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磐梯町の農産品の魅力を伝える「農業公社の運営を担う」コーディネーター<地域おこし協力隊>

磐梯町について

磐梯町では「自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり」を総合計画のビジョンとして掲げ、「未来へ繋がるまちづくり」、「やりがいのある仕事づくり」、「充実した暮らしづくり」、「共創協働のまちづくり」を実現していくことを展望に掲げています。
また、地域で稼ぐ人材や産業を育てる仕組みをつくるべく、2021年6月にばんだい振興公社を立ち上げ、地域の生産者や事業者と連携したふるさと納税の推進、愛着人口をキーワードに様々なプロジェクトにチャレンジしています。

磐梯町の農業について
磐梯町は、福島県会津盆地北東部に位置し、磐梯朝日国立公園内の磐梯山や厩岳山・猫魔ケ岳等を北限として、南限は猪苗代湖を水源とする一級河川日橋川が流れています。
町土の約6割は森林で占め、山々の南山麓を扇状に広がる丘陵地や山麓の湧水を水源とする一級河川の大谷川に沿って、農用地や居住地を構成している農山村地帯であり、山紫水明な地域です。

中山間地域に位置する磐梯町は、急峻で狭小な農地が多く、大型の機械が入りにくく、大規模に農業を行うことが難しい現状です。大部分が稲作農家ですが、農業で稼げるよう、法正尻ほうれん草などの昔から力を入れているブランド野菜のほか、最近では、トマトやアスパラガス、ブドウなどの高単価な作物などの栽培に注力する若い農家も増えていますが、最近では、東日本大震災以降にUターンし、農業を志す2代目も多く、彼らが中心となって「ばんだいジオファーマーズ」という有志団体をつくり、磐梯の農業を盛り上げています。

農家の高齢化、離農が引き起こす課題
若手の農家などを中心に、高単価で生産性が高いトマトなどのブランド化を進めているものの、磐梯町は水田も多く、農家の高齢化、それに伴う離農が増えています。耕作放棄地にしないためには、現役の農家が農地を引き受け、米の生産を行なっていますが、離農が続けば、既存農家の負担は増え続けます。実際に、「あと数年で農地の引き受けは限界だ」という農家さんの声も聞かれています。
そうなると、離農が加速し、担い手が減少し、耕作放棄地が多発し、農地の有する多面的機能が喪失されます。また、田畑は荒れ、鳥獣害被害が増えます。結果、磐梯町の農村の景観も荒廃し、過疎化や観光資源としての魅力が損なわれるという悪循環に陥ります。

「農業を、磐梯町の未来をつくる産業の1つにする」ために、磐梯町がチャレンジしたいこと
稼げない稲作のままでは、既存の農家も、これから新規就農する人も、田んぼの管理に追われてしまい、農業が魅力的な生業になっていきません。

そこで、磐梯町では、中山間地域の農業を支える仕組みの構築として、中山間農業複合経営拠点「(仮称)磐梯町農業振興公社」を設立し、「農業を支える取組」と「農業で稼ぐ取組」について挑戦するべく準備を進めています!
現在は「ばんだい振興公社」の一部門として立ち上げ、主に商品開発・ブランディング・PRといった「稼ぐ農業」の実現に向けた取り組みを中心に実施しています。


業務について

■プロジェクト内容
農業公社の運営に係る活動
・6次化商品開発
・磐梯町の農産品のPR・ブランディング
・産直イベントやマルシェ等への出店、消費者との関係構築
・都市部の飲食店や小売店との関係構築、販路開拓
・消費者および飲食店や小売店等からの情報収集、生産者へのフィードバック等

■期待する成果
・農業を軸にしたビジネスの仕組みづくり
・地元農家を支える仕組みづくり
・町の農業の魅力発信
・愛着人口の増加

■求める人材像・スキル
・農業、マーケティングや商品開発、流通に関する経験がある方は優遇します。
・地方創生、地方活性化に関心がある方
・農業法人の経営や農業に関心がある方
・地域住民や生産者等と柔軟なコミュニケーションがとれる方
・人と接することが好きで、人の話に真摯に耳を傾けられる方
・磐梯町に定住してプロジェクトを継続する意思がある方
・法人への就業を目指し、本町と共に意欲的に取り組む意思がある方

