Friend.
友人との出会い。
イングランド中部のRugby駅で待ち合わせ。
さほど大きな駅ではなく、出口も1箇所しかないので、お互いを「発見」するのは難しいことではなかった。
初めて会うが、初対面という感じがしない(笑)
実はお会いする前、彼から一つ提案をいただいていた。
彼と会う日は、サッカーイングランド代表の国際試合が開催されている日。
彼の会社では、「観戦したい者は食堂(Canteen)で生放送を見ても良い」ということになっているとのこと。
こういうのは日本ではまだまだ少ないですよね。
彼より。
かなりの人数が食堂に集うことが予想されることから、 Rugby駅からそのまま私の会社に直行しませんか?
「イングランドでイングランドが国際公式戦を戦っている時の雰囲気とか興奮状態」を「生」で味わっていただくことができるまたとない機会かと考えます。
もし、それをご希望の場合に備えて、職場にお誘いする手筈も整えておりますので、ご希望ならばお知らせください。
私は嬉しかった。
何より初めて会う私にここまで提案してくださるとは。
この旅でイギリスの文化や人に触れたいとずっと考えていた。
それにフットボール(サッカー)が大好きだ。
もちろんお願いをした。
彼の職場に案内していただき、食堂へ。
試合は後半。
試合観戦していると、一人の男性が声を掛けてきた。
「どこから来たの?」
「日本から来ました」と答えた。
こういう何気ない会話が嬉しい。
後から聞いたが、私に声を掛けてくれたのは、今回私が試合観戦するために会社にお邪魔して良いか承認してくれた部長さんとのこと。
ちゃんとお礼を言えなかったのが悔やまれる。
試合終了に差し掛かったところ、イングランド代表がゴールを決めた。
周りは大盛り上がり。
日本とは比べられないほどの喜びよう。
最初は驚いたが、叫んで、はしゃいで、同僚と喜び合って。
これが現地の喜びようなんだ。
唯一無二の体験だった。
貴重な体験をさせてくれた彼にとても感謝している。
試合観戦後、彼の職場を後にし、彼がイギリスで一番美味しいと言うフィッシュ&チップスをテイクアウトし、彼の自宅でお互いのことを語り合った。
お互い好きなアーティストのこと、人生観のこと。
話は尽きない。
写真はその時食べた、フィッシュ&チップス。
お世辞抜きで今までで一番美味しかった。
薄めの衣で包まれた大きなフィッシュと、あっさり軽めなポテトは、時間がたってもサックサク。
それほど脂っこくもない。
これだけでお腹いっぱいになります。
「毎日食べれそうですね」と私が言うと、
彼は「毎日食べたら死んじゃいますよ」と(笑)
明日は彼にレスターの街を案内していただくことになった。