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7/27 パウエル議長のタカ派発言は聞けず
あいさつ
兼業トレーダーのBancilです。いつもご覧いただきありがとうございます。投資5年目/テクニカル4割/ファンダ6割/兼業トレーダー/ファンダを勉強中でnoteはアウトプットの場として活用中❕
ファンダメンタルズ
昨日の値動き
SP500↘️NASDAQ↘️US金利↘️USD➡️JPY↗️
EUR↗️GBP↗️AUD↘️NZD↘️CAD↘️OIL↘️
株式市場:SP500とNASDAQはやや売られた1日になりましたが、ダウは小幅に上昇したことで連騰中です。個別銘柄ではAlphabetの決算が好調だったので買われ、MicrosoftやTIは売られたので、半導体株の上値を抑える形になりました。また時間外でMetaの株価が上昇、売上高見通しが市場予想を上回りました。
国債市場:米国債は総じて買われたので、利回りは低下しています。深刻な問題になっている逆転イールドの幅は、依然として100ポイント前後も拡大しており、今後はどの様な動きをして正常に戻ってくるのか注目です。
為替市場:円が買われ、ドルはやや売られました。ドルストレートはまちまちで推移し、クロス円は全て下落、ドル円は一時139.92を付ける展開になりました。豪ドルが最弱通貨になった背景には、豪CPIが低下している事で、利上げは無いと踏んだ投資家から売りが入りました。円の上昇要因は金曜日に発表される日本の金融政策で、予想外の方向に行っても良い様な準備に入ってる投資家が増えた事で上昇しました。
原油市場:米の原油在庫がほとんど減少しなかったので、売りが優勢になっています。ただ、一部の原油在庫が低水準になっている事で、下げ幅は限定的になりました。
オーストラリア消費者物価指数
注目度は低く、本質的な動きにはなりづらい指標ですが、個人的には注目している指標です。オーストラリアのインフレ率は高く、6月のRBAでサプライズ利上げをし、7月のRBAは据え置きました。8月も据え置きが濃厚で、それを見極める為にも今回のCPIは大事なデータになっています。結果は以下のとおりです。
前回5.6% 予想5.4% 結果5.4%
修正5.5%
結果を受けてマーケットの反応は豪ドル安、豪金利低下に振れました。FOMC前の発表なのでトレンドにはなりませんでしたが、日通し売られました。
今回の発表で次回のRBAは、利下げを強調できるほど低下していませんので、ほぼほぼ据え置きの可能性が高いと思います。もし、利下げしてきた場合はロングの考え方を変えていかなければなりません。
FOMC金融政策発表
昨日のFOMCで政策金利を発表し22年ぶりの高水準に金利を引き上げ、金利誘導目標を5.00-5.25から5.25-5.50に引き上げました。今回の政策決定は全会一致だった様で、早期インフレ退治に向けて強気な姿勢を改めて示しました。
前回5.00-5.25 予想5.25-5.50 結果5.25-5.50
0.25%利上げ
6月は据え置き
FOMCの発表を受けてマーケットの反応は株高、金利低下、ドル安に振れました。ただ事前のコンセンサス通りの発表だったので、大きく動かず、焦点はパウエル議長の発言でした。
パウエル議長の発言は、ここ最近の株高を踏まえてタカ派な発言を警戒していましたが、結果[今後もデータ次第、9月は利上げと据え置きの両方とも可能性がある]など、予想していた強めの発言はありませんでした。
来月はFOMCが無いので次回は9月になります。今のところ据え置きが濃厚ですが、今日のGDPや CPI、雇用統計など多くの経済指標が発表されます。9月のFOMCまで時間があるので、大きく変わるかもしれません。またfedメンバーはあと1回の利上げを言及していたので、インフレ率が鈍化していない、あるいは雇用が底堅いなどが出ると、もう一段利上げをしてくる事が考えられます。
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7月のFOMCを終えて、大口の金利予想
トレードプラン AUD/USD(L)
保有中ポジション→0.6760×1
0.6750×1
0.6740×1
週足
昨日の豪CPIで売り圧力が強まり、FOMCで損切りになるかと思ってましたが、何とか踏ん張っています。今のところ10、20SMAがサポートになっていると黄色のトレンドラインも意識されています。ただ雲の下限にレジスタンスされており、この水準(0.68)を上抜けない限りは、ロングを持ってる自分からすると厳しい展開です。DXYも101ポイントで踏ん張っていますが、下にブレイクしない限りはドル安の優位性が無くなります。
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日足
レンジ(0.66〜0.68)をブレイクしたのですが、ダブルトップを形成し高値圏の揉み合いが続いています。レジスタンスされているのは0.68のキリ番で、サポートになっているのは20、200SMAや雲の上限です。BBはスクイーズに向かっており、RSIは50付近で反発を見せるも続かず、MACDは一旦デッドクロスを仕掛けた所で持ち堪え、その後は完全にデッドクロスしています。今の相場は完全にファンダの煽りを受けているので、もし逆のファンダが出た時はすぐに損切りした方が良いです。
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4時間足
高値を切り下げて推移し、紫のトレンドラインと水色のトレンドラインで三角持ち合いになっています。紫のトレンドラインを抜けた時は、同時に雲も上抜けると思うので、レンジの上限を超える可能性が高まります。逆に水色のトレンドラインを下回ると0.660まで落ちる可能性があるので、その時は損切りして下で入り直す予定です。
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※トレンドライン見方
月足→赤色
週足→黄色
日足→水色
4時間足以下→紫色
まとめ
昨日のFOMCを通過して、今日はECB政策金利発表と米GDPの発表があります。GDPは速報値になりますので、大きく動く可能性があり、場合によっては昨日のパウエル議長の発言を吹っ飛ばす可能性もあるので、警戒が必要です。
今日の注目指標
21:15→ECB政策金利発表
前回4.00% 予想4.25%
21:30→米GDP
総 合 前回2.0% 予想1.8%
コ ア 前回4.9% 予想4.0%
個人消費 前回4.2% 予想1.3%
21:30→米新規失業保険申請件数
前回22.8万件 予想23.5万件
それではまた明日(^∇^)