12/15 (水) パウエル議長 発言の上手さ

ファンダメンタルズ
・注目されていたFOMCはイッテコイの動きとなり、パウエル議長の発言もバランスを取ってきた印象です。中でも気になったのはコアインフレの鈍化を認めた事と、次回の利上げ幅0.25%を否定してこなかった事です。よってターミナルレートは今のところ475-500がコンセンサスにあるようです。今回のFOMCでは、2023年のリセッションについての発言は無かったものの、FOMCメンバーの大半からはリセッセションを懸念していると思います。従って、ここ最近上げてきた株は上値が重くなる展開が続くと思います。
・米短期金利はFOMCの発表直後に4.30%を超えたが、引けにかけて戻し、日足は陰線となりました。またドルも買われましたが金利と同じように引けにかけて戻しました。株式も3指数共にまちまち。全体的に似た動きです。チャートを見てもパウエル議長の発言にサプライズが無かった事が見受けられます。
・昨日は日銀からヘッドラインが飛んできました。内容は黒田総裁の任期は来年の4月で、それに向けて新体制下の元、金融政策の点検や検証を同年中に実施するとの内容でした。もし日本の金融政策に変更があるとすれば2016年から導入されたYCC(イールドカーブコントロール)の引き上げでは無いかと思っています。実現したら円は急上昇すると考えています。 
注目したい通貨ペア→USD/円
・週足は特に大きな動きは無く、ピボットに張り付いている感じです。注目されていたイベントを無事に通過したことによって、トレンドは出づらそうです
・日足は200SMAに引き続きサポートを受けています。しかしBBは上も下もたれている事から上には生きづらそうな印象です。
・4時間足はBBがゴールデンクロスに向かっている事とRSIが上向きになっている事は押し目要因だと思いますが、他に上昇材料が見当たらないです。ファンダを考えても、戻り売りがベターかと思います。
 ひとこと
・昨日のFOMCを無事に通過したと思ったら、今日はBOEとECBがあります。どちらも声明があり注意をしなくてはなりません。また、ユーロとポンドをトレードしている方は十分気をつけて下さい。
それではまた明日(^^♪


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