No.3無計画は『失敗』を計画している

本文章は、経済学に関するセミナー(2020年8月15日開催)の議事録です。
いわゆる「経済学」のイメージとは異なる内容でしたが、
スピーチとしては非常に興味深い内容だったかと思い投稿しました。

1:「旅」
Q:旅に出る時、あなたは何を持っていきますか?
⇒パスポート・スマホ・パソコン・本…etc

Q:では、行き先が南極だと言われたらどうしますか?
⇒当然、持ち物は変わってきますよね。

ゴール(目標)を決めなければ、持ち物(手段)を決めることはできない。
まずは、ゴールを知るために知識を吸収していかなければいけない。目標になる人を探すのもいいし、本を読むこともいいだろう。

2:「命」
Q:あなたは余命が864万秒だと言われたらどうしますか?
⇒ぱっと聞いても正直実感が沸かないですよね。

Q:あなたの余命が100日だと言われたらどうしますか?
⇒取り敢えず、会社を辞める。
⇒何故ならお金の心配もしなくていいから。

同じ「100日」という時間であるのにも関わらず、このような印象の差が生まれてしまうのは「臨場感」の違いによるものです。自分事だと認識すること、認識させることが自分を動かす鍵になる。

3:「努力」
努力には2種類ある。
①自分の能力を高める努力。
②自分に協力してくれる人を集める努力。

結論、レバレッジが大事。自分を高めることには限界があるが、周りと協力することには限界はない。周囲と協力し、得意を共有し合うことで規模が拡大して、得られる成果も大きくなる。

参考作品:
①『IKIRU』黒澤 明
「余命宣告を受けてからはこの男には生きた時間はなかった。ただ時間を消費しているだけである。」残された人生に臨場感を持たないと、一度も人生を生きることなく終えることになる。

②『明日死ぬかもしれないから、今お伝えします。』
ある日、男性のもとに死神が現れてこう言いました。
「あなたは明日死ぬかもしれない。しかし、今から書いてもらう一枚の手紙の内容次第ではこの運命は変化する。」
そして、奥さんへの手紙を書き終えた男性に死神はこう付け加えました。
「帰ったら、この手紙は必ず奥さんに渡しなさい。必ずだ。」と。