■協力隊員卒業後のキャリア
・農業振興公社での継続雇用
・農業生産法人へ就業し、継続的に磐梯町の農業をサポートしていく
・新規就農し、新たな農業の担い手として地域に根付いた暮らしをしていく
など、キャリアプランに応じた上記のサポートをさせていただきます。

■農業分野で活躍する先輩地域おこし協力隊大森さんからのメッセージ
磐梯町は農業が盛んな地域です。小さな町ですが標高差が400mほどあり、作りたい作物によって適しているほ場も変わってきます。どんな作物を作りたいか、それに適した場所はどこなのか、見定めていくことが重要です。農業は自然が相手とはいえ、人との関わりも重要です。活動期間中、農家さんと丁寧にコミュニケーションを取っていくことを心がけていました。実際、卒業後に新規就農する際に田畑がある地区に対しては、自ら動いて地区の農家さん全員に集まってもらい、自分がやりたいことを伝える場なども作って準備を進めています。
また、協力隊の任期中に、堆肥作りについても学んできました。農業に欠かせない堆肥を、磐梯町の資源を循環させてつくるプロジェクトも形にしていけるように、関連する部署や地域の事業者の方の協力も得ながら進めています。
大森さんの活動

農業分野で活動する先輩地域おこし協力隊の大森さん(写真左)


地域おこし協力隊募集要項


1募集期間

令和6年11月18日(月)〜令和7年2月14日(金)
※メールないし郵送にて応募。郵送の場合は、当日消印有効とします。
※選考は順次行います。採用が決まったプロジェクトから募集は終了しますので、お早めにご検討ください。

2提出書類
○磐梯町地域おこし協力隊員応募用紙
応募用紙」のリンクからダウンロードしてください。
○履歴書(市販のもの。直筆及び要写真貼付)
○住民票

3選考方法
○1次選考:オンライン面談
※行政経営課にてオンライン面談(Teams)を行います。
○2次選考:磐梯町役場面接試験
※2次選考の日時、場所は1次選考合格者に通知します。
※結果は2次選考受験者全員に文書で通知します。
○その他
※応募に係る費用(書類申請、面接試験に伴う交通費等)は全て応募者の負担となります。

募集概要

・応募条件
①申込時点で、3大都市圏または地方都市等(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)に在住し、採用後に磐梯町に住民票を異動し、居住できる方
②磐梯町に1年以上居住する意向のある方
③心身ともに健康で誠実に業務を行うことができる方
④普通自動車運転免許を有し、日常的な運転に支障のない方(AT限定可)
⑤過疎地域の活性化に意欲があり、地域住民とともに活動ができる方
⑥パソコン(ワード、エクセルなど)の一般的な操作ができる方
⑦活動期間終了後に磐梯町において起業や就業をし、定住してもいいと考えている方
※地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格条項に該当しない方

・契約条件
1活動時間
1日あたり8時間程度
 始業時間及び終業時間は活動の実態に応じてご調整ください。
活動日数:1か月あたり20日(150時間)程度
休日:お休みは活動の実態に応じてご取得ください。

2身分・任用期間
町と個人委託契約を締結して活動。(町との雇用関係無し)
契約期間:令和8年3月31 日までとし、活動状況に応じて最長 3年間委託契約を更新します。

3賃金等
260,000円/月

4福利厚生
国民健康保険、国民年金への加入は自己負担とします。

5住居
住居は農家住宅へ住み込み又は下宿を推奨します。下宿代は4万円/月程度補助します。
賃貸物件を契約する場合は、予算の範囲内で賃料は全額支援します。
 -住居に係る光熱水道費は自己負担となります。
-転居に係る旅費や経費は自己負担となります。
-生活に係る消耗品費は自己負担となります。

6自動車等
活動には自家用車をご利用いただきますが、燃料費として移動距離に応じた実費分を支援します。

7その他
副業OK(事前に町の許可が必要)
PC・携帯電話の貸与なし
 -自己所有の携帯電話及びPCをご利用いただきます。通信費として1万円/月を支援します。
その他、活動に必要な経費や専門的知識やノウハウを学ぶ研修費等については、予算の範囲内で支援します。
毎月の活動報告書と請求書をご提出いただきます。

問い合わせ先

担当自治体窓口:磐梯町役場 行政経営課政策係
メールアドレス:bandai-seisaku-tiikiokosi@town.bandai.fukushima.jp


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