学位授与奮闘記
こんにちは。こばねです。
昨日noteを始めた分際で、2回目の投稿を行いたいと思います。
というのも、本日、4年間通っていた大学を無事に卒業出来ました。
単位を欲していた日々とはおサラバです。やったね。
薄々文体でお気づきの方もいらっしゃると思いますが、私は『陰キャ』という部類に属します。
学校というものが苦手で苦手で、卒業式の式典終われば速攻帰宅する人間なんですよ。
小学校は校門前で写真を撮りたがってた親を置いて1人で帰宅をキメ、中学・高校は最低限の友人付き合いをして早々と校門を出るという記録を持っています。
卒業式脱出タイムアタックという別の競技をしているのでしょうか。全国大会出れちゃうかも。
そんな中、今回は大学の卒業式!
どんな早業を見せてくれるのかこばね選手!!
と思ってたのですが、ゼミというものの付き合いもあり、初めて式後に長く滞在しましたし、初めてちゃんとした写真を撮りました。
人間は変わりゆくものなのですね…(白目)
こんなレアなことは無いので、時系列順にnoteに記録していきたいと思います。
早朝〜美容院にお世話になる〜
前日に「大学行きたくない〜!!」と喚いていたこばねくん。朝になったら不思議と肝が座っていました。
最低限の身だしなみを整えて美容院という戦場に足を踏み入れた時…
「お待ちしておりました〜😊」
え、担当してくださるお姉さん可愛い。
天使かと思いました。
普段美容院に行くと男性の美容師さんに当たることが多いので、まず女性というだけで緊張してしまったのですが、それに加えお姉さんが可愛すぎる。こばねくんはキャパオーバーです。目キラキラ。ハーフアップ素敵。メイクもバッチリ。完璧に好みのタイプでした。
私はメイク+ヘアセット+着付けという、美容師さんに全てお任せセットをお願いしていたのですが、その担当のお姉さん、めちゃめちゃ手早くて上手でした。
長年一緒にいる頑固なニキビ跡くんは綺麗に隠れ、
伸びきった中途半端ボブ(段があってガタガタ)は綺麗に巻かれ、
しっかり目に袴を着付けてもらいました。(一切崩れなかった!)
この時点で大学行きたくない気持ちはほとんど無くなってましたね。美容師さんが可愛いってすごい。目の保養って最高。毎日私の隣にいて欲しい。
大学へGO
美容院のお姉さんのおかげで、大学向かいたくない症候群は落ち着きました。
しかし「大学行きたい!」とまではいかず、式典の着席時間ギリギリを狙って友人2人と向かおうとします。
その友人たちとは大学の最寄り駅で待ち合わせなので、そこまで頑張って電車を駆使して向かいました。
道中、私はあることに気づきます。
袴は目立つ。
めっちゃ目立ちます。
これが厨二病患ってた中学生の時なら、
「ふふふ、我の凄さにようやく気づいたのか…」と乗り切れたと思うのですが、
こばねくんは残念なことに成人済み。既にその思考は遥か彼方に追いやってしまいました。
いや、本当に人とすれ違う度に視線を感じましたし、ヒソヒソこちらを見て喋ってる声も聞こえてきます。
恐らく袴や髪型の綺麗さを褒めていただいていたとは思うのですが(ありがとうございます)、
陰キャこばねくんは、感じたことの無い量の視線にテンパり、中学時代に陰口を叩かれた事がフラッシュバックしました。すごくストレスフル。トラウマって歳とっても変わらないね。
そんな視線と声をかいくぐり、ようやく駅に着いた!と思ったら近くに階段しかない事態が発生しました。
嘘やん。
袴で階段登ることはできなくはないのですが、移動速度が遅いため、後ろの人に迷惑かけてしまう上に着崩れしてしまう可能性もあります。
さすがに今日だけは…っ!と思い、少し移動しエレベーターに向かったら、今日に限っておじさん達が列を成していました。
私が階段を登りたくないように、おじさん達も登りたくないですよね。乗るのを諦めました。
何とかホームを端まで歩き、エスカレーターを見つけ利用しました。
こんなにドラ○もんのどこでもドアが欲しいと思った日はありません。駅は地獄でした。
学位授与式
友人達と無事に合流し、大学構内で更に2人の友人と出会い、計5人で式典会場に向かいました。
式典会場には当然袴の大集団。
みんな華やかすぎて、講堂がおもちゃ箱みたいでした。綺麗。
案内された席について式のプログラムを見ると、
小さく「卒業生起立・礼・着席」がほぼ全て描かれておりました。めちゃめちゃ親切設計。
起立・礼・着席を求められるとわかっていれば心も身体も準備が出来ます。助かる。と思ってたのも束の間。
袴で起立・着席するのめちゃめちゃダルい。
中学・高校の時は座りっぱなしでお尻痛い時の救世主だったのに!!
