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磐梯町民に磐梯町のコトを聞きました。 -鈴木勇一さん・鈴木悟司さん【福島県|磐梯町】

移住者・地域の方々へのインタビュー
 令和5年度夏季に実施した「磐梯町地域おこしインターンシップ」にて、磐梯町の移住定住の促進、愛着人口を増やすために、すでに移住している方々や、長く磐梯町に住われている方々に、「磐梯町に惹かれた理由」「磐梯町の良さ」を聞き出すインタビューを6名の方に実施しました。

「磐梯町地域おこしインターンシップとは?」

 磐梯町では、「地域おこし協力隊インターン制度」を活用し、地域おこし協力隊を経験し、将来的に磐梯町に移住・定住や愛着人口につながる可能性のある若者を対象とした「磐梯町地域おこしインターンシップ」を実施しています。

 令和5年度は、累計9名の参加者と一緒に「磐梯町が現在抱える課題の把握とその課題をもとにしたプロジェクトの企画・設計」を目的に、夏と冬の2回開催。夏季開催は「移住定住・愛着人口の誘致」、冬季開催は「愛着人口を増やすには?」をそれぞれテーマに、地元住民や役場職員へのヒアリング・インタビューを行い、参加者が考えつ自分達なりの政策提言を実施しました。

以下インターンシップ参加者作成のインタビュー記事になります。

はじめまして。地域おこし協力隊のインターン制度を使い、短期インターンをしている羽賀です。

インタビュー記事第二弾となる今回は磐梯町認定農家である鈴木勇一さん、鈴木悟司さんを取材させていただきました。

鈴木さんたちに磐梯町の「農業と暮らし」について詳しく尋ねてみようと思います。

鈴木勇一さん 鈴木悟司さん
磐梯町にてGAP認証を取得し、特別栽培認証のもと認定農家としてお米づくりをしている。

  ーこれまでの経歴や今現在のお仕事に教えてください。
農家をしています。磐梯町の認定農家として活動しています。朝5時ぐらいから作業始めて、お昼の2時ごろまでやっています。昼は暑いからね。みんな年を取って外での仕事も終わる時間が早くなってきました。

ー冬の時期はお米以外の活動をしているのですか。
除雪の活動を行政の人に誘われて・・。朝2時ぐらいからやっています笑。11月から3月、2時半〜7時まで除雪をしています。朝子どもたちが学校に通学する前までに除雪するようにはしています。

ーどの年の雪が酷かったですか。
夜通し雪かきした時がありました。行政職員の方がおにぎりを作って持ってきてくれて。その時は大変でしたね。2010年のクリスマスの時だった気がします。

ー磐梯町の地域について教えてください。
ーこの辺は空き家が多いですか。
多いです。移住される方も少なくて、農家としてくる方は少しいますかね

ー若い方は地域にいらっしゃいますか。
うちの娘が21歳だけど、そんなにいないですね。息子たちが勤めに行って家を出たり。けどこの行政区は若い人が多い地域だと思います。

ー町にどんな愛着がありますか。
もうこの年になったらどっかにいくのはないですね。若い人が残っているから地域に魅力は何かあるんじゃないかなと思っていますよ。

ー冬の楽しみ方はありますか。
この年になるともうウィンタースポーツをしないですね(笑)子どもの頃とか子どもたちと一緒に行ったりしました。

ー磐梯町の魅力について教えてください。
人間性がいい所です。隣同士が親戚みたいなもんだから、困った時は助けてくれるもんですよ。

ー普段のくらしについて教えてください。
買い物行って寝てるぐらいかな。蕎麦は食べた方が良いね。おすすめだよ。確か道の駅にあるから食べてみてね。あとは温泉だね。【いいでの湯】がおすすめです。お休みの日はこの町の特徴なのか週に1日くらい行政区全体がお休みになる特徴があります。磐梯町から若松に休日に出かけることは多いですね。

ー熊とか猪などの獣害などはありますか。
結構やられますね。熊は結構出ます。この前は役場にも熊が来たみたいです、住民票でも取りに来たのかなって(笑)

