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ボーク重子さんと「非認知能力を学ぶ」

どうも、みなさんこんにちは!うっちーです。

11月4日(月)にボーク重子さんが3回目の来磐梯。
今回も元気に少人数ではありましたが、「家庭でできる非認知能力の育て方」について学びました。

連休の最終日ということもあり、皆さん都合をつけて参加すること自体が大変だったと思います。そんな中でも保護者の皆さんと子どもたちとアクティビティを通して、「自分らしくあること」を温かくもしっかりと感じられる時間になりました。

今回は、粘土とパスタを使ったアクティビティでスタート!

「粘土とパスタで何をするの?」

答えは、パスタタワーを作る!
パスタと粘土でタワーを作るとシンプルなワーク。
子どもたちも大人もみんな思い思いにタワーにしていきます。
粘土を土台にしてみたり、パスタを何本も立てて柱にしてみたり―
熱中して取り組みます。
小学生も未就学児もいましたが、なんと40分近く熱中して取り組んでいました。粘土の種類や形を変えてみてtry&errorを繰り返して、納得がいくまで作っていました。

パスタと粘土で素敵な色のタワーが出来上がっていく

ボークさんが親子で体験したスタンフォードのワークショップ

ボークさんはこのパスタタワーをスタンフォード大学のワークショップで体験したそうです。その時に時間制限もある中で、より高いタワーを構築できたグループは次の3つのうち、どのグループでしょうか?

①大人だけのグループ


②子どもだけのグループ


③大人と子供の混合グループ


正解は、②子どもたちだけのグループ

大人はまず頭で考え、あれこれ議論しグループとしてより良い構築の仕方を決めることに多く時間を使ってしまったそうです。
しかし、子どもたちだけのグループは、どんどん作ることから始めて、うまくいかなければやり直したり別の方法へチャレンジしたりと作業を続け、時間になるころには、子どもたちのグループが一番高いタワーを構築していたそうです。


それは想像する力や発想をどんどん転換していく力「やりたい!」「やってみたい!」で推進していく行動力がとめどなく溢れる子どもたち本来の姿が発揮された結果だったようです。

大人も子どもも熱中して取り組む

「これしなさい」「あれしなさい」は自己有用感や自己効力感をうばってしまうことになる

今回のタワーアクティビティを通して、大人が決めた「やるべきこと」「やらせること」が、どんどん積み重なっていってしまうことは自分を認める力(自己有用感)誰かのためになっていると感じる力(自己効力感)を奪ってしまうことにつながる。

「成功・失敗と判断されること」や「上手・下手と価値づけられてしまうこと」が日常的になればなるほど、未知の新しいものと出合った時に自分にはできないと思ったり「失敗」したくないと感じたり、チャレンジすることすらできない子たちを作ってしまうことにつながるとボーク重子さん。


非認知能力の重要性を話してくれるボーク重子さん


今後10年から20年後には、現在ある47%の職業がAIにとって代わると言われている現代で、子どもたちは今まで通りの環境で過ごしていくことの方が難しい未来を生きていきます。

今まで「やったことがある」「やってきたことがある」ことだけでは、生きていけない日常になった時に待っているのは「新しいチャレンジ」

だからこそ、自己決定・自己選択していく力は重要だとボーク重子さんは強く語ってくれていました。


最後はみんなで素敵な笑顔

さて、次回のボーク重子さんワークショップは現在のところ日時は未定となっています。皆さんが、より参加しやすく集いやすい機会を検討していきますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。