袴になると一気に面倒くささの方が勝ちました。
ずっと座ってたい。ダメならずっと立ってたい。
制服って楽だったんだなぁと式の最中に想いを馳せてしまいました。
加えて、卒業式あるあるも久々に体感しました。
偉い人の話が長い。
なんででしょうね。
『学園において力がある』ことと『スピーチが長い』こと、正の相関あるんじゃないのか、と思いました。
私は上記であったように制服へ意識が持っていかれた為、帰宅した今、お話の内容は数単語しか記憶にありません。(すみません。)
周りは睡魔と戦い負けてしまった人もチラホラおりました。
お話が長くすると話す側も大変な上に聞く側もしんどい。何もいいことがない。
それを忘れずに社会に出たいと思います。
え?充分この記録も長い???
……許して。
式後
約1時間の式が終わり、学科ごとに集まって学位記をいただきました。
学科の先生方のお話(何故かこちらは短い)を聞き、全体で写真撮影をして解散。
式と比べ、異様なスピードで終わりました。
あの長さはなんだったんだ。
その後は自由時間で各自自由に写真を撮ったり、話したり。
ゼミの担任の先生が「みんなで写真を撮りたい!」との事だったので、とりあえず向かうことに。
……人が集まらない
悲しいほどに集まりません。
それはそう、皆さんお友達が多いのです。
すれ違いに「○○ちゃん!写真撮ろ!」と集まった子をハントしていく子が大量にいます。
せっかく集まってもまた1人…また1人と消えていきます。
さて、再三申し上げます。私、こばねは陰キャです。
大学で話せる子は指で数えられるレベルです。
私は寒空の下、みんなが揃うのを震えて待ちつづけることしかすることがありません。
1時間近く外で待機の末、ようやく無事に写真を撮ることが出来ました。
そして、卒業式離脱タイムアタック常習犯は気づきました。
待っているだけでも楽しい。
楽しんで写真を撮っている人を見たり、一緒に震えてる子を観察したり…
卒業式ってだからみんな残るんだな、と20数年生きて初めて学びました。
写真撮り終わり次第、友人達と秒で帰宅したけど。
帰宅
地獄の視線をかいくぐり、無事帰宅。
全て終わったと思いきや、最後の難関が待ち受けていました。
レンタルした着物、畳めない〜〜!!!!
折り目という折り目が自分の体で伸びきってしまい、どこで畳まれていたのか予測不能になってしまいました。こんなに自分の体が憎いと思ったことはありません。
結局、母に全て畳んでもらいました。悲しい。ありがとうございます。
今後レンタルする時は広げる前に写真を撮って置こうと思います。
以上で私の学位授与式の記録は終わりです。
長くなりましたがまとめ。
・可愛い子は正義!
・袴って移動辛い!
・話長いのって聞く側も話す側もいい事ないよね!
・卒業式終了後の空気感が楽しいから残る人も多い!
・レンタル着物はしっかり写メって畳めるようにしておく!!
素敵な体験をさせて貰えて感謝です。
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