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今度はあたしが轢いたんじゃない💦ねこのハナシ

以前過去記事で私が猫を車で轢いてしまった話をしました。

今回はそれより前の話になります。

ハタチ前後の頃おっきなおもちゃ屋でバイトをしていた。

半分はおもちゃ屋、半分は雑貨のお店。

バイトが終わったあと

車を運転して帰路についた。

18才で車の免許をとって、すぐ中古の安い車を買った。

(お母さん銀行に借金して)笑

毎月決めた金額を返済するのと、ガソリン代を稼がないといけない。

よくお金が無くてGSで「10リッター入れてください」って

言ったりしていた💦(満タンなんて言ったことなかった😅)

今みたいにセルフなんてなかったから

けっこう恥ずかしい😅

そんなにしてまで乗りたかった、およそ女の子が

乗らないタイプの車(笑)

(注)改造車とかではありません💦

友だち何人かと車で出かけると、みんなで出し合って

そういう時だけ「2000円分入れてください!」

って言えた・・・きゃっほ〜!(喜)

その日バイトの帰りにその辺りを通ったのは19時頃

ライトを点けて走っていたので

おそらく夏ではなかったのだろうと思う。

いつもの道を帰る。

片側1車線だけど狭い道路ではない。

しばらく走っていると、この車の前方を走る3〜4台の車が

センターライン側にふくらんで何かをよけているようだった。

あきらかに何かが道路に落ちているんだと思った。

前の車との車間距離をあけて少し速度を落として徐行した。

前を走っていた車がセンターライン側に膨らんだ時

道路のはじに何かが横たわっていた。

ねこだ!

すぐにわかった。

前の車と同じように横をすり抜けて

通り過ぎようとした。

その時私の車の照らすライトの光の中

そのねこは

少しだけ首を持ち上げた。

「生きてる‼️」

とっさにハザードランプをつけて車を停めて降りた。

ねこのところへ行くと

今度は首も上げずに

横たわったままこっちを見た。

よかった。生きてる。

出血している様子はなかった。

その道路は両側にスーパーやコンビニ

飲食の店などが並ぶところ。

今いる場所からほんの数軒先に動物病院があるのは

いつも通っているから知っていた。

車をできるだけ端に寄せて止めてから

その子を抱き上げた。

飼い猫なんだろうか。

キレイな真っ白いそのねこは

抱き上げるのに少しもいやがらなかった。

ただ、体に力が入らないのか

くたっとしていた。

その子を抱いたまま歩いてその先の動物病院へ連れて行った。

病院は看板の電気が消えていた。

おそらく19時とかまでだったのだろう。

なんとかして診てもらいたかったあたしは

電気の消えた病院のとなりに建ってる自宅らしき家の

インターフォンをならした。(ゴメンナサイ)

インターフォンごしに事情を話したら

そこの病院の先生の奥さんらしき人が出てきて

病院の電気を点けて中に入れてくれた。

「かわいそうに。ここに寝かせてあげて」と言って診察台を指差した。

主人も今すぐ来るからちょっと待っててね。

助かった。ありがたい。診てもらえるんだ。

そのあと先生が来て

レントゲンを撮ったり検査してみないと正確なことは

わからないけど…先生は話をしながら

ねこちゃんの身体をくまなく観察した。

今のこの感じだとすぐ命に関わることはないと思うよ。

とりあえず明日朝からあちこち検査してみるから

このまま預かるね。

名前と連絡先を告げて帰ってきた。

ここの病院の先生がいい人でよかった。

次の日様子を見に病院へ行った。

まだ立ち上がることはできないようだったけど

顔を起こしてこっちを見た。

先生が身体はだいぶ打ちつけられているみたいだけど

骨折はなかったよ。

頭も内臓もとくに問題はないようだよ。

まだフツーにはご飯を食べられていないようだけど

ちゃんと元通り元気になるのだろうか。

その日持っていた5000円だったか、一万円だったかを

置いてきて、ねこちゃんのことをお願いしてきた。

それからバイトの前とか時間のある時に病院に通った。

ホントにお金無かったから

いくたびに5000円とかくらいずつ置いてきた。

4回目くらいに行った時

ねこちゃんはケージの中で座っていた。

ごはんも自分でフツーに食べられるようになったらしい。

先生が「この子はもう大丈夫だよ。あとはこっちでこの子を

面倒みるよ。元々あなたの飼ってたねこじゃないんでしょ?

この辺りの飼い猫みたいな気もするし、ちょっと飼い主さんを探してみるよ。

助けてくれてありがとね」って言った。

お礼を言ってねこちゃんのことをお願いして帰ってきた。

それ以降病院に行ってはいないので

その後どうなったのかはわからないけど💦(無責任でゴメンナサイ)

元気になって、できれば飼い主さんの所へ戻ってくれてたら

いいな。って思う。

たびたびこういうことに遭遇する運命なんだろうか。あたしって

猫は大好きだけど飼ったことないし

あまり深く関わったこともないし。不思議

自分で轢いてしまった件はもちろんあたしの責任。

でも、どっちも近くに動物病院があった奇跡(動物病院なんてそこら中

どこにでもあるわけじゃないのに)

どっちの子も命に別状なく助かったこと。

ほんとになんてありがたいことなんだろう。

それでも一番の奇跡は

あの子が力の入らない体で

あたしに頭を持ちあげて

生きてることをおしえてくれたこと。

キセキでしかない。

そう…思います。





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