日本の大手企業の資本力には極端に劣ります。販売商品が国立公園の自然相手なので商品の改良オプションが困難なため、新商品はすぐに模倣されます。

 さて、またいつものように個人の話に移行しましょう。
 あなたのやりたい事、進みたい方向に対して邪魔してるのは誰のか何なんのか?どんなチャンスが転がり込んで来る可能性があるのか?
 やりたい事を成し遂げるには、もしくはチャンスが転がり込んで来た時、あなたには何が足りない?もともと持ってる知識やコネクション、武器は何?どうやって使う?
 こうやって具体化することによって対策が見えて来ます。一回目から具体化することが大切だと言うことを説いていますが、ぼんやりと頭の中にあると何も前に進みません。
 自己分析をして上手く行かない人は分析すべき対象が具体的になっていないから上手く行かないのです。
 具体化して現実を見つめる事によって、進むべき道ややるべき事が見つかったり決まったりすることでしょう。

 PS. 今回の情報が役にたったという方、皆様のご助言で私の会社を助けてください!コロナによる国境規制で2018年度から売上は98%減。一部スタッフは一時的に(といっても2年間)他の仕事に赴いて頂いていいますが会社としてはまたイチから立て直す必要があります。
 DMや書き込み大歓迎です。よろしくお願いします!https://twitter.com/KInageda
ツアー会社:https://toloco.net/




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