第3稿:高校時代②大学受験
どうも鹿です。
前回の続きになります。
高校3年生
時は流れ、高校3年生の春。
受験まで残り1年を切りましたが、成績は一向に伸びる気配がありません。
成績が上がらない→モチベーションが下がる→勉強時間が減る→成績が下がる、という負のスパイラルに入り込んでしまいました。
そんな中、1つの転機が訪れます。
転機
私のいた高校では、習熟度別授業という制度が授業に取り入れられていました。
具体的には、科目ごとに習熟度別(成績別)で授業クラスが決められ、定期テストの成績次第でクラスが変動するというものです。
どんな転機が起こったかというと、春の定期テストで生物のクラスが最上位クラスに上がったのです。
そしてそのクラスの担当の先生が、私の人生の方向を大きく変えることになります。
授業
クラスが上がって初めての授業で、私は期待と緊張とともに先生が来るのを待っていました。
というのも、友人らは以前から「あの先生はすごい」「授業が楽しい」とよく言っていたので、「何がすごいのだろう?」と気になっていたのです。
いよいよ先生が教室に入ってきました。
軽く自己紹介をして、プリントを配ると、皆突然机を班ごとに並べ始めました。
私は呆気にとられながら机を移動し、プリントに目を落とすと、ほぼ白紙でした。
書いてあったのは、班分けと少しの説明のみ。
その授業は自分たちで教科書や資料集について内容をまとめ皆に発表する、最後に大学で学ぶ内容と関連させながら先生が解説するという形式でした。
私は「こんな授業があるんだ!」と驚きでした。
当時少しずつ始められていたアクティブラーニング、まさにそのものだったと今は思います。
そして、その授業はとても楽しいものでした。
その理由は主に以下の2点です。
・どうすれば相手が理解してくれるか?、どうすれば面白い発表ができるか?を考え、主体的に積極的に学ぶことができた点。
・大学の生物学に触れることで、高校生物の位置付けやその先を理解することができた点。
この授業をきっかけに、今まで楽しいと思っていた教科がより面白く感じられるようになり、自ら進んで学ぶということが以前に増してできるようになりました。
こうして、楽しい→勉強のモチベーションが上がる→勉強時間が増える→成績が伸びる→さらに楽しめる、という正のスパイラルに入ることができました。
数学を除き、、、
受験
しかし、現実は厳しいものでそう全てが上手くいくはずもありません。
センター試験は絶望的。
当然二次試験も全落ち。
こうして浪人時代へと続いていきます。
今回はこの辺で筆を置きたいと思います。
それではっ(大好きな某作家さんの後書きの結びの言葉より)