ばんえい2歳馬通信2024◎vol.1(7月4日号)
ここまでの2歳馬の動向や傾向など、世代初重賞のナナカマド賞(10月13日)に向けた注目馬をご紹介。データは第7回級別表を元に作成しています。
第7回開催時点の獲得賞金ランキング
デビュー3連勝を決めたともに平田厩舎・西謙一騎手が主戦のスターイチバン、スタージャガーが1,550千円でトップ。第7回開催はスターイチバンがお休みで直接対決はまだ先。3位はデビュー2連勝組のブラックウンカイとスーパーシンが並んでいる。こちらの2頭も第7回開催は休養のため、重賞出走に向けて賞金を積んでおきたい馬にとっては、今開催はチャンスになるかも。なお、牝馬の賞金一番手はクリスタルスペリオ。
第7回開催Aクラス 種牡馬別産駒数ランキング
第7回級別表でAクラス格付け+獲得賞金がAクラスに相当する休養馬の計40頭の種牡馬別産駒数を見ると、元々の産駒数の多いコウシュハウンカイとフジダイビクトリーが大勢を占めた一方、それ以外については、さまざまな種牡馬の産駒がならんだ。やや奥手な印象もあったオレノココロ産駒も、先週、ココロノニダイメが派手な新馬勝ちを決めるなど活躍馬も出てきており、これからの成長力に注目したいところ。
獲得賞金で見ると、産駒数の多いコウシュハウンカイやフジダイビクトリーがこの世代の中心的な存在であるのに変わりはないが、キタノリュウキもキョウエイエースとキョウエイカスミを中心に上位に食い込んでおり、これからの活躍が楽しみ。
第7回開催時点での勢力図
出走回数は多い馬でも5走ということもあり、まだ実力を発揮できていない馬も多いが、ここまでの走りで目を引く走りを見せた馬をピックアップ。勢いのあるコウシュハウンカイ産駒、堅実に走るフジダイビクトリー産駒、若さもあるが大物感あふれる個性あふれる面々がそろい、今年も面白い世代になりそう。まだ牝馬路線の力関係は把握しづらい状況で、8月の白菊賞や9月のいちい賞を注目しておきたい。
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