ーお二人が感じる政策の魅力について教えてください。
農家には手厚いなって思います。ビニールハウスの支援とかあるし機械導入に対して補助があったり設備投資がありますね。大体300万円くらいの補助があるんじゃないかな。

ー新規就農に対してのサポートはありますか。
行政からはないと思います(※)。地域のなかで教えたり県の農業委員の人が来ていたりするけど、農地は地域に結構あるけど、道具や機械を入れる小屋がなかったりします。だから作っても置いておく場所がないかもしれません。地域で共有で持つ古屋とかもないですね。

※  磐梯町では、町で新たに就農される方に向けた、独自の就農支援制度とサポート体制もあります。詳細については以下をご確認ください。

ーこうなったら便利だなみたいなことはありますか。
傾斜の草刈りは結構大変です。なので機械で草刈りできると便利になりますね。トラクターとかで一気に。けどその為には道路も直したり機械も購入するとなると結構お金はかかってしまいますよね。

ーお二人のご兄弟はいらっしゃいますか。
兄弟は全員磐梯を離れているかな。 

ー移住定住促進について、町のことを教えてください。
ー町の集まりとかはありますか。
この前の町民運動会とかだね。初めにそこに出てこないといけないかな。そこで住民と交流して欲しいです。どんな人か最初はわからないから、わからないことは不安にも繋がりますし出てきてもらって交流してもらえたら嬉しいですよね。

ーどんな人にきてほしいですか
近所付き合いや挨拶はできる人ですかね。この古屋は地域の人が集まる溜まり場にもなっていますから結構話す機会は日常的にはありますよ。新規就農はきてほしいけど、古屋がないですからね。弟子入りとかは全然ウェルカムです。

ー今日は貴重なお時間をいただきありがとうございました
こちらこそ、ありがとうございました。

ーインタビュアーからの感想ー 
お二人は人のつながりを大切にして日々を過ごしている印象を抱きました。まさに人のつながりが磐梯町の魅力とおっしゃっていました。近隣の方とは困ったときはお互いに助け合う関係だそう。磐梯町の課題についてお聞きしたところ、人口減少が課題であることから、磐梯町に移住する人が増えてほしいという想いをお話しくださいました。私の地元では子ども会の解散などで地域内の交流が減り、地域コミュニティーが薄れてきているような気がします。私も人のつながりを大切にしていきたいと思います。取材に協力頂いた勇一さん、悟司さん、ありがとうございました。(下條)

インタビュアー紹介
下條未遥(シモジョウ・ミハル)
2003年生まれ、岐阜県岐阜市出身。
福井大学国際地域学部2年。大学では福井県おおい町にてまちづくりに関わる。県内の学生向けプログラム、イベントや子どもと関わるボランティアに参加。他の地域のまちづくりの現状を知りたいと思い、地域留学への参加を決意。今後の活動については考え中。

行華風蘭(ユキ・カフラ)
2001年生まれ。東京都杉並区出身。 早稲田大学社会科学部四年。 所属するゼミでは、静岡県伊豆市の棚田の保全や世界農業遺産に認定されている、畳石式栽培で栽培される「天城わさび」の魅力発信のためのPV作成等の活動をしている。 自然に囲まれてキャンプをするのが趣味。

「磐梯町民に磐梯町のコトを聞きました。」全5回
 Vol. 1:渡辺正雄さん
 Vol. 2:戸田かなえさん       
 Vol. 3:鈴木勇一さん、鈴木悟司さん 
 Vol. 4:中嶋貴子さん        ※6月28日公開
 Vol. 5:大田喜代和さん       ※7月1日公開
                ※随時更新予定


【磐梯町の移住・定住についてのお問い合わせ】
磐梯町役場HP
磐梯町役場 行政経営課 行政経営係
 bandai-gyouseikeiei@town.bandai.fukushima.jp

▼ 本気で移住を検討している人向け ▼
【 磐梯町移住・定住ガイド 】
福島県磐梯町の移住・定住に関する情報を紹介するページです。まちの概要、相談窓口の紹介、空き家や公営住宅などの住まいに関する情報、仕事探しに関する情報や子育て環境などの情報等を紹介します。

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