#10 パラレルワールドは存在するか
あなたは今、エレベーターの中にいて行き先のボタンを押そうとしている。あなたがそこに来た理由が明確だから、行き先も1つだけだろう。と考えてしまうかもしれないが、パラレルワールドが存在していたら2階を押すかもしれないし、3階を押すかもしれない、はたまた忘れ物を取りに家に戻るかもしれない…。
0次元は点、1次元は線、2次元は面、3次元は立体、4次元は時間、それらには分岐している可能性がある。
無数にある可能性の世界、それが5次元の世界すなわちパラレルワールドなのだ。
SFによくある話ではあるが、現実世界ではありえるのか?証明出来るか?という話になるとかなり難しい話になってくるが、そこで超ひも理論という話が出てくる。
あくまで仮説の話だが、全ての物質は微細なひもで構成されている。それが振動しているらしい。量子力学の話では、量子のもつれによって観測しているかいないによって結果が変わることがあるらしい。
それだけ聞くと難しい話に聞こえるが、石を投げたら着地した石が2つに分かれる。これが観測出来ればパラレルワールドの存在が証明されたことに一歩近づくことになるはずだ。ただ、重なりあった世界を2つ同時に観測しなければならない。分岐した世界を俯瞰できるか、例えば石ではなく素粒子ならどうか?ひも理論を証明してひもを観測したらどうなるか?考えてみるとワクワクする。
オカルトや都市伝説だと笑う人もいるが、かつてそうやって誰も信じられないような話がコペルニクス的解釈でひっくり返ることもあるのだ。人間が実感するには宇宙は広すぎる為、証明されたとしても賛否が分かれたりするだろう。
パラレルワールドの自分はTwitterもnoteもしていない、リアリストで目の前の事しか信じられない人間かもしれない。もしかしたら、無数のドッペルゲンガーと隣り合わせに生きている世界なのかもしれない。
それもまた可能性の話だ。科学の発展と技術の進歩がその答えを見つけてくれるかもしれない。
非現実のほんの一部が現実だと自分は信じたい。
つづく